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【海外発券♪TPE発】〈NH〉④

皆さ~ん、こんちは!!(^^=)/

今回はフェアの作られ方を勉強しましょう。 

国際航空運賃とマイレージの関係を紐解きます。

ANAの「台北⇔福岡」の料金幾らだっけ?

その通り!!「9000NTD」



前回比較した台湾の航空会社には直行便があり運賃は、

「CI / チャイナエア」が最安値「8,900NTD」でした。






国際航空運賃は、大きく分けて二つに分類されます。

「マイレージ制」と「ルート制」

マイレージ制は、総飛行距離から料金を算出します。

ルート制は、直行便がない場合などに用いられ、経由する事で航空会社独自のルートで販売する運賃。

ここで重要になるのが、「TPMとMPM」





「TPM」は(トータル・ポインテッド・マイレージ)の略で、

「出発地から目的地」への総距離。

「MPM」は(マキシマム・ポインテッド・マイレージ)の略で、

その行程に許可された最大距離のこと。



経由地を変えると幾らでも遠回りが可能でしょ。

そんな客のお遊びやワガママに付き合ってられない。

沢山乗りたきゃ対価を払えって事なんです。

欲張りさんに悪用されない様に、目的地毎にの最大距離を設定しています。

ただ、ホントに飛ばなきゃならい人用に免除措置が設けられている。

それが「25M」まで。

「MPM」の「25%」までなら追加していーよってルール。

料金も25%増しになる。このような料金形態がマイレージ制です。

今回扱った「台北発券」では、

BR(エバー航空)とCI(チャイナエア)には、福岡行の直行便がある。

ANAには直行便がないので、福岡へは「東京経由」になります。

「台北⇔福岡」間の、

「TPMは802マイル」・「MPMは962マイル」です。


ここで重要になるのが、総飛行距離。

ANA利用で「台北→東京→福岡」のルートを取ると、

総飛行距離は「1897マイル」

「台北から福岡」のMPMは何マイルだっけ?

そう「962マイル」。

「東京経由のルート」だと1897マイルなので、

「962マイル」の25%増しどころか、200%増しになっちゃってる

これを「マイレージ制」の運賃で適用させよとすると成立しない。

CRSの計算では「EXC」(エクシード)と表示される。

そこで登場するのが「ルート制運賃」になるんです。

折角台北に飛んでるのに東京までしか客を引っ張れない。

そんなんじゃ東京住みの人、東京へ観光・出張する人しか利用してくれない。

大阪、名古屋も同様で、直行便がないから台湾キャリアに太刀打ち出来ないでしょ。

それを誤魔化す手段が「乗継地で2回S/O出来ます」って言い換えた綺麗な表現になる。

更に福岡は台北から近いし、CI(エアチャイナ)の設定料金を下回る事が出来ないので、

「東京行きと同料金に設定」されてるんです。



それで「羽田 / 福岡の往復」が無料でついています。

これが「マイレージ制とルート制の違い」です。

因みに台北から「OKA(沖縄)」の

TPMは「399マイル」

MPMは「477マイル」

東京経由した総飛行距離は「2314マイル」

MPMの5倍じゃ、とてもじゃないけど東京発と同料金には出来ないでしょ!!

国際航空運賃は、出発地点から各都市への総マイレージ数と、

経由地を元にして、各国の事情を踏まえて作られています。

基本がしっかりしてると、飛躍的な応用に繋がります。

物事に対する全ての疑問を解決しながら、自分らしいルーティングの素敵なチケットを作って楽しんで下さい。

YouTubeで解説もしていますのでどうぞ!!

楽しんで頂けましたら、ランキングに貴方の「アナタのとまほ~く♪」をぶち込んでネ!!

復活後の記事はブログカテゴリ【2023】に入れてあります。

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