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    滞欧日記(澁澤龍彦 著、巌谷国士 編)

    ☆2024.5.14 再掲 澁澤龍彦は、生涯のあいだに4回のヨーロッパ旅行に出かけ、いずれの旅にも市販のノートを1冊ずつ持参し、ほとんど一日も欠かさず日記をつけていた。本書は、その内容をすべて紹介するもので、1993年に刊行された単行本の文庫版。 発表を前提としていないプライベートな日記で、書斎を出て世界へと分け入って行く喜びが伝わってくる。 著者が撮影した写真、自筆デッサン、現地で買い求めた絵葉書など、図版も多数収録。編者・巌谷国士によって、美術作品等の詳細な解説、巻末に膨大な注記が付されており、充実した「ヨーロッパ・ガイド」ともなっている。 ------------------- 9月1日(火) 空からアムステルダム入り。 クラスナポルスキー・ホテル。 (略) 運河にカモメのごきき島浮かぶ。 タクシー運転手、いずれも総理大臣にこそふさわしき容貌、人品なり。 Dame Squar に群れいるヒッピー、あたかも新宿のそれに似たり。髪流し。自転車、大いに流行し、町を行くミニ・スカート、また凄まじ。煉瓦の裏道、アーケード。 着いてすぐ、午前中、デパートでお茶飲む。 (「1970年 9月1日~11月4日」より) ------------------- ◎Contents ▶︎1 1970年 9月1日~11月4日 ▶︎2 1974年 5月16日~6月1日 ▶︎3 1977年 6月2日~7月6日 ▶︎4 1981年 6月23日~7月23日 編者による注 ソフトカバー ダストカバー 帯あり □publisher:河出文庫 □date of issue:1999年 初版 □size:15.1x10.6cm □page:408 □condition:経年なり・良好 スレ カバーヨレ » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
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    私のプリニウス(澁澤龍彦 著)

    ☆2024.5.14 再掲 澁澤龍彦は、古代ローマの博物学者プリニウスに、生涯を通じて深く傾倒し、その数奇な人生の終焉を描いた「火山に死す」という短篇小説(『唐草物語』収蔵)も著している。 世界最大級の自然誌事典『博物誌』全37巻を渉猟し、プリニウス独特の奇想天外な想像力を楽しみつつ、幻想と想像の異世界へと読者を誘う。 澁澤龍彦が逝去する前年(1986年)に出版された単行本の文庫化。あとがきに、「テーマは無限に出てくるが、第22回の「象」で終わっているのは、もっぱら私の思わしからぬ体調のためである」と記されている。 ------------------ 『博物誌』第8巻第1章より引用する。 地上動物中で最大のものは象であり、それはまた感情において人間にもっとも近い動物である。実際、象は自国語を理解し、ひとのいうことをよく聞き、教えられた仕事をおぼえ、愛情や名誉を熱望するばかりか、人間にさえまれな美徳、正直、知恵、公平の美徳をそなえ、さらには星に対する崇拝、日月に対する崇敬の念も備えている。 (「象」より) ------------------ ◎Contents 迷宮と日時計 エティオピアの怪獣 セックスと横隔膜 海ウサギと海の動物たち 薬草と毒草 カメレオンとサラマンドラ 琥珀 畸形人間 鏡 世界の不思議 磁石 鳥と風卵 アネモネとサフラン 頭足類 スカラべと蝉 宝石 誕生と死 地球と星 天変地異 真珠と珊瑚 香料 象 絶版または版元品切れ(新装版流通中) ソフトカバー ダストカバー □publisher:河出文庫 □date of issue:1996年 初版 □size:15x10.6cm □page:216 □condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ 三方薄ヤケ » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
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滞欧日記(澁澤龍彦 著、巌谷国士 編)

☆2024.5.14 再掲 澁澤龍彦は、生涯のあいだに4回のヨーロッパ旅行に出かけ、いずれの旅にも市販のノートを1冊ずつ持参し、ほとんど一日も欠かさず日記をつけていた。本書は、その内容をすべて紹介するもので、1993年に刊行された単行本の文庫版。 発表を前提としていないプライベートな日記で、書斎を出て世界へと分け入って行く喜びが伝わってくる。 著者が撮影した写真、自筆デッサン、現地で買い求めた絵葉書など、図版も多数収録。編者・巌谷国士によって、美術作品等の詳細な解説、巻末に膨大な注記が付されており、充実した「ヨーロッパ・ガイド」ともなっている。 ------------------- 9月1日(火) 空からアムステルダム入り。 クラスナポルスキー・ホテル。 (略) 運河にカモメのごきき島浮かぶ。 タクシー運転手、いずれも総理大臣にこそふさわしき容貌、人品なり。 Dame Squar に群れいるヒッピー、あたかも新宿のそれに似たり。髪流し。自転車、大いに流行し、町を行くミニ・スカート、また凄まじ。煉瓦の裏道、アーケード。 着いてすぐ、午前中、デパートでお茶飲む。 (「1970年 9月1日~11月4日」より) ------------------- ◎Contents ▶︎1 1970年 9月1日~11月4日 ▶︎2 1974年 5月16日~6月1日 ▶︎3 1977年 6月2日~7月6日 ▶︎4 1981年 6月23日~7月23日 編者による注 ソフトカバー ダストカバー 帯あり □publisher:河出文庫 □date of issue:1999年 初版 □size:15.1x10.6cm □page:408 □condition:経年なり・良好 スレ カバーヨレ » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
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私のプリニウス(澁澤龍彦 著)

☆2024.5.14 再掲 澁澤龍彦は、古代ローマの博物学者プリニウスに、生涯を通じて深く傾倒し、その数奇な人生の終焉を描いた「火山に死す」という短篇小説(『唐草物語』収蔵)も著している。 世界最大級の自然誌事典『博物誌』全37巻を渉猟し、プリニウス独特の奇想天外な想像力を楽しみつつ、幻想と想像の異世界へと読者を誘う。 澁澤龍彦が逝去する前年(1986年)に出版された単行本の文庫化。あとがきに、「テーマは無限に出てくるが、第22回の「象」で終わっているのは、もっぱら私の思わしからぬ体調のためである」と記されている。 ------------------ 『博物誌』第8巻第1章より引用する。 地上動物中で最大のものは象であり、それはまた感情において人間にもっとも近い動物である。実際、象は自国語を理解し、ひとのいうことをよく聞き、教えられた仕事をおぼえ、愛情や名誉を熱望するばかりか、人間にさえまれな美徳、正直、知恵、公平の美徳をそなえ、さらには星に対する崇拝、日月に対する崇敬の念も備えている。 (「象」より) ------------------ ◎Contents 迷宮と日時計 エティオピアの怪獣 セックスと横隔膜 海ウサギと海の動物たち 薬草と毒草 カメレオンとサラマンドラ 琥珀 畸形人間 鏡 世界の不思議 磁石 鳥と風卵 アネモネとサフラン 頭足類 スカラべと蝉 宝石 誕生と死 地球と星 天変地異 真珠と珊瑚 香料 象 絶版または版元品切れ(新装版流通中) ソフトカバー ダストカバー □publisher:河出文庫 □date of issue:1996年 初版 □size:15x10.6cm □page:216 □condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ 三方薄ヤケ » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
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城 - 夢想と現実のモニュメント(澁澤龍彦 著)

