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    小さな小さな海(岩瀬成子 著、長谷川集平 絵)

    水に入るのが苦手なよしろうは、プールの時間はきまって保健室へ。そこで出会ったこうじくんが教えてくれた「小さな小さな海」は、とてもあたたかできもちがいい。ふたりだけのひみつの海で遊ぶうちに、水をこわがる気持ちが薄れていき……。 子どもの心の動きをいきいきととらえた文章と絵によって描かれた、友情と勇気の物語。 ---------------------------- 引き出しの中には、おどろいたことに海がありました。さいしょは模型かなとおもったよしろうも、波が白い砂浜によせてきているのを見て、おどろきました。ほんものの小さな海です。(略) と、むこうのほうからだれかがやってくるのが見えました。ふたりとも子どもです。海水パンツをはいています。砂浜をなかよくならんで歩いてきます。 しだいに近づいてくる小さなふたりをじっと見ていると、ひょろりとやせた子は、こうじくんにそっくりだとわかりました。ということは、もうひとりはよしろうかもしれません。 よしろうはじっと目をこらしました。いよいよ近づいてきたのを見ると、その子は、まぎれもなく、よしろう自身でした。 (「本文」より) ---------------------------- ハードカバー ダストカバー 帯あり □publisher:理論社 □date of issue:2005年初版 □size:21.6x15.5cm □page:85 □condition:経年なり・普通 背少ヤケ褪色 三方薄ヤケ » 絵本・ピクチャーブック https://narda.thebase.in/categories/1326659
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    ともだちのときちゃん(岩瀬成子 著、植田真 絵)

    小学2年生のさつきは、知っていることは何でもしゃべりたがる子。ともだちのときちゃんは対照的。いつもだまって、なにをするのもゆっくりで、首をかしげて、へんなことばかり考えてる……。   子どもの心の動きをていねいにたどる文章と、植田真の美しい水彩画によって描き出される、ちいさな友情の物語。 ---------------------------- 「あのね、あそこの木」と、 ときちゃんはまどの外の木をゆびさしました。 「きのうの木と、きょうの木は同じに見えるけど、 同じじゃないよ」 「きのうと、きょうで、ちがうの? ときちゃんには、ちがっているところが わかるの?」と、わたしはききました。 「わからないけどね、でも、きっとちがっているよ。 だって、木は生きてるもん。 生きていると、きのうとは ちょっとだけちがっちゃってるよ」 風がふいて、まどの外の木がゆれました。 葉っぱが一枚ちりました。 「ね」と、ときちゃんはいいました。 (「本文」より) ---------------------------- ハードカバー ダストカバー 帯あり □publisher:フレーベル館 □date of issue:2017年初版 □size:21.6x15.5cm □page:71 □condition:経年なり・良好 » 絵本・ピクチャーブック https://narda.thebase.in/categories/1326659
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小さな小さな海(岩瀬成子 著、長谷川集平 絵)

水に入るのが苦手なよしろうは、プールの時間はきまって保健室へ。そこで出会ったこうじくんが教えてくれた「小さな小さな海」は、とてもあたたかできもちがいい。ふたりだけのひみつの海で遊ぶうちに、水をこわがる気持ちが薄れていき……。 子どもの心の動きをいきいきととらえた文章と絵によって描かれた、友情と勇気の物語。 ---------------------------- 引き出しの中には、おどろいたことに海がありました。さいしょは模型かなとおもったよしろうも、波が白い砂浜によせてきているのを見て、おどろきました。ほんものの小さな海です。(略) と、むこうのほうからだれかがやってくるのが見えました。ふたりとも子どもです。海水パンツをはいています。砂浜をなかよくならんで歩いてきます。 しだいに近づいてくる小さなふたりをじっと見ていると、ひょろりとやせた子は、こうじくんにそっくりだとわかりました。ということは、もうひとりはよしろうかもしれません。 よしろうはじっと目をこらしました。いよいよ近づいてきたのを見ると、その子は、まぎれもなく、よしろう自身でした。 (「本文」より) ---------------------------- ハードカバー ダストカバー 帯あり □publisher:理論社 □date of issue:2005年初版 □size:21.6x15.5cm □page:85 □condition:経年なり・普通 背少ヤケ褪色 三方薄ヤケ » 絵本・ピクチャーブック https://narda.thebase.in/categories/1326659
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ともだちのときちゃん(岩瀬成子 著、植田真 絵)

