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後見業務の周辺でできそうなことを考える(アセスメントに繋げる)

私は現在、社会福祉士として成年後見活動を行っています。
 
守秘義務もありますので、抽象的な話しかできませんが、成年後見人は法定代理人ですので、被後見人の生活や療養等に関する法律行為を行う「身上監護」、預貯金や収入支出の管理等をしながら被後見人の財産上の利益を保護する「金銭管理」が業務となります。
  

これ以外に行っているのが定期的な面談です。
介護とか調理みたいな事実行為は基本的にやりませんが、歩行可能な方であれば、外を一緒に歩いてみたり、施設や病院外のイベントに同行してみたりすることを取り入れています。
 
ずっと入院、施設で過ごしていると、体験や経験が制限されますので、欲求も生まれにくく、「~したい」という気持ちも起きにくくなります。
 
意思決定が多く使われていますが、その手前の「意思形成」のきっかけを作ることも大切です。
本人の環境をどう整えるか、ずっと課題と思っています。
 

あとは何より「被後見人のアセスメント」です。
外の環境だと意外な一面を発見することもありますし、地域の方から

「あ、Aさん。久し振り!」
と声をかけてもらっているようなシーンを見ると、その人の生活歴も垣間見ることができます。

 
「被後見人」「利用者」「患者」ではない、本人の色んなペルソナに触れることで、関わりの幅が広がりますし、決めつけのような支援を防ぐことができると思っています。
  

社会福祉士はアセスメントの専門家という側面もあると思っていますので、介護認定の情報含め、関係機関から提供受けた情報を鵜呑みにするのではなく、自分自身でも分析をしていくことは大事ですね。
 

本日は以上です。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました☆

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