☆2024.5.14 再掲 自らカステロフィリア(城砦愛好)を認ずる澁澤龍彦の珠玉のエッセイ集。 ばさら的創造力で安土城を築き上げた織田信長が「戴冠せるアナーキスト」ヘリオガバルスに重ね合され、サド侯爵の秘められた「サディズムの実験室」がラコストにひろがる廃墟のなかに幻視される。(カバー裏 紹介文より) 1981年に白水社から刊行された単行本の文庫化。巻末に掲載されている夫人・澁澤龍子のエッセイ「旅のこと」も味わい深い。 ---------------------- おそらく城とは、何よりもまず、専制君主の夢想のための場所なのだ。権力意志を一点に凝集するための場所なのだ。しかしこの場合、専制君主は必ずしも現実の専制君主である必要はあるまい、というのが私の意見である。現実の専制君主でなくても、空想裡の絶対権力に酔うことは可能なのだ。 (本文 より) ---------------------- ◎Contents ▶︎1 会津城 千代田城 多宝塔 ストゥーパ ラマ塔 天壇の祈念殿 サン・タンジェロ城 隅櫓 望楼 女牆 ばさら ほか ▶︎2 カステロフィリア ヴァンセンヌ バスティーユ 城砦監獄 シリング城 ラコストの城 レジデンツ宮 リンダーホフ ノイシュヴァンシュタイン ヘレンキームゼー サドと頭蓋骨 ほか ▶︎3 姫路城 五層の天守閣 天守櫓 猪苗代城 刑部大神の祠 巨人ミンスキーの城 オトラント城 ゴシック・ロマンスの城 カルパティアの城 ピラネージュの牢獄 カステル・デル・モンテ ほか ▶︎エッセイ 旅のこと(澁澤龍子) 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー  □publisher:河出文庫 □date of issue:2001年 初版 □page:189 □condition: 経年なり・良好 » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
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偏愛的作家論(澁澤龍彦 著)

☆2024.5.14 再掲 澁澤龍彦の「偏愛」に導かれて耽読すべき書にたどりつける、至高の文学ガイド。三島由紀夫、稲垣足穂、久生十蘭、小栗虫太郎、夢野久作など、日本の作家24人が取り上げられている。1972年に青土社から刊行された単行本の文庫化。 あとがきに、「好きでない作家については、私はもともと文章を書かないから、すべてオマージュに終始している」と記されている。 ------------------------ たとえて言うならば、稲垣足穂氏は、ハレー彗星のように巨大な形而上学の抛物線を描き、夢とポエジーの美しい尾を曳きながら、昭和元禄と呼ばれる猥雑きわまりない時代の夜空にふたたび現れた、一個の高貴かつ無垢なる星なのである。 「稲垣足穂―タルホ星頌」より ------------------------ ◎Contents 石川淳 三島由紀夫 稲垣足穂 林達夫 滝口修造 埴谷雄高 吉行淳之介 鷲巣繁男 野坂昭如 花田清輝 安西冬樹 泉鏡花 谷崎潤一郎 堀辰雄 日夏耿之介 江戸川乱歩 久生十蘭 夢野久作 小栗虫太郎 橘外男 岡本かの子 中井英夫 吉岡実 南方熊楠 解説: 或る「偏愛的作家」について(巌谷国士) 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:福武文庫 □date of issue:1986年 初版 □size:15.1x10.6cm □page:365 □condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ少ヨレ 三方薄ヤケ » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
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鳩よ!「特集:万有博士 澁澤龍彦」- 1992年4月号 No.101

『鳩よ!』は、1983年から2002年まで発行された「詩の雑誌」で、マガジンハウスが初めて手がけた文芸分野の雑誌。90年代になると詩誌から総合文芸誌へと枠組みを広げ、「絵のある文芸マガジン」と称した。 「万有博士 澁澤龍彦」特集号。オリジナル記事、他の書籍・雑誌からの再掲記事をとりまぜた構成によって、幻想と楽園の魔術師=澁澤龍彦の実像/虚像を重層的に描き出している。 ----------------------------- 古い名刺を調べていると、「モダン日本記者 澁澤龍雄」というのが出てきた。 「そうだった、あのころ毎日のように一緒に酒を飲んでいたのは澁澤龍雄で、龍彦はまだ存在していはかった」と久しぶりに思い出した。 昭和二十三年春、浦和高校文科を卒業して東大仏文科の入学に失敗した澁澤龍雄は、浪人のあいだ新太陽社でアルバイトをすることになった。そして雑誌「アンサーズ」に配属されたから、吉行編集長の部下になったわけだ。彼はいつまでも異様に若かったから、いつ会ってもその頃と変わらないようにみえたし、声の嗄れ方も同じだった。 (「文学者以前―昭和二十三年の澁澤龍彦」吉行淳之介 より) ----------------------------- ◎Contents ▶︎特集:万有博士 澁澤龍彦 密室のユートピア  澁澤龍彦がイメージするエロティシズムの世界を浮遊する  スワーンベリ、ゾンネンシュターン、ハンス・ベルメール 澁澤文学入門「ランティエの余裕と孤独」(川本三郎) 誌上「サド裁判」(齋藤愼爾) 澁澤龍彦への頌歌 「高岳親王航海記」の快楽(川崎賢子)  たった一つの記憶(李麗仙)  時間の庭(山尾悠子) 異端のダンディズムを読む(埴谷雄高) 文学以前―昭和二十三年の澁澤龍彦(吉行淳之介) 黒天使の部屋より(写真・細江英公) 【対談】エロティシズムの極地はマゾヒズム(野坂昭如/澁澤龍彦) 未発表紀行文「滞欧日記」より 自作年表「美男の履歴書」 ▶︎連載 蜷川幸雄の台本のない対談(ゲスト・天児牛大) 随想「ある日、ある時」ヘモニグウ(池部良) ▶︎読者投稿欄  詩:安部譲二選  俳句:加藤芳郎選  短歌:福島泰樹選  自由律:永六輔選 絶版または版元品切れ ソフトカバー □publisher:マガジンハウス □date of issue:1992年 □size:29.1x21.2cm □page:90 □condition:経年なり・普通 表紙ヤケスレ汚れ傷み » 詩歌・その他 https://narda.thebase.in/categories/1326667
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太陽「特集:澁澤龍彦の驚異の部屋」- 1992年12月号 No.378

☆2024.5.13 再掲 1963年に日本初の本格的グラフィック月刊誌として創刊され、2000年12月号まで刊行された月刊『太陽』。 1992年に刊行された「澁澤龍彦 驚異の部屋」特集号。 No.358の「澁澤龍彦の世界」特集の続編として企画されたもので、本号ではテーマを6つに絞り込み、それぞれの章(「部屋」)ごとに、より掘り下げた記述を行っている。 写真:川田喜久治 ---------------------------- これからご案内するのは「魔法の部屋」。それも澁澤龍彦が蒐集した魔法の数々を一堂に会わせしめる、魔法劇場ともいうべき蒐集室である。(略) 天まで届くかと見える巨人もいれば、掌に入ってしまいそうなかわいらしい小人もおり、異様な目つきでこちらの生命財産を狙う犯罪者もいれば、有徳の賢者もいて、毒も薬も無造作にそこらにころがっている。危険も幸運もいっしょくたにぐつぐつ煮えたぎっている混沌なので、そこから何を選べば安全という保証はない。 (「魔法の部屋―澁澤魔法劇場」種村季弘 より) ---------------------------- ◎Contents ▶︎特集: マニエリスムの部屋  見ることへの逸楽(谷川渥) 魔法の部屋  澁澤魔法劇場(種村季弘) エロスの部屋  ハッピー・ドール(山田登世子) 博物学の部屋  怪物のテクスト、テクストの怪物(高山宏) ダンディスムの部屋  人工世界の住人たち(鹿島茂) ユートピアの部屋  庭園について―澁澤龍彦の旅(巌谷國士) ▶︎連載 詩人の買物帖(高橋睦郎) モードのフィールドワーク エクリチュールの風景(海野弘)ほか 絶版または版元品切れ ソフトカバー □publisher:平凡社 □date of issue:1992年 □size:29x22cm □page:180 □condition:経年なり・普通 表紙スレ汚れ 背小破れ 綴じゆるみ(写真2枚目) » 評伝・ノンフィクション https://narda.thebase.in/categories/1326666
1,200円
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太陽「特集:澁澤龍彦の世界」- 1991年4月号 No.358