小学2年生のさつきは、知っていることは何でもしゃべりたがる子。ともだちのときちゃんは対照的。いつもだまって、なにをするのもゆっくりで、首をかしげて、へんなことばかり考えてる……。   子どもの心の動きをていねいにたどる文章と、植田真の美しい水彩画によって描き出される、ちいさな友情の物語。 ---------------------------- 「あのね、あそこの木」と、 ときちゃんはまどの外の木をゆびさしました。 「きのうの木と、きょうの木は同じに見えるけど、 同じじゃないよ」 「きのうと、きょうで、ちがうの? ときちゃんには、ちがっているところが わかるの?」と、わたしはききました。 「わからないけどね、でも、きっとちがっているよ。 だって、木は生きてるもん。 生きていると、きのうとは ちょっとだけちがっちゃってるよ」 風がふいて、まどの外の木がゆれました。 葉っぱが一枚ちりました。 「ね」と、ときちゃんはいいました。 (「本文」より) ---------------------------- ハードカバー ダストカバー 帯あり □publisher:フレーベル館 □date of issue:2017年初版 □size:21.6x15.5cm □page:71 □condition:経年なり・良好 » 絵本・ピクチャーブック https://narda.thebase.in/categories/1326659
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くもりときどき晴レル(岩瀬成子 著、池田進吾 装幀)

大人にぶつかるのもうっとおしい。でも、ときどき、青空が見えることもある。だれかに出会ったとき、心にあたらしい風が吹く。僕は、どこに行きたいんだろう。私は何になりたいんだろう……。 70年代から、子どもたちの心の揺れを繊細にすくいとる作品を書き続けてきた作家による、6つの出会いの物語。 ---------------------------- 大人の考えていることはわからない、とわたしは思う。それが入り組んだ事情なのか、なんでもない気まぐれなのか、それもわからない。わたし、もう五年生なのに、わからなくてくやしい。 おばさんはアスパラがじゃまだったのか、と考える。自分の息子なのに、アスパラのことが気にならないのか、と考える。親って、何?と考える。 出ていったお母さんのことをどう思っているのか、アスパラに聞いてみたい気もするけれど、でも、わたしは聞けない。 (「アスパラ」より) ---------------------------- ◎Contents アスパラ 恋じゃなくても こんちゃん マスキングテープ 背中 梅の道 ハードカバー ダストカバー 帯あり □publisher:理論社 □date of issue:2014年初版 □size:18.8x13.5cm □page:187 □condition:経年なり・普通 カバー背ヤケ褪色 » 小説 https://narda.thebase.in/categories/1326662
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ゆめみの駅遺失物係(安東みきえ 著、早川司寿乃 絵)

山あいの小さな町にひっこしてきた中学1年生の「あたし」は、大切にしていた「おはなし」を失くしてしまう。でも、それがどんな「おはなし」だったか思い出せない。 不思議なおばあさんに、「ゆめみの駅の遺失物係に行けば、きっと見つかりますよ」と言われ、たずねてみると、そこは、世界中から誰かが失くしてしまった「おはなし」が届けられる場所だった……。 こころの痛みを抱える人にそっと寄りそい、7つの「おはなし」を通じてときほぐしていく、せつなくもやさしい物語。 ---------------------------- ドタは飛べない鳥です。 つばさは短く体は重く、いつでもドタドタと地べたをはいまわっているばかりなので、ドタと呼ばれているのです。 今日もドタは青い空を見上げています。 「空っていいなあ」 きれいだなあ、とうっとりするのでした。 (「火曜日 ― 飛べない鳥」より) ---------------------------- ◎Contents 月曜日 ― 冬のひだまり 火曜日 ― 飛べない鳥 水曜日 ― バク 木曜日 ― 夢のおうち 金曜日 ― 幸福の蝶 土曜日 ― まっくらけっけ 日曜日 ― 青い人魚とてんとう虫 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー 帯あり □publisher:新潮社 □date of issue:2014年初版 □size:19.8x12.8cm □page:204 □condition:経年なり・良好 » 小説 https://narda.thebase.in/categories/1326662
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呼んでみただけ(安東みきえ 著、藤本将 絵)

