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マネジメントはお弁当箱だよ、って話。

片面から見ると木(わっぱ)でできてるお弁当箱。裏面には材質の詳細シールが貼ってある。中身はカラかも知れないしおかずがたくさん入ってるかも知れない。中におかずが入っていてもそれが食べられない作り物かも知れないし、本当に美味しい愛情弁当かも知れない。

片面からだけ物事を見てると、お弁当箱であるかどうかですら怪しい。お弁当箱に見えた小物入れかも知れない。

裏面を読まないと材質もわからない。鉄で出来てるかもしれない。

手にとって蓋を明けてみないと中身がカラかもしれないし、おかずが詰まってるかも知れない。

蓋をあけてみないと好物が入ってるかどうかもわからないし、手で触れるまでは食べられるかどうかもわからない。

実際に口にしてみないと美味しいかどうかなんて絶対にわからない。

これは人間のマネジメントと一緒。

お前にとってすげーウザい人も、誰かからは愛されているし、管理部の立場からするとダラシなくて面倒な人も営業部ではスーパースターなんて結構たくさんいる。

政治面で物事を捉えるか、経済面で物事を捉えるかで意見は変わるから出会い方次第で仲良く慣れる人も、出会う場面が違ったことで相容れないことなんて山ほどある。

これが多面的に人物事を捉えるってことだし片面からだけ人物事を見るのは残念。すべての物事は立体的だけど、基本的に片面しか見えないよって話。

多方面から人物事を見る、手に取る、中身を見ようとする。これが凄く大事であることは覚えておかないといけない。ただ、全ての人物事を多面的に掘り下げるなんて出来ないこともたくさんあるから、必要なのは『想像力』で “想像力を養うこと” がすごく大事。

ちなみに、「自分には想像力がある」と思っている人は結構危険だったりする。これをみて「お弁当箱」と決めつけた時点で想像力が “経験から決めつけている” 可能性が高いから。経験は、 “予測を立てやすくするものの、想像力は損なう” ってことは覚えておくと良い。

過去一番刺さったマネジメント研修の言葉。

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