☆2024.5.13 再掲 1963年に日本初の本格的グラフィック月刊誌として創刊され、2000年12月号まで刊行された月刊『太陽』。 1991年に刊行された「澁澤龍彦の世界」特集号。35項目のキーワードを設定し、錚々たる執筆陣による澁澤龍彦百科「Encyclopedia Draconia」の編纂を試みた、入魂の誌面となっている。 構成:巌谷國士、高橋睦郎、種村季弘 写真:細江英公 -------------------------- 本名筆名ともに龍の字をもつ澁澤龍彦だが、その龍と戦う天使にすくなからぬ関心をいだいていたようである。 ヨハネ黙示録にとどまらず、堕落した果てに悪天使と化した龍が善天使と戦うくだりを伝えたユダ書、あるいはペトロ後書あたりには格別の好みがあったに相違ない。夜叉魔界にばかり肩入れしてきたと思われ勝ちの彼ながら、他面、書見によるアンジェリックの夢想をほしいままにしていたようだ。 (「天使」加藤郁乎 より) -------------------------- ◎Contents ▶︎特集:澁澤龍彦の世界 天使(加藤郁乎) 怪物(荒俣宏) 城(高橋次郎) 南海(中野美代子) 庭園(海野弘) 天体(横尾忠則) 球体(有田忠郎) 花(高橋睦郎) 鉱物(玉石虫男) 裸婦(金子國義) 書物(入沢康夫) 相撲(巌谷國士) 虫(奥本大三郎) 時計(種村季弘) 鏡(多田智恵子) 両性具有(高山宏) 貝殻(三宅健一) 饗宴(塚本邦雄) ナチュール・モルト(小池寿子) 旅(井上究一郎) 驚異(池内紀) 毒草(中田耕治) 少女(川本三郎) 玩具(谷川渥) 迷宮(鶴岡真弓) 暗黒(平出隆) 軍歌(松山俊太郎) 船(日影丈吉) 18世紀(富士川義之) 人形(四谷シモン) 鳥(唐十郎) 火山(中村真一郎) ばさら(草森紳一) 刑具(堂本正樹) ドラコニア(出口裕弘) ▶︎連載 モノがたり(安西水丸) モードのフィールドワーク 池内紀のニッポン観光 エクリチュールの風景(海野弘)ほか 絶版または版元品切れ ソフトカバー □publisher:平凡社 □date of issue:1991年 □size:29x22cm □page:176 □condition:経年なり・普通 表紙スレ汚れ » 評伝・ノンフィクション https://narda.thebase.in/categories/1326666
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商標の戦略[改訂新版](平石尚 著)

☆2024.5.12 再掲 商標・ロゴタイプ・トレードマークの歴史・戦略・実務を詳述した、1960年代の名著の改訂新版(1972年刊)。企業の成長戦略としての〈ブランド〉という概念をひろめる基本図書として活用された。 昭和中期までの懐かしいロゴタイプ・トレードマークが数多く収録され、その変遷を跡づける記事なども掲載されており、貴重な資料となっている。 巻頭にカラー図版、本文にモノクロ図版多数収録。 -------------------------------------- 花王石けんの「月」のマークは、明治時代につくられたものであるが、最初は老人の三日月であったのを、少しずつ若返らせて、明治、大正、昭和と長い年月をかけて、ついに子供の顔になっている。これと同様の若返り療法は、老人がいつしか青年になっっている「福助」にも見られる。 (「商標の若返り」より) -------------------------------------- ◎Contents 1 商標の重要性 2 商標の沿革 3 商標の構成と定義 4 商標の機能、本質と商標制度 5 商標になるもの、ならないもの 6 登録される商標、登録されない商標 7 商標、商品の同一、類似 8 商標権 9 マークのいろいろ 10 商標の出願、登録手続き 11 よい商標のつくり方 12 商標の管理 絶版または版元品切れ ソフトカバー □publisher:社団法人 発明協会 □date of issue:1972年 初版(改訂新版) □size:18.2x12.5cm □page:318 □condition:経年なり・普通 表紙ヤケスレ汚れ傷み 小口少当たり 綴じゆるみ(写真3枚目) » デザイン・アート https://narda.thebase.in/categories/1326657
2,600円
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商標の戦略(平石尚 著)

☆2024.5.12 再掲 商標・ロゴタイプ・トレードマークの歴史・戦略・実務を詳述した、1960年代の名著。企業の成長戦略としての〈ブランド〉という概念をひろめる基本図書として活用され、1972年には改装新版が刊行されている。 昭和中期までの懐かしいロゴタイプ・トレードマークが数多く収録され、その変遷を跡づける記事なども掲載されており、貴重な資料となっている。 巻頭にカラー図版、本文にモノクロ図版多数収録。 -------------------------------------- チョコレート、ビールの販売競争における商標の活躍、ペットネームによるネーミング競争、商標を社名に取り入れる風潮が盛んである。「ミッチー」や「ナルちゃん」の商標が出願され、金語楼が自分の顔を登録している。(略) 「ソニーチョコレート」の商標はトランジスター・ラジオで有名なソニー(株)の商品と混同するか否か?……などなど商標をめぐる紛争事件が頻発しており、お役所まで被害をうけている。 (「はしがき」より) -------------------------------------- ◎Contents 1 商標の重要性 2 商標の沿革 3 商標の構成と定義 4 商標の機能、本質と商標制度 5 商標になるもの、ならないもの 6 登録される商標、登録されない商標 7 商標、商品の同一、類似 8 商標権 9 マークのいろいろ 10 商標の出願、登録手続き 11 よい商標のつくり方 12 商標の管理 絶版または版元品切れ ハードカバー ダストカバー □publisher:ダイヤモンド社 □date of issue:1966年 初版 □size:18.7x13.5cm □page:312 □condition:経年なり・普通 カバースレ 小口茶シミ » デザイン・アート https://narda.thebase.in/categories/1326657
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グラフィックデザインの実際(柳下秀雄 著)

☆2024.5.12 再掲 初めてグラフィックデザインを学ぶ人に向けて、グラフィックデザインの基本を表現要素・造形要素・制作要素・印刷要素に分けてまとめられた入門技法書。 すべてが「アナログ」で行われていた1960年代のグラフィックデザインの工程や技法を、写真・図版を通じて詳細に知ることができます。 世界・日本のデザイナーの作例として、レタリング、イラストレ-ション、ロゴタイプ、テレビCM、ディスプレイ、パッケージングなどの図版を多数掲載。当時の優れた商業デザインの作品集ともなっています。 ------------------- ◎Contents グラフィックデザインの表現要素 グラフィックデザインの造形要素 グラフィックデザインの制作要素 グラフィックデザインの印刷要素 絶版または版元品切れ ハードカバー ダストカバー 帯あり □publisher:理工学社 □date of issue:1969年6月2刷(1968年1刷) □size:22x16cm □page:210 □condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ 表紙 背 小破れ » デザイン・アート https://narda.thebase.in/categories/1326657
1,200円
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デザイン No.96 1967年5月号「特集:横尾忠則の人と作品」

☆2024.5.11 再掲 雑誌『デザイン』は1959年に月刊誌として創刊され、1973年より季刊、1977年より隔月刊と形式を変えながら、1979年の通巻191号まで20年にわたって刊行されました。日本の戦後デザインのムーブメントをリードした専門雑誌です。 本号では、表紙デザインを灘本唯人が手がけ、巻頭に、田中一光の論考による「横尾忠則の人と作品」を掲載。 国立近代美術館で開催された展覧会をレポートした「グラフィック・アートU.S.A.展より〈パッケージ〉」特集を組んでいます。 --------------------------- ◎Contents 世にも不思議な物語〈デザインをめぐる諸考察〉(豊口協) 横尾忠則の人と作品(田中一光) グラフィック・アートU.S.A.展より(パッケージ)(木村勝) ONO陣 5(小野襄) 書評(原弘、今井田勲、原広司) 資生堂のデザイン・ポリシー〈日本広告美術史の断片 10〉(原弘) 膜曲面構造〈フライ・オットーの考えの展開〉(安達醇) デザイン・ダイジェスト エドワーズ '67夏物展示会(杉道雄)  イラストレーター:伊坂芳太良  インテリア:倉俣史朗 写真製版技術 マスキングによるデザイン デザイン今昔〈デザイナー三面鏡〉(八重樫守)ほか 絶版または版元品切れ ソフトカバー □publisher:美術出版社 □date of issue:1967年 □size:29.7×22.4cm □page:92 □condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ傷み 背破れあり » デザイン・アート https://narda.thebase.in/categories/1326657
1,800円
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デザイン No.104 1967年12月号「特集:粟津潔の人と作品」