6才の遊太、ママ、そしてパパ。3人の家族で過ごす、いつもの時間が、ゆっくりと流れている。 ママは、ノートに書きためた「おはなし」を、遊太に読んで聞かせる。それはどれも、何だかちょっとおかしくて、こわくて、せつない。そんな「おはなし」を聞くたびに、遊太のなかに何かが動き出し、家族の間の距離感が少しずつ変わっていく……。 いつの間にか通り過ぎてしまう「子ども時代」の一瞬のきらめきを描いた、7つの「おはなし」入り物語。 ---------------------------- 遊太をみていると、ママは時々ふしぎな気持ちになる。 いったいこの子はどこから来たのかしら、と。 六年前の朝、自分のところにやってきた子。生まれた時、必死で世界につかまろうとするように、赤くて細い手を広げていた子。いったいだれとどんな約束をして、自分はこの小さな男の子を手に入れたのだろう。 遊太とはずっと一緒にいたような気がする。ずっと昔……自分が生まれる前から。 (「第1章 星に伝えて」より) ---------------------------- ◎Contents 第1章 星に伝えて 第2章 永久歯 第3章 ストロベリーショートケーキ 第4章 月夜の影ふみ 第5章 冬の花咲いた 第6章 きょうりゅうのタネ 第7章 サメのいる海 第8章 モグラのねぐら 第9章 大地のえくぼ 第10章 へそまがりの魔女 第11章 ふっくらすずめ 第12章 あるところとないところ 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー 帯あり □publisher:新潮社 □date of issue:2010年初版 □size:19.8x13.5cm □page:212 □condition:経年なり・良好 » 小説 https://narda.thebase.in/categories/1326662
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人の樹(村田喜代子 著、堀越千秋 絵)

木と結婚する娘たち、前世が木であった男、極寒のシベリアを行軍する旧日本兵の松の木、蕾の開花支度に精を出すリラの娘、人間の葬式にやってきた老樹たち、何万年もの孤独な時を生き続けるサバンナ・アカシア……。 人と樹がおりなす、十八篇の不思議な世界を収録した短編集。スペインを拠点に活躍を続けてきた画家・堀越千秋によるドローイングが、物語にゆたかな生命力を吹き込んでいる。 ---------------------------- 「あなたは淋しくないの」 ネズミの芥子粒の目がまばたきを一つした。 「別に」 とわたしは答えた。少しは淋しかったが、もう死にかけているこのネズミほどではない。わたしたちは寿命が長いぶんだけ、体質的に淋しさには強くできている。 孤独はわたしたちの属性なのよ。 サバンナや、どこかの林の中には、たった一本で立っている大樹がある。あれも何かのわけで一本だけ生き残った木よ。幹の太さはひとりぼっちになった後の時間と比例するわ。 (「孤独のレッスン」より) ---------------------------- ◎Contents 孤独のレッスン 花嫁の木 四月の花婿 大きな赤いトックリ 草原に並ぶもの 燃える木 リラの娘 さすらう松 逢いに来る男 みちのくの仏たち 生の森、死の森 とむらいの木 弔い花 女たちのオークの木 ナミブの奇想天外 青い蛍の木 ザワ、ザワ、ワサ、ワサ 深い夜の木 ハードカバー ダストカバー 帯あり □publisher:潮出版社 □date of issue:2016年初版 □size:19.8x13.5cm □page:266 □condition:経年なり・良好 » 小説 https://narda.thebase.in/categories/1326662
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骨餓身峠死人葛(野坂昭如 著、寺田正明 装幀)

昭和初期、九州の入海に臨む峻厳な峠「骨餓身」。その奥にある炭坑で繰り広げられる愛欲の地獄図を、濃密な文体で描き切った表題作「骨餓身峠死人葛(ほねがみとうげ ほとけかずら)」ほか、六篇を収録。 滅びゆくものに動かしがたい人間の実相を見る、野坂文学の極致を示す短篇集。 ---------------------------- 「うちゃ、もっと死人葛がほしいんよ、あげんうつくしか花はなかとよ」節夫の体を受けとめつつ、うわごとめいてたかをがいい、節夫は「よかよか、いくらでん持ってきてやるけんな」節夫は、ふと自分の体に、死人葛のつるがからみつき、わが血肉を養いとして、みるみる花をたわわに咲かせる幻想が浮かび、それはたとえようのない悦楽に思えた。 (「骨餓身峠死人葛』より) ---------------------------- ◎Contents 骨餓身峠死人葛 人情ふいなーれ 同行二人 マイ・ミックスチュア 当世ますらお団 ああ奇怪大綬章 紀元は二千六百年 絶版または版元品切れ ハードカバー ビニールカバー 帯あり □publisher:中央公論社 □date of issue:1969年初版 □size:19.8x13.5cm □page:224 □condition:経年なり・普通 カバースレ  カバー折り返し/目次ページ シミ、小口点茶シミ » 小説 https://narda.thebase.in/categories/1326662
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夏子の四季(舟橋聖一 著、山口蓬春 装幀)

温泉芸者から妾となり、戦後社会を生き抜くひとりの女性の姿を描き、「夏子もの」として一世を風靡した連作小説の第二作。(第一作『芸者小夏』は講談社文芸文庫に収録) 岡田茉莉子や若尾文子を主演として映画化され、人気を博した。 二号となって日蔭の生活を送る夏子――それなりの嘆きはあっても、意地と知性で明るく生き抜いてゆく。花街に育って、色恋をいのちに生きる女の宿命、その切ない吐息と艶めく肌の感触までを、新鮮な筆でえがく。(帯文より) マティスなどのフランス近代絵画の影響を受け、「新日本画」の世界を築いた画家・山口蓬春の装幀も魅力的。 ---------------------------- 寝ながら、夏子が、立候補者の名を拾つたあとで、次の頁へ目を轉じると、容易ならぬ記事が目についた。 四段ヌキ、零號活字で、 「二號持ちに投票せず」 とあるではないか。夏子は思わず、ピクリと緊張した。(略) 夏子は思つた。二號さんが悪いのではない、二號さんなぞを持つ男が悪いのである。それで、このやうに零號活字で非難されても、仕方がないが、それとの連關に於て、二號さん自體も、この記事からは大變な侮辱を受けたことになる。夏子は、何とも云へない寂寞感に襲はれた。 (「夏子の淸き一票」より) ---------------------------- ◎Contents 夏子の淸き一票 夏子の赤い羽根 秋刀魚燒く夏子 小春のどかな夏子 泣上戶の夏子 夏子の春怨 黃昏の道行く夏子 夏子の淺黃櫻 五月雨を聽く夏子 夏子の手書き浴衣 水たまりの夏子 螢見る夏子 キンゼイを讀む夏子 絶版または版元品切れ ハードカバー ダストカバー 帯あり □publisher:新潮社 □date of issue:1958年4刷(1954年初版) □size:19.2x13.8cm □page:319 □condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み 三方ヤケ 経年シミ 小口シミ ★帯破れ(写真7枚目) » 小説 https://narda.thebase.in/categories/1326662
1,800円
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芸者小夏(舟橋聖一 著)

温泉芸者から妾となり、戦後社会を生き抜くひとりの女性の姿を描き、「夏子もの」として一世を風靡した連作小説の第一作。 岡田茉莉子や若尾文子を主演として映画化され、人気を博した。 温泉芸者の子に生まれ、水商売の中で育った夏子。この宿命の絆を断ち切りたいと希いながらも外に道はなく、夏子は十五で芸者小夏となった。純情を捧げた初恋の教師に裏切られ、夏子は日ましに〝女〟になっていく。(カバー裏紹介文より) ---------------------------- 「芸者なんて、大きらいです」 「ふーん。そうかい」 久保先生は、やっぱりニコニコ笑っている。然し、夏子は、口では芸者を大きらいと云って居るが、やはり、女の子だから、美しい衣裳を見れば羨しいし、まだ、子供のくせに、一人前にチヤホヤされる半玉の姿には、憧れがないではない。 といって、自分の内部の、二重人格を追及する年齢ではないのだから、学校にいる間と、新叶家にいる間とを、うまく割切って、お互に矛盾や支障を来たさぬ様に、ふるまうことが出来るのであった。 (「芸者の子小夏」より) ---------------------------- ◎Contents 芸者の子小夏 小夏の夕化粧 夜の川と小夏 春雨の中の小夏 花散る晩の小夏 独り寝る小夏 紅い帯とく小夏 夏子の相合傘 夏子据風呂を買う 夏子の手のあじさい 旅やつれする夏子 夏子軽井沢へ行く 解説(松家仁之) 年譜・著者目録(久米勲) 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー 帯あり □publisher:講談社文芸文庫 □date of issue:2013年 初版 □size:15x10.6cm □page:357 □condition:経年なり・良好 » 小説 https://narda.thebase.in/categories/1326662
1,600円
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骸骨の黒穂(夢野久作 著、米倉斉加年 カバー画)