☆2024.5.11 再掲 雑誌『デザイン』は1959年に月刊誌として創刊され、1973年より季刊、1977年より隔月刊と形式を変えながら、1979年の通巻191号まで20年にわたって刊行されました。日本の戦後デザインのムーブメントをリードした専門雑誌です。 本号では、表紙デザインを和田誠が手がけ、巻頭に、泉真也の論考による「粟津潔の人と作品」を掲載。 1970年の日本万国博の開催を見据えて、パビリオン建築に定評のあったイタリアのポリプロピレン製造会社を取り上げ、「モンテカッティーニ・エディソンのディスプレイ」特集を組んでいます。 --------------------------- ◎Contents 粟津潔の人と作品(泉真也)  イメージの狩人  タイポグラフィー  おし・ひき・つなぎの美学  シミこそわが掟  戦争そして愛の墓場  空間と環境へ  映像・PHOTO・モンタージュ モンテカッティーニ・エディソンのディスプレイ(和田定夫) JIDA1967デザイン会議報告 自費発行のポスター展より(亀倉雄策) 横尾忠則のニューヨーク日記 自動車のデザイン分析・下 (堀田正昭) 空間デザイナーの誕生〈デザイナー三面鏡〉(宮河久) ホビー・プリンター “FRIDAY SALON”の作品から 画家と広告イラストレーション〈日本広告美術史の断片 17〉(山名文夫)ほか 絶版または版元品切れ ソフトカバー □publisher:美術出版社 □date of issue:1967年 □size:29.7×22.4cm □page:92 □condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ傷み 背破れあり » デザイン・アート https://narda.thebase.in/categories/1326657
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デザイン No.145 1971年5月号「連載:日本のキッチュ 石子順造」★難あり

☆2024.5.11 再掲 雑誌『デザイン』は1959年に月刊誌として創刊され、1973年より季刊、1977年より隔月刊と形式を変えながら、1979年の通巻191号まで20年にわたって刊行されました。日本の戦後デザインのムーブメントをリードした専門雑誌です。 本号は、巻頭に、鳥・魚・昆虫をモチーフとした「日本のキッチュ」に関する石子順造の論考を掲載。 成田の新東京国際空港建設に反対する三里塚闘争のドキュメント写真を掲載するなど、時代の空気を反映し、ラディカルな誌面となっています。 --------------------------- ◎Contents 異相  見るためのスポーツ(清水哲男)  奪還すべき自然とは?(平井亮一)  晒された眼(松村友視) 連載  日本のキッチュ 5 鳥、魚、昆虫(石子順造)  時空間を超えて 4 眼の化粧について(岡田隆彦) バウハウス神話の克服(針生一郎) 座談会  バウハウス神話の周辺(市川雅/木村恒久/刀根康尚) 連載写真  自明的空間 三里塚(北井一夫) ヨーロッパの民家 5 ルーマニア(伊藤清忠) デザイン・ダイジェスト : プラスチック・ハウスほか(石渡日佐夫) 書評 「横尾忠則全集」 「空間へ」磯崎新 ハーバート・バイヤーの作品 伊坂芳太良遺作展とK2展 ベガ社の屋外用照明器具 ほか 絶版または版元品切れ ソフトカバー □publisher:美術出版社 □date of issue:1971年 □size:29.7×22.4cm □page:162 □condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ傷み ★綴じ割れ(写真2枚目) » デザイン・アート https://narda.thebase.in/categories/1326657
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森の書物 - Desktop Publishing 完全作例集(戸田ツトム 著)

☆2024.5.10 再掲 1980年代のDTP黎明期に、原稿の執筆から構成・デザイン、作図、製版までを、パーソナルコンピューターで制作した実験精神あふれる画期的な本。 グラフィックデザイナー戸田ツトムがほとんどの作業を一人で手がけ、当時の技術的制約の中で先鋭的なデザインをストイックに追求している。 Part-1「grafik material」は、線・面・アミ点表現による図版・作図の作例集。紙面を囲むウィンドウでアミ点の濃度や密度が示されている。 Part-2「editrial design」は『森の書物』という素材を、3つの異なる組版レイアウトで編集したもの。人間存在と自然のあり方を問うテキストが、哲学的な深みを感じさせる。 --------------------------------- この文字を打ち出しているコンピュータのウィンドウの向こうに眼をやると、窓の外で光を緑色に染めながら揺れているトチノキの葉が見える。 雑誌などで見るパリあたりのものと違い、東京のトチノキは、しっかりとした花を咲かせない、おまけに葉も野生のものよりはるかに小さくお粗末である。果たしてあれが本当にトチノキだろうか、と疑う。 (「Part-2 editrial design 森の書物」より) --------------------------------- ◎Contents ▶︎Part-1 grafik material ▶︎Part-2 editrial design   森の書物 第1章 横組   森の書物 第2章 横組   森の書物 第3章 縦組 hardware  Macintosh SE、Macintosh II  Macscan + Cannon IX12 software  kanji talk 6.0  Mac Write 5.0、Macscan 1.2J  Aldus Freehand 1.0、Mac書道  Hypercard (kanji) ver. J1-1.1  QuarkXPress ver. 2.0J 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:GEGRAF / 河出書房新社 □date of issue:1989年 初版 □size:25.2x15.6cm □page:141 □condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ 三方薄ヤケ » デザイン・アート https://narda.thebase.in/categories/1326657
3,600円
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夜想 24 特集:プライヴェートフィルム(伊藤俊治、松岡正剛、白石かずこ ほか)

☆2024.5.10 再掲 秘密とエロスの香りがする実験的な「プライヴェートフィルム」について考察する、雑誌『夜想』24号。 伊藤俊治、松岡正剛、白石かずこ、今野裕一らの執筆者が、ニキ・ド・サンファール、ホドロフスキーとルネ・ドマール、ピエール・モリニエ、クロソウスキーなどを取り上げ、その作品世界に深く切り込んでいる。 -------------------------------------- ニキ・ド・サンファールのプライベイト映画「ダディ」は、見事にニキの作品オブジェetcを裏返した作品だ。 ニキのオブジェは、すべて昼、太陽、陽の側から、ユーモラスに、快活なエロスでとらえられている。すると映画「ダディ」は、夜、陰、月下のエロスであり、ニキがオブジェに現さない、ニキ自身とオブジェの間に通過する暗室といえるかも知れない。 (「ニキ・ド・サンファールの『ダディ』」白石かずこ より) -------------------------------------- ◎Contents 踊る脚の奇跡 ピエール・モリニエのプライヴェート・フィルム(伊藤俊治) クロソウスキー『ロベルトは今夜』への招待(浅田彰) 映像の二重性(ピエール・ズッカ) 《廃墟の映画》ラウール・ルイツを紹介する(松崎広幸) ジョゼフ・コーネルのイマジナリー・シネマ(アダムス・シットニー) 映画の実験 I・N・A(松崎広幸) ニキ・ド・サンファールの「ダディ」(白石かずこ) マグリットの活動写真(ルイス・シュテネール) 西独プライヴェート・フィルムとプラウンハイム(小松弘) 一分のアナーキー(飯村隆彦) 聖なる山への導き ホドロフスキーとルネ・ドールマン(植田実) 死と誕生を見る行為 スタン・ブラッケイジの極北の視線(西嶋憲生) 映像からの脱出と注意の様式(松岡正剛) 風の変彩譜「双宮の月」(今野裕一) 女装愛好者A氏に聞いたシーメールの話(高杉弾) プライヴェート・アニメーション  X-RATED CATOON についての考察(間宮英三) いとしのブルーフィルム 絶版または版元品切れ ソフトカバー □publisher:ペヨトル工房 □date of issue:1995年 4刷 □size: 21x14.8cm □page:173 □condition:経年なり・普通 カバー少スレ汚れ » デザイン・アート https://narda.thebase.in/categories/1326657
1,200円
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裸体の森へ - 感情のイコノグラフィー(伊藤俊治 著、戸田ツトム カバーデザイン)