夢野久作の世界と、米倉斉加年が描く「憂世絵」。美と狂気が妖しく響き合う、角川文庫シリーズより。 北九州の小さな居酒屋のおやじがポックリ亡くなり、店の中から、白紙に包んだ沢山の黒穂の束と、古ぼけた茶褐色の頭蓋骨が発見され、人々を驚かせた。その後、町には異常な数の乞食たちが群れ集まる。それは、血の気もよだつ惨劇の幕開けだった……。 炭鉱都市で居酒屋を営んでいた名物おやじの死に秘められた、邪宗門徒たちの黒い歴史。「山窩小説」の傑作と評される表題作ほか、全7篇を収録。 ------------------------- まだ警察の仕事の大ザッパな、明治二十年頃のこと……。 人気の荒い炭鉱都市、筑前、直方の警察署内で起こった奇妙な殺人事件の話。 煤煙に蔽われた直方の南の町外れに、一軒の居酒屋が在った。(略) 主人は藤六と言った六十がらみの独身者の老爺で、相当無頼たらしい黥(いれずみ)を背負っていた。色白のデップリと肥った禿頭で、この辺りの人間の扱い方を知っていたのであろう。坑夫、行商人、界隈の百姓なぞが飲みに来るので、一パイ屋の藤六といって人気がよかった。 (「骸骨の黒穂」より) ------------------------- ◎Contents 骸骨の黒穂 山羊髭編集長 笑う唖女 巡査辞職 人間レコード 芝居狂冒険 オンチ 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:角川文庫 □date of issue:1980年 初版 □size:14.8x10.4cm □page:294 □condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み 三方薄ヤケ » 小説 https://narda.thebase.in/categories/1326662
2,400円
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狂人は笑う(夢野久作 著、米倉斉加年 カバー画)★再入荷

狂気と美が交差する夢野久作の世界と、米倉斉加年が描く「憂世絵」が妖しく響き合う、角川文庫シリーズより。 失恋のあげく狂ってしまった娘が、土蔵の二階のくらがりに閉じ込められている。娘を不憫におもった乳母が、幼い頃大切にしていた人形を差し入れたのだが、鼠がその腹を食い破り、中から出てきた新聞記事の内容が、娘の狂気に拍車をかけることに……。 閉塞状況におかれた人間の妄想のいきつく先を描き出す表題作「狂人は笑う」ほか、全7篇を収録。 ------------------------- わたし、お床の間の前に追い詰められながら、一所懸命に刀を振りまわして闘ってみたけど、トウトウ刀をタタキ落とされちゃったの。おまけに叔父さんの死骸に引っかかってドタンと尻餅を突いたおかげで逃げ損なって、そのお巡査さんに押さえつけられてしまったのよ。デモおもしろかったわ。ホホホホホホ……。 (「狂人は笑う」より) ------------------------- ◎Contents 狂人は笑う 縊死体 難船小僧(SOS BOY) 焦点(フオカス)を合わせる 斜坑 幽霊と推進機(スクリユウ) 爆弾太平記 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:角川文庫 □date of issue:1979年 4刷(1977年 初版) □size:14.8x10.4cm □page:252 □condition:経年なり・可 カバーヤケスレ汚れ傷み 薄ヤケ ★目次ページに書き込みあり(写真2枚目) » 小説 https://narda.thebase.in/categories/1326662
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空を飛ぶパラソル(夢野久作 著、米倉斉加年 カバー画)★再入荷

夢野久作の世界と、米倉斉加年が描く「憂世絵」。美と狂気が妖しく響き合う、角川文庫シリーズより。 とくダネを探し歩いていた地方記者の目の前で、空色のパラソルを手にした美貌の女性が、猛スピードで突進してきた列車に飛び込むという事件が起こる。記者は遺体に駆け寄り、遺留品をかきあつめる。女性は県内随一の富豪の令嬢で、お腹に子どもを宿していた……。 九州日報の記者をつとめた経歴をいかして、俗世のしがらみを凝視する表題作「空を飛ぶパラソル」ほか、全8篇を収録。 ------------------------- しまいには自棄気味になって、警部が出て行くのを待ちかねてウイスキーを二、三杯も立て続けに引っかけると、ヤット睡くなって来たが、ウトウトすると間もなく眼の底の空間に、空色のパラソルが一本、美しく光りながら浮き出した。そうしてフワリフワリと舞い上りつつ左手の方へ遠く遠く、小さく小さく消えて行った。 (「空を飛ぶパラソル」より) ------------------------- ◎Contents 空を飛ぶパラソル いなか、の、じけん 復讐 ココナットの実 怪夢 キチガイ地獄 老巡査 白菊 絶版または版元品切れ(2021年に改版新装版刊行) ソフトカバー ダストカバー □publisher:角川文庫 □date of issue:1979年 初版 □size:14.8x10.4cm □page:298 □condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み 三方ヤケ » 小説 https://narda.thebase.in/categories/1326662
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アウトロウ半歴史(平野威馬雄 著、横尾忠則 装幀)

大正期、二十歳で詩壇にデビューし、金子光晴に「早熟の天才」と賞賛された平野威馬雄。サトウハチロー、高村光太郎、大手拓次、北原白秋らと交友を深めるが、重度のコカイン中毒に苦しみ、アウトロウな生活に陥っていく。 日米混血であるためスパイとしての嫌疑をかけられて終戦を憲兵隊支所の牢獄で迎え、戦後は「レミの会」を組織して混血児の支援活動を展開した。 平野レミの実父としても知られる傑物が、天才少年として文壇に彗星のごとく登場した時から、暗く傷ましい昭和史をくぐり抜けた日々まで、波乱の半生を綴る自叙伝。 装幀、横尾忠則。巻頭巻末表紙に、モノクロ写真多数収録。 ------------------------- 「ああ、やっと殺されずにすんだ……」 赤羽の憲兵隊支所の牢獄から、とつぜん、 「帰っていい」と、呼び出された。 ぼくは、もう、魂のぬけた空ろな体だけになっていた。 太い丸太でつくった猛獣用の檻だった。 ぼくは、その格子につかまって、耳をすましたのだった。 憲兵どもは、直立不動で、顔を涙でくしゃくしゃにして聞いていた。 「玉音放送が、ぼくを虐殺から救ってくれた」 だが、なにもかも、まっくらだった。 (「墨田堤の脂肪の塊」より) ------------------------- ◎Contents 墨田堤の脂肪の塊 教会から追われて ストライキ終えて、くびになること 父を奪った女 ハダカの聖夜 異人のおわい屋 死刑を言いわたされた気持ち 女の匂いのする兵隊 高村光太郎の抒情詩的エピソード 『真白き富士の嶺』を焼くこと 月に吠える仲間たち 文学少年サトウハチローのこと 折伏されて本を出す 鳥にも国籍があるのか? 湖畔の天使園とは アメ横の晋太郎の人殺し ぼくには不似合いなことが二度 詩の世界では しめくくり、差別のこと そして、ぼくの生まれにからむ、いやな伝説 絶版または版元品切れ ハードカバー ダストカバー 帯 □publisher:話の特集 □date of issue:1978年 初版 □size:19x13cm □page:353 □condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み 帯背ヤケ褪色 » 評伝・ノンフィクション https://narda.thebase.in/categories/1326666
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しいの木とよう子(中江俊夫 著、黒田康夫 写真)- メルヘンの国

口のきけない少女よう子と、椎の木との間でかわされる「対話」を通じて、人々が心の内ににかかえこんでいる孤独感、罪悪感、愛憎、憧憬、狂気を浮かび上がらせる。 1973年に『語彙集』で高見順賞を受賞した詩人・中江俊夫と、『智慧の海―インド・チベット写真紀行』などで知られる放浪の写真家・黒田康夫によるフォトストーリー。 谷川俊太郎、白石かずこ、宇野亜喜良、佐野洋子らが参画して刊行された「メルヘンの国」シリーズより。 ------------------------- ぼくはいけない椎の木さ。 でもぼくは このひと晩 よう子ちゃんになって よう子ちゃんのおふとんで眠れたら あと千年だって 罰のためにじっと立っていろと言われてもいいさ。ぼくは自分に約束する。 ……椎の木さん ほんとにあたしは今夜 椎の木さんになれるのね。うそをついたら 百万円。指きりしたわよ。 ……指きり。指きり。だけど ひと晩すぎたら また交替しようね。もとどおりのふたりになろうね。 (「本文」より) ------------------------- 絶版または版元品切れ ハードカバー ダストカバー □publisher:エルム □date of issue:1976年 初版 □size:21.6x13.5cm □page:63 □condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み 経年シミ 裏見返しラベル剥がし跡 ★「メルヘンの国」シリーズしおり付き » 詩歌・その他 https://narda.thebase.in/categories/1326667
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たくさんのお月さま(ジェームス・サーバー 著、今江祥智 訳、宇野亜喜良 絵)