☆2024.5.10 再掲 セピア色のポルノグラフィーから80年代のボディアートまで、マン・レイやデュシャンの作品、ヌーディズムとグラマーガールへも言及しつつ、20世紀の裸体イメージと、それに向けられた〈まなざし〉の変容をとらえる俊鋭の画期的な身体文化史。(カバー裏紹介文より) 1980年代に頭角を現した美術・写真評論家、伊藤俊治が1985年に刊行した2冊目の単行本の文庫化。 『ユリイカ』『GS』などへの寄稿をまとめたもので、文庫化にあたって、エリック・フィッシュルの作品論が増補されている。モノクロ図版、多数掲載。 -------------------- 性の怪物セダ・バラ。長いキスとむきだしの肩、煽情的なエキゾティック・コスチュームと激しいエロティシズムで一世を風靡した。彼女はハリウッドの巨大なキャンペーンによってイメージづけられた最初の女優であり、「50人の男をメチャクチャにし、150人の家族を苦しめた」という売り出し文句は有名である。 (「セックス・シアターのフリークス」より) -------------------- ◎Contents 1 フェティシズムの黄金 2 〈愛〉のマシニズム 3 さかしまのヌーディズム 4 二重の箱のなかの裸体 5 セックス・シアターのフリークス 6 キネシクスとボディ・アート 7 電気の皮膚、電気の闇 8 痙攣する性の場所  絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:ちくま文庫 □date of issue:1988年 初版 □size:14.8x10.6cm □page:274 □condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み 小口シミ » 写真・映像・その他 https://narda.thebase.in/categories/1326661
700円
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幻想図書館(寺山修司 著)

☆2024.5.9 再掲 イーストビレッジの書店で入手した『髪(HAIR)』、パリの古本屋で蒐集した稀覯雑誌『ビザール』……。世界中から渉猟した奇書に封じ込められた魔力を、寺山修司ならではの語り口によって解き放つエッセイ集。モノクロ図版、多数掲載。 原著となる単行本は、著者が逝去する前年、1982年にPHP研究所から刊行された。 解説に「寺山修司は去ったが、しかしやっぱり寺山修司はここにいる。本書のタイトルと同じ幻想図書館として、それも巨大な幻想図書館として」と記されている。 -------------------- 作曲家のワグナーが婦人靴の蒐集狂だったことは、あまり知られていない。しかし、彼の死後、ベッドの下から、はき古しの赤いハイヒールをはじめとする、数百足の婦人靴が見つかったという伝説がある。 私の友人にも、帽子蒐集狂の男がいて、彼は一年に二度、同じ帽子をかぶろうとはしない。(略) 一体、「蒐集心理」とはどんなものなのか?コレクターたちは、何に関心を抱いているのか? ここでは、「蒐集」についての小冊子をとりあげてみることにしよう。 (「蒐集狂たちの謎めいた情報交換誌」より) -------------------- ◎Contents 髪に関する面白大全 蛙学者になるための愉快な百科 男がハーレムを持つとき 怪物たちのカーニヴァル オズの魔法使いのスクラップブック ニグロのための実話画報 娼婦に関する暗黒画報 寝ながら読む寝台をたのしむ本 靴の民俗学を読む方法 書物に関する本の百科 推理小説に書かれた女たちの肖像 馬好きのための物知り画報 マゾヒズム映画の民俗学 少年時代に猟奇雑誌ファンだった 蒐集狂たちの謎めいた情報交換誌 眠られぬ夜の拷問博物誌 月夜にひとりで読む狼狂入門 聖トリニアン女学生の叛乱 グランヴィルの発狂漫画集 ソフトカバー ダストカバー □publisher:河出文庫 □date of issue:1993年 初版 □14.8x10.6cm □page:256 □condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み 三方ヤケ » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
700円
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風船学入門(磯貝浩・松屋駿二郎 著、寺山修司・谷川俊太郎 ほか)- 平凡社カラー新書 09

☆2024.5.9 再掲 1783年の熱気球発明に端を発する、世界と日本の「風船旅行」の歴史をたどり、大空への飛翔に情熱を傾ける人々のドキュメンタリーなどを多岐にわたる記事をまとめた、ビジュアル新書。貴重なカラー図版、写真を多数掲載。資料的価値も高い。 著者、磯貝浩・松屋駿二郎は、日本人による風船旅行の実現を目指して「日本風船クラブ」を結成し、1968年にオランダで初飛行に成功している。熱気球による飛行法などの解説も興味深い。 巻頭に、谷川俊太郎の詩「風の船」、寺山修司のエッセイ「気球乗り譚」を掲載。人間が空を自由に飛行することへの想いが綴られている。 --------------------- 私の「飛行」へのあこがれは、少年時代に生まれた。それは、「空の高みへ墜ちてゆく」ことへの墜落願望といった性的なものでもなければ、宇宙という大子宮を浮游したいというマニエリスム的なものでもなかった。 私はただ、一羽の鷹になりたかったのだ。  目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹 (「気球乗り譚」寺山修司 より) --------------------- ◎Contents まぁるい翼は風まかせ~風の船(詩:谷川俊太郎) 気球乗り譚(寺山修司) ▶︎世界風船(気球)史  大空行きの切符-空気よりも軽い気体  水素が勝つか、煙が勝つか  1783年11月21日午後1時56分  帆と舵とオールで大空を渡れるか?  英仏海峡を巡る栄光と悲劇  浮力のためには食料も捨てたアンドレー一行  重力に逆らって希薄な大気の中に  最新兵器として活躍した戦場の風船  風まかせ、目的地知らずの風船は今も… ▶︎日本風船(気球)史  理囿古突悉吉不(りょくとしきっぷ)-風船  日本初の目撃者、漂流者津太夫  月ならで、風船高し、夕まぐれ  風の神の袋か、らっきょうのお化けか  間に合わなかった国産ガス風船第一号  旅順港の奥深くを覗いた偵察風船  江戸っ子を熱狂させた外人風船曲芸師  球皮事件と寺田寅彦の実証精神  暗い時代-飛行道具でなくなってしまった風船  風船爆弾の開発を助けた神風  攻撃命令-決してソ連には流すな  アメリカ側の風船爆弾に対する徹底的な対応策  日本がだめならヨーロッパで飛ぼう  日本風船クラブの活動年表  熱風船イカロス5号とその後の問題  風船の本当の楽しみを知る男ドルフュス ▶︎雲を夢見る男たち~風船野郎列伝 ▶︎風船飛行術~風船乗り志望者へ ▶︎風船飛行術~水素風船の場合 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:平凡社 □date of issue:1975年 2刷(1975年 初版) □size:17.2x10.9cm □page:144 □condition:経年・普通 カバースレ汚れ 三方ヤケ強 経年シミ » 評伝・ノンフィクション https://narda.thebase.in/categories/1326666
1,200円
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化物屋敷 - 遊戯化される恐怖(橋爪紳也 著)- 中公新書1195

☆2024.5.9 再掲 江戸時代から見世物小屋のひとつとして発達した「化物屋敷」の歴史をたどり、都市生活者が求めた「恐怖の楽しみ方」を探る建築文化論。モノクロ図版、多数収録。 著者・橋爪伸也は、2025年大阪万博の基本構想立案にも深く関わった、異色の建築史家。期間限定で取り壊されるゆえに、歴史の彼方に消え去り、学問的対象になりにくい「仮設建築物」の研究をライフワークとしている。 --------------------- 本書は、消えゆく「お化け」たちへのレクイエムである。(略) 不可解なものに対する「恐怖」がいかに空間に表現され、「楽しみ」に転換されてきたかを、建築史・展示技術史の観点から述べてゆくことにしよう。 (第一章 消えゆく「お化け」たちへ より) --------------------- ◎Contents ▶︎第一章 消えゆく「お化け」たちへ  節分のお化け  厄除けの異装  恋愛の風俗 ほか   : ▶︎第二章 日本における「化物屋敷」観  和風の化物屋敷  洋風の化物屋敷  建築物的風姿   : ▶︎第三章 化物屋敷の誕生  場面型と迷路型、化物屋敷の演出  怪奇談の流行、「場面型」化物屋敷誕生の前提  文芸のなかの怪異   : ▶︎第四章 化物屋敷と都市の近代 百貨店・遊園地・博覧会  都市娯楽の近代化  新たな演出家たちの登場  ランカイ屋の活躍   : ▶︎第五章 化物屋敷の完成 国技館の納涼博覧会  読売新聞社のイヴェント事業  国技館  イヴェントの既成概念を打ち破る   : ▶︎第六章 化物屋敷の現在  お化けたちの行方  遊園地と化物屋敷  「見せる」技術の革新   : ▶︎第七章 化物屋敷の空間構成  祭礼の仮設劇場  仮設小屋の起源  見世物小屋の現状   : ▶︎第八章 遊戲化される恐怖をめぐって  恐怖の風景  不安を楽しむ装置  スペクタクルとしての死   : 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:中央公論社 □date of issue:1994年 □size:17.2x11cm □page:190 □condition: 経年なり・良好
900円
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アリス幻想(寺山修司、矢川澄子、沢渡朔、宇野亜喜良、金子國義ほか 著、高橋康也 編)

☆2024.5.8 再掲 『月刊絵本』1976年7月号の特集「アリスの国へ」をもとにまとめられた本で、写真、イラスト、エッセイ、ショートストーリーを収録。 寺山修司、矢川澄子、沢渡朔、宇野亜喜良、金子國義をはじめとする錚々たる執筆陣、アーティストが、アリスからインスピレーションを得て、オマージュを捧げています。 ルイス・キャロルが撮影した、「不思議の国のアリス」のモデルとされているアリス・リデルをはじめとする、ビクトリア時代の少女たちの写真も掲載されています。 ---------------------------- ルイス・キャロルの「アリス」の中に尽きざる幻想の石切場を最初に見出したのは、ブルトンを始めとするシュルレアリストたちであった。(略) 以来今日まで、多くの詩人や劇作家や画家が、地下のキャロルを驚きのあまりもう一度死なせるに足るような奔放さで、アリスを搾取 ー ただし限りない愛をこめて ー してきた。極東の島国にも少なからず愛の搾取家がいることを、数年前の『アリスの絵本』(牧神社)の編集の折に私は知った。 (「あとがき」高橋康也 より) ---------------------------- ◎Contents アリス または水晶幻想(高橋康也) イラストレーター・イン・ワンダーランド(海野弘) ▶︎写真集  Alice through the camera lens ▶︎エッセイ  少女誘拐者の謎の眼(桑原茂夫)  アリス幻想(別役実)  これからのアリス(矢川澄子)  不在のアリス(生野幸吉)  アリスの身体の実在感(鈴木志郎康)  ぼくの会ったアリス(なかえよしを)  不死身の国のアリス(舟崎克彦)  アリス・愛麗斯・Elisi(西江雅之)  今日のジャム(草森紳一) ▶︎ショート・ストーリー  影の国のアリス(文 : 寺山修司、イラストレーション : 薄奈々美)   LE REVE D'ALICE(金子國義) ▶︎イラストレーション  沢渡朔  鈴木康司  上野紀子  太田大八  司修  安野光雅  建石修志  宇野亜喜良  大島哲似  渡辺逸朗  東逸子 ▶︎対談  アリスの国へ(種村季弘 / 高橋康也) 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:すばる書房 □date of issue:1976年 初版 □size:20.5x18.5cm □page:141 □condition:経年なり・普通 カバー背ヤケ褪色 スレ汚れ » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
2,800円
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モダニズムのニッポン(橋爪紳也 著)- 角川選書395

☆2024.5.8 再掲 「モダニズム」をキーワードに、電化と都市化が進んだ時代と生活を描き、「かつてあったニッポン」を浮き彫りにする本。 著者は、建築史家の橋爪紳也。古書店で買い集めた「紙もの」を活用し、まっとうな歴史書から漏れがちな生活文化を復元する著作を多く手がけていますが、本書もそのひとつです。 古書と古書店に関する専門雑誌『彷書月刊』での連載を元にまとめたもので、学術的に「モダニズム」を論じるのではなく、「読み物」として楽しめる本として編まれています。 ---------------------- 1920年から30年代、大正・昭和初期は生活文化の転換期であった。都市化が進み、大量生産・消費社会の到来によって電化・機械化が進展し、「モダン」という言葉に代表されるような、今日につながる価値観やライフスタイルが全国にひろまった。 それに伴って大量に流通したカタログやチラシ、パンフレット、絵葉書などの、いまでは希少となった雑資料を手がかりに、「モダニズム」の都市文化や人びとの生活ぶりを紹介、当時の雰囲気を再現する。 (カバー裏 紹介文より) ---------------------- ◎Contents 1 電化がひらくモダニズム  1 電気と科学がひらく時代  2 電波の図像  3 家庭の電化  4 合理と機能のモダニズム  5 電化の啓蒙  6 照明芸術  7 電気サイン展覧会 2 旅行と観光のモダニズム  1 モダン東京、帝都遊覧事始め  2 水の都、大阪を行く  3 滑稽漫画  4 満州のリゾートライフ  5 ホテルと国際観光  6 憧れのオーシャントラベル 3 はじまった「近代生活」  1 文化サロンとしてのカフェ  2 ラジオ体操  3 清潔な私たち  4 洋装とモダンガール  5 直線時代と直線生活  6 意匠のモダニズム  7 食とビルディング 4 広告のモダニスム  1 幻のオリンピック商法  2 ニコニコ主義とイベント  3 市章のイコノロジー  4 極東オリンピックとゴールインマーク  5 文化と色彩  6 ランカイ屋のユートピア  7 二〇三〇年の未来広告 5 都市と社会のモダニズム  1 盛り場のモダニズム  2 河畔の摩天楼  3 山上の避暑地  4 国勢調査  5 輪界の覇王  6 モダンライフとローマ字  7 ZOOLOGICAL GARDEN  8 賢治の温泉リゾート 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー 帯あり □publisher:角川学芸出版 □date of issue:2006年 初版 □size:12.8x9cm □page:277 □condition:経年なり・普通 背ヤケ褪色 角当たり 裏表紙小汚れ » 評伝・ノンフィクション https://narda.thebase.in/categories/1326666
1,600円
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舞踏に死す - ミュージカルの女王・高木徳子(吉武輝子 著、中林洋子 装幀、東逸子 装画)

高木徳子は、アメリカで旅芸人として9年間巡業し、1915年にトウシューズで踊る日本初のダンサーとして帝劇でデビュー。大正年間の一大ムーヴメントである「浅草オペラ」に火をつけ、彗星のごとく現れた「ミュージカルの女王」として一世を風靡した。 しかし、旧態依然とした興行の世界で、苛烈な扱いを受けて心身を病み、28歳という若さで死去。やがて世間から忘れ去れ、埋もれた存在となった。 本書は、70年代初め、美容室でたまたま手にした雑誌で、高木徳子のことを初めて知った著者が、その壮絶な人生に強く揺り動かされ、8年の歳月をかけて書きあげた力作評伝。 ----------------------------- 病死とはいえ、わたしには、時代に圧殺されたに等しいものと思われてならなかったからである。 圧殺された者の無念さが、日を追うにしたがって、わたしの心の中にふくれ上がっていき、やがては鎮魂の意味もこめて、高木徳子の伝記を書こうと思い立つにいたったのである。 (「あとがき」より) ----------------------------- ◎Contents 序章 白鳥の歌 第一章 芸の途上者 第二章 「問題の女」の日々 第三章 脚光と闇のはざまで 第四章 修羅から飛翔 第五章 舞踏に死す 絶版または版元品切れ ハードカバー ダストカバー □publisher:文藝春秋 □date of issue:1985年 初版 □size:19.4x13.8cm □page:283 □condition:経年なり・普通 表紙ヤケスレ小口点茶シミ » 評伝・ノンフィクション https://narda.thebase.in/categories/1326666
1,200円
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花の巴里の橘や(渡辺紳一郎 著、河野鷹思 扉絵・カット)