『ザ・ニューヨーカー』の編集者であり、漫画家やライターとしても活躍したジェームズ・サーバーの原作を、今江祥智が翻訳し、宇野亜喜良の絵で彩られたファンタジックな物語。 夜空に浮かぶ「月」を欲しがるレノア姫の願いをかなえるべく、王さまは、侍従長、魔法つかい、数学者たちに命じるが、いっこうにらちがあかない。そこに、知恵者の道化師がまかり出て、一計を講じるのだが……。 学習研究社刊の函入り単行本(1965年)を改訂し、1976年にサンリオから刊行された小型軽装版。 ------------------------------ ある日のこと、ノレアひめは、木イチゴのパイをたべすぎて、病気になってしまいました。 王さまおかかえのおいしゃがとんできて、しんさつしました。熱をはかり、みゃくをとり、舌を出させました。それからくびをかしげて、レノアひめのおとうさん ―― 王さまをよびました。 王さまはやってきて、ようすをみると、こういいました。 「のぞみは、なんでもかなえてあげる。ほしいものがあれば、いってごらん。」 「ええ、あるわ……。」 と、レノアひめはこたえました。 「お月さまがほしいの。お月さまがもらえれば、すぐなおっちゃうわ。」 (「本文」より) ------------------------------ 絶版または版元品切れ ハードカバー ダストカバー □publisher:サンリオ □date of issue:1976年 初版 □size:19.8x12.2cm □page:66 □condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み 経年シミ » 小説 https://narda.thebase.in/categories/1326662
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年鑑広告美術 1970

日本万国博覧会「EXPO’70」が開催された年に刊行された、「年鑑広告美術」。和英並記。装幀、増田正。 「EXPO’70」をめぐる狂騒的な状況下でのデザインの在り方を考察する、小松左京らの寄稿が冒頭に掲載されている。世界のクリエイティブワークの潮流を取り入れ、進化を続けてきた戦後日本のデザイン界が、岐路に立たされた時代の作品集。 向秀男、長友啓典、黒田征太郎、浅葉克己、江島任、中村誠、石岡瑛子、水野卓史、松永真、細谷巌、田中一光、杉山登志、村越襄、宇野亜喜良、和田誠、伊坂芳太良、湯村輝彦ほか。 ------------------------------ はっきりいって、EXPO’70をつくる側は、肩に力がはいりすぎていた。そうなって行く条件も種々あったのであるが、とにかく技術者も、デザイナーも、アーチストも、最高のものを、最先端のものを、と、りきみすぎたようである。万国博に対して、ごく初期の段階と、後半テーマ館の一部をつくるのに参加した私自身もその例に洩れない。 (「日本の万国博覧会 1970」小松左京 より) ------------------------------ ◎Contents 日本の万国博覧会 1970(小松左京) EXPO’70と映像(荻昌弘) EXPO’70の世界(小川正隆) 審査経過(土屋耕一) 受賞者一覧 銀賞  東陶機器 新聞広告   向秀男、勝岡重夫  サッポロビールの新聞広告   細谷巌  エドワーズ ポスター   長友啓典、黒田征太郎  資生堂サンオイル テレビコマーシャル   杉山登志、金子秀之  雑誌〈Now〉 エディトリアルデザイン   江島任 滝野晴夫 銅賞  東レの新聞広告   土屋耕一、浅葉克己  新聞広告キャンペーン   向秀男、細谷巌、和田誠  資生堂 ポスター   中村誠  キューピー 雑誌広告   村越襄、浅葉克己、吉田忠雄 ポスター 雑誌広告 新聞広告 エディトリアル・デザイン ダイレクト・メール カレンダー パッケージ ポイント オブ パーチャス ディスプレイ テレビコマーシャル 広告 絶版または版元品切れ ハードカバー ダストカバー 函 □publisher:美術出版社 □date of issue:1970年 □size:31x22cm □page:262 □condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ傷み ページ上端少波打 最終ページ日付サイン書き込みあり » デザイン・アート https://narda.thebase.in/categories/1326657
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年鑑広告美術 1964