☆2024.5.7 再掲 戦前、朝日新聞記者としてパリ・ストックホルム支局長を歴任した渡辺紳一郎の随筆集。海外赴任時代に見聞した欧州事情などを、博覧強記かつ自由闊達な語り口で綴っています。 表紙から「正誤表」まで、美しくデザインされた装幀に見惚れてしまう。モダンな香りに溢れる扉絵・カットは、日本のグラフィックデザイナーの草分け・河野鷹思によるもの。 表題作「花の巴里の橘や」は、十五代目市村羽左衛門(橘屋)のパリ旅行顛末記。「江戸時代の名残りの生粋の江戸兒の彼だ。例へば助六を巴里に、いきなり連れて行つたらどうなるか」と、面白いエピソードをさまざまに記しています。 ------------------ 羽左が知つてゐた、フランス歴史は、昔ナポレオンといふ物凄い英雄豪傑がゐたといふことだけ。それが羽左のフランス歴史の總てであつた。 「ナポレオンは大したものだよ」などと云ふから、ナポレオンの墓へ行くことなつた。道々、お春さんに、「ナポレオンてえのは偉かつた、西洋の太閤様だよ」などと得意になつて説明してゐた。 (「花の巴里の橘や」より) ------------------ ◎Contents 花の巴里の橘や 手のあるミロのビィナス ゴヤのマハ 香水とバタ 千鳥あしの在外武官 メルシー・モン・コン 煙草とパイプ 天道蟲縁起 戦争のない天國スウェーデン 北歐のクリスマス 寝室に金髪の天使 瑞典でみた西洋映畫 西洋浦島 意馬心猿 人民のパン 立小便する東京 雲虎談叢 八丈島綺談 絶版または版元品切れ ソフトカバー 正誤表 □publisher:イブニングスター社 □date of issue:1947年 初版 □size:17.8x12.6cm □page:219 □condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ傷み 経年シミ » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
2,000円
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随筆集 あそび(舟橋聖一 著、鈴木信太郎 装幀・挿画)

☆2024.5.7 再掲 大正・昭和初期に新興芸術派の作家として活動し、戦後は風俗小説の大家となった、舟橋聖一の随筆集。 「芝居」「映画」「藝」「野球」「相撲」「競馬」「温泉」の7章で構成されており、さまざまな芸事・遊戯に精通した粋人として、軽妙洒脱な文章を綴っています。 装幀・扉ページのカットは、黒田清輝に師事した洋画家・鈴木信太郎によるもの。「童心の画家」ともよばれた、稚気あふれるタッチが魅力的で、東京の「こけし屋」「マッターホーン」、長崎の「クルス」といった菓子のパッケージや包装紙などを多く手がけています。 ----------------------------- 映畫以前ーー子供の頃の私は、厩橋を越して、蔵前の幻燈屋へときどき新しい種板を買ひにいくのが、何よりのたのしみだつた。(略) 幻燈器はブリキを赤いペンキで塗つた単純なものだつた。それでも夕方から雨戸をしめ、白いシーツを壁にはつて、電氣のくるのをまちかまへては、熱心にレンズを合はしたものだ。三枚つづきの枠があつて、畫面はあざやかに、轉開した。 (「映画の匂ひ」より) ----------------------------- ◎Contents ▶︎芝居  芝居物語  「京鹿子娘道成寺」觀  六代目の保名  歌舞伎の苦悶いづこ  芝居と相撲の交流 ▶︎映画  映画の匂ひ  映画隨想A  映画隨想B ▶︎藝  西鶴の五人女について  藝の毒 ▶︎野球  野球望鄕 ▶︎相撲  本場所と花相撲  ルポルタァジュ國技館  相撲のあと味  相撲論  安藝の海論  前田山論  羽黑山論  双葉山の引退 ▶︎競馬  競馬自慢  克己心と利己心  秋季競馬の印象  菊池さんと競馬 ▶︎溫泉  春日遲々 絶版または版元品切れ ソフトカバー □publisher:律文社 □date of issue:1949年 再版(1949年 初版) □size:18.5x13cm □page:223 □condition:経年なり・可 ヤケ強スレ汚れ傷み 背ヤケ破れ » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
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夜のリボン(舟橋聖一 著、木村荘八 装幀・装画)- ロマン・ブックス

☆2024.5.7 再掲 戦後、通俗小説で一世を風靡した舟橋聖一が健筆をふるった、長篇小説。 時は、護憲運動・デモクラシーの風が吹き荒れ、世情騒然たる大正時代。恋多き美しい娘・美根子は、平民宰相・原敬夫妻の知己を得て、その庇護を受けながらも、政争や世相に翻弄され、芸者に身をやつす。そして……。 ヒロインの美根子が身につけているリボンや、物語の中での出来事、季節を象徴する色が各章のタイトルに折り込まれ、『夜のリボン』という書名が原敬暗殺の暗喩となっているなど、心憎い演出が施されています。 ----------------------------- 美根子は、軽く二膳ほど食べて箸をおくと、今日も亦、どこか出掛けるのか、化粧にかかる。 紀久は、海苔を焼いて、お茶漬の支度をしながら、 「今日は、物騒だから、出かけるなら、お気をつけよ」 「あら、どうして」 「政友会から、脱党者が出たそうで、どうやら、不穏なことがあるらしい」 「又、焼打ち?」 「サア、どうだか詳しいことは知らないけれど」 「ほんとは、原敬さんが総理になるところだつたンですつてね」 (本文 より) ----------------------------- ◎Contents とき色の雨 くさ色の風 青葉色の傘 瑠璃色の海 栗色の椅子 ふじ色の霧 薄桃色の朝 牡丹色の鯉 小麦色の肌 柿色の秋 銀色の川 暮色の町 黒色の蝶 絶版または版元品切れ ソフトカバー 元パラフィン紙なし □publisher:大日本雄弁会講談社 □date of issue:1956年 □size:17.2x11.2cm □page:290 □condition:経年なり・可 ヤケスレ汚れ傷み 経年シミ 奥付ページに貸本店のものと思われる押印(写真7枚目) 裏見返し・遊び紙切り取り(写真8枚目)裏表紙切れ » 小説 https://narda.thebase.in/categories/1326662
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淺草紅團(川端康成 著、吉田謙吉 装幀、太田三郎 挿絵)- 特選名著複刻全集

☆2024.5.6 再掲 1929年(昭和4年)に、川端康成が朝日新聞で連載した長篇小説。本書は、先進社から1930年に刊行された単行本の復刻版。発行当時のモダンな装本を、できる限り忠実に再現しています。 昭和初期の浅草は大衆芸能の中心地で、美しくも恐ろしい魔の街でした。「紅団」というのは、浅草に出没する不良少年・少女のグループのこと。その首領格である「ざんぎりお弓」は、大人さえも振り回す勝気な少女です。 この小説は昭和初期の浅草の不良少年たちを描いて、多くの「浅草もの」の先駆けとなりました。1930年と1952年(主演・京マチ子)には、映画化もされています。 --------------------------------------- 十一月の中頃だった。私はその日の新聞の話をした。 「ざんぎりお何とかいふ女があげられたつて、夕刊に出てたぢやないか。」 「お何? お何ぢや分からない。私だつて、これ、ざんぎりだわ。ダンパツなんて大嫌ひ、ざんぎりお弓 ー あら、そんなことうそよ。」 弓子は瞼の直ぐしたに片ゑくぼを見せて、ついと二三歩先に出た。 (「ざんぎりお何」より) --------------------------------------- ◎Contents 淺草紅團  ピアノ娘  隅田公園  ざんぎりお何  昆蟲館  水族館  銀猫梅公  飛行船と十二階  大正大地震  亞砒酸の接吻  姥宮姬宮  新『螢の光』  コンクリイト  都鳥  塔の花嫁  白いボオト  酸漿と異人娘  赤帶會  黴とレヴイウ  左利きの彥  少女倶樂部  松旭齋天勝  土手のお金  ドイツ狼犬  玉音の街  鏡と裸 日本人アンナ 白粉とガソリン 縳られた夫 淺草日記 水族館の踊子 絶版または版元品切れ ハードカバー ハトロンカバー 函 □publisher:ほるぷ出版 □date of issue:1980年 初版 □size:19.8x13.9cm □page:302p □condition:経年なり・良好 ハトロンカバー小破れ 本体後ろ見返し値札剥がし跡 » 小説 https://narda.thebase.in/categories/1326662
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をんなの四季(中村汀女 著、杢田たけを 装画)

☆2024.5.6 再掲 高浜虚子に師事し、生活に根ざした叙情的な作風で、女性俳人の先駆者のひとりとなった中村汀女。本書は、俳誌『風花』主宰し、後進の指導にあたっていた昭和30年代に刊行された随筆集。装画、杢田たけを。 四季の俳句を織り交ぜながら、戦後の社会風俗(家庭電化時代、ヘプバーン刈り、ファッション・ショウ、PTA、ボディ・ビル……)もさまざまに取り上げ、俳句同様の「旧かな遣い」でやわらかな文章が綴られており、面白い効果を生んでいます。 ------------------------- 欲しきもの買つてしまへば散る柳 和子 私の仲間の句だが、巧くいつたものである。何ものにも代へがたかつた欲しき品、買つたあとの空しさは、「ちる柳」とわれとわが心を反らし、なぐさめてゐるよりほかはない。 「私の病氣を心配して息子がつひにミキサーを買つて來てくれました。きのふ試運轉、家中みんな集つて、隣りから甥も見に來ましたのよ。そして誰が最初のスイッチを入れるかといつて、もめましたがね、ブーンが廻りはじめたとき、わたしは、有難くて涙が出ました」 O夫人の話には、實感がこもつてゐた。 (「家庭電化時代」より) ------------------------- ◎Contents ▶︎私の徒然草  母の日傘  梅だより  武藏野  雛祭り  春の月  くけ臺  里歸り  大樹禮讚  山百合の話  紺朝顏  梅の實  花火  空  隣人  白い足袋  私と銀座  おもかげ  聖樹  足音  葉ぼたん  私の庭  日々好日  都會の若水  おみくじ  夕顏別當 ▶︎現代歲時記  ロマンス・グレイ  家庭電化時代  イヤリング  暴言多謝  ファッション・ショウ  職場の句日記  「ノオ」といふ名の猫  若い人  PTA  「主人」と「オイ」  犬について  ヘプバーン刈り  ここに句あり  ボデイ・ビル  サナトリウムの人 ▶︎俳句とともに  最初の句作  湖畔のふるさと  東京―大阪  橫濱時代  大森山王の家  仙臺にて  下北澤雜記 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:朝日新聞社 □date of issue:1956年 □size:17.5x12.5cm □page:237 □condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み 背ヤケ小破れ 表紙裏表紙見返しページシミ » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
1,400円
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薔薇の花の長い服(城夏子 著、竹久夢二 カバー画)

☆2024.5.6 再掲 城夏子は、17歳の頃から雑誌『令女界』などへ投稿し、1924年に少女小説集『薔薇の小径』(竹久夢二 装幀)を刊行。「抒情文学」に新境地を開き、生涯を通じて若々しい感性を失わず、多くの小説やエッセイを発表し続けました。 1969年にはそれまでの生活をあっさりと捨て、自ら選んだ花と緑に囲まれた老人ホームに入居。その軽やかな生き方が、世間の人を驚かせました。 本書は、大正期の「少女小説のころ」からの人生を振り返り、林芙美子との交流や、72歳での初めてのインド旅行などを生き生きと綴ったエッセイ集。カバー絵は、『薔薇の小径』に掲載された、竹久夢二による著者像です。 ---------------------------------------------- 踊り子という名の小娘は、伊豆の踊り子でもインドの踊り子でも、どこやら哀しみがただよって見えます。ジャイプールのホテルで夕食後、インド舞踊を見せてくれました。私は一九五七年頃に、二回来日した印度舞踊を見て、その典雅さにいたく感動した記憶があるので、こんどのインド旅行も、その記憶が誘いの水となったくらいでした。 (「印度旅信」より) ---------------------------------------------- ◎Contents ▶︎1 愉しかりし大正期 少女小説のころ  「少女の友」吉屋信子の〝花物語〟  勇・白秋・晶子・八十  ベストセラー  さすらいの唄  蝶を追いつづけた詩人  あの頃女性週刊誌があったら  ファンレター  大地震前後  竹久夢二とお葉さん  北村秀雄のこと 渦巻く大正の青春  永瀬義郎の版画展を見て ▶︎2「女人芸術」のころ 「女人芸術」誕生 林芙美子とわたし ▶︎3 薔薇の中で わが愛誦詩集 ほか 絶版または版元品切れ ハードカバー ダストカバー □publisher:東京新聞出版局 □date of issue:1975年 □size:21.5x15.5cm □page:237 □condition:経年なり・良好 カバー小破れヨレスレ » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
1,600円
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ヨーロッパ随筆(森田たま 著)

☆2024.5.5 再掲 森田たまは、雑誌『少女世界』への投稿が認められ、10代の時に札幌から上京し、少女小説でデビュー。戦前戦後にわたって数多くの随筆を著し、女性エッセイストの先駆けとなった。 昭和30年に刊行された晩年の随筆集。前年に、国際ペン大会日本代表として欧州・エジプトを歴訪したのを機に編まれたもの。オランダでのアンネ・フランクの父オットーとの思わぬ交流を記した「アムステルダムの栗の樹」をはじめ、ヨーロッパ歴訪の旅を綴る36篇を収録。 函の装幀にはデンマークで譲り受けた150年前の毛織生地、本体表紙にはローマで購入した手織りのテーブルクロスが使用されている。 ------------------------- 私はその紳士を見たこともなければ、きいたこともない。いささか當惑顏にたつてゐると、彼は大いそぎで、あなたは私を知らない、しかし私はあなたを知つてゐる、私は日本の人から手紙をもらつたといひながら、新聞の切抜を取り出した。名古屋であつたか静岡であつたか、どこかの學校の生徒のところへアンネの父親から、彼女の遺愛のオルゴールが送られたといふ記事であつた。 私は一ト目で萬事を了解した。私を呼びとめてくれたのは「アンネの日記」のアンネの父親だつたのである。オットー・フランク。 (「アムステルダムの栗の樹」より) ------------------------- ◎Contents 青葉の灯 小溝の巴里 オー、ママ、ミヤ アムステルダムの栗の樹 ヨーロッパの町々 若い仲間 チボリーの花火 鍵の丁抹 山のあなたの空遠く 薬罐を買ふ話 二度目のロンドン 羅馬の空 「蝶々夫人」餘記 ヴェネチアの硝子 結婚式 骨董物語 日本のよさ 日本の女の美しさ 丁抹の家庭 ふしぎな習慣 着物のありがたさ 紅い上衣 日本のビフテキ 朝食譜 ホテルのことなど 維内旅情 これから 富士山 パリの花 ヨーロッパの子供 旅の終止符 ぶなの並樹 ハムブルグの一夜 なつかしい虚禮 スケジュール 口ぶえ   絶版または版元品切れ ハードカバー 函 □publisher:寶文館 □date of issue:1955年 初版 □size: 19x13.2cm □page:236 □condition:経年なり・普通 函ヤケスレ汚れ傷み 本体 経年シミ ★毛筆献呈署名入り(写真8枚目) » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
2,400円
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桃李の徑(森田たま 著、初山滋 装幀)★難あり

☆2024.5.5 再掲 森田たまは、雑誌『少女世界』への投稿が認められ、10代の時に札幌から上京し、少女小説でデビュー。戦前戦後にわたって数多くの随筆を著し、女性エッセイストの先駆けとなった。 昭和14年に刊行された本書は、女学生たちの人気を誇った『令女界』に掲載された「桃李の徑」をはじめとする18篇を収めた短篇小説集。 親世代との価値観の違いによる確執、恋愛、女性同士の友情など、新しい時代を生きる若い女性たちの揺れ動く心理が描き出されている。 ------------------------------------------------ 決して自分から進まうとせず、決して自分から取らうとせず、人にゆづつてばかりゐる生活態度。お母さんの時代にはそれが美徳であつた。だが、いま自分と同じ年頃の人たちにきいたら、彼女達はなんと答へるであらう。あの激しい尾張町の十字路を、自分の家の庭先き位に横切つてゆくあの人達にきいたら。 ……人生の十字路をそのやうに容易く進んでゆく彼女達は、一瞬のためらひもなく「それは惡徳だわ」と云い切るにちがひなかつた。 (「美徳の惡徳」より) ------------------------------------------------ ◎Contents 殘された花 心の芝生 靜かな家 背後 あねいもうと 紅梅少女 春淺く 美徳の惡徳 小包にそへて 野菊 寂しけれど 紅い花 着物 病院の夕 冬の夜話 まごころ ふるさとへ 桃李の徑 絶版または版元品切れ ハードカバー □publisher:實業之日本社 □date of issue:1939年 11版(1939年 初版) □size:19x13cm □page:318 □condition:経年なり・可 カバーヤケスレ汚れ傷み 本文ヤケ経年シミ強 ★函欠け/背ヤケ強/表紙・奥付ページテープ補修(写真9枚目・10枚目)/見返しラベル剥がし跡 » 小説 https://narda.thebase.in/categories/1326662
2,000円
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