☆2024.6.21 再掲 東京オリンピックが開催された年に刊行された、「年鑑広告美術」。和英並記。装幀、稲垣行一郎。 高度経済成長期の只中にあって、戦後日本の広告デザインが加速度を増して発展していった時代を克明に記録する作品集。 中村誠、石岡瑛子、細谷厳、亀倉雄策、原弘、向秀男、大橋正、早崎治、篠山紀信、宇野亜喜良、横尾忠則、灘本唯人、松本はるみ、伊坂芳太良、和田誠ほか。 ------------------------------------ 日本はアメリカにつづいてグラフィックデザイナーの多い国である。年々ふえて行くデザイナーの数は世界に類をみない。デザイン学校を出て、ただちに広告制作の機構の中に飛び込む若い人。またこの若い人を収容する日本の広告制作機構。このすさまじいエネルギーは世界の驚異である。 (「序文」亀倉雄策 より) ------------------------------------ ◎Contents 序文(亀倉雄策) 審査経過(岡秀行) 芸術性と娯楽性の融合(南博) テレビCM論(萩昌弘) 金賞作品  資生堂のデザイン活動   中村誠、村瀬秀明、石岡瑛子、伊藤隆道、横須賀功光 銀賞作品 「日本のかたち」の写真とエディトリアルデザイン ほか   細谷厳、二川幸夫  銀賞作品  1964年東京オリンピックのポスター   亀倉雄策、早崎治  イベットジロー リサイタルのポスター   灘本唯人  キャノンの雑誌広告 ほか   向秀男、和田誠、北井三郎 ポスター 雑誌広告 新聞広告 ダイレクトメール パッケージデザイン ポイント オブ パーチャス 屋外広告・ディスプレイ エディトリアルデザイン テレビコマーシャル 新製品キャンペーン 絶版または版元品切れ ハードカバー ダストカバー 函 □publisher:美術出版社 □date of issue:1964年 □size:32x22.5cm □page:276 □condition:経年なり・普通 函背ヤケ強 スレ汚れ傷み カバー上端少破れ(写真10枚目) 三方薄ヤケ P203〜205に小さな当たり傷 » デザイン・アート https://narda.thebase.in/categories/1326657
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年鑑広告美術 1962-3

「年鑑広告美術」の創刊第6号。東京アートディレクターズクラブ創立10年を記念する刊行となった。和英並記。装幀、細谷巌。 金賞を受賞した東京オリンピックのポスターが圧倒的な存在感を放っている。 クリエイターとしての地位向上を目指して、1964年に東京イラストレーターズ・クラブを結成する山口はるみ、横尾忠則、伊坂芳太郎(伊坂芳太良)、灘本唯人、宇野亜喜良、和田誠、久里洋二らが受賞者に名を連ねている。 ------------------------------------ 現代人はマスコミの発展とともに、その行動様式、心理構造がいよいよ感覚的情緒的方向へと変貌しています。《読む》から《視る》への移行ともいえると思います。ここで、ビジュアル・コミュニケーションの問題はクローズアップされます。イラストレーターは非常に個性的であれねばなりませんが、それ以前に、正確なビジュアル・コミュニケーターであらねばなりません。 (「イラストレーターとして」山口はるみ より) ------------------------------------ ◎Contents 序文(新井静一郎) 審査の経過(向秀男) 商業美術の新しい意味について(吉田秀雄) 近代企業におけるデザインポリシーとリデザインの問題(勝見勝) グラフィックデザィンと建築(川添登) アートディレクターの顔(亀倉雄策) イラストレーターとして(山口はるみ) フォトディレクターとして(村越襄) A.D.C.賞受賞者紹介 金賞  1964年東京オリンピック ポスター   亀倉雄策・村越襄・早崎治 銀賞  大和證券 ダイレクトメール   永井和正・横尾忠則・後藤一之・原田維夫・梶祐輔  東レ 新聞広告   土屋耕一・伊坂芳太郎・安斎吉三郎  西武百貨店 新聞広告   松本達・山口はるみ  ヤマハ オートバイ ポスター   細谷巌・北井三郎 銅賞  雑誌ミセス エディトリアル・アート   R. ラトレッジ・江島任  ピース 雑誌広告   和田誠  テクラ オートベール パッケージデザイン   灘本唯人  大日本印刷 カレンダー   大橋正  岸本産業 カレンダー   宇野亜喜良・鈴木恒夫  モナ化粧品 テレビコマーシャル ほか   久里洋二 ポスター エディトリアルアート 雑誌広告 パッケージ ダイレクトメール P.S. 広告 ディスプレイ・屋外広告 新聞広告 テレビコマーシャル 広告 絶版または版元品切れ ハードカバー ダストカバー 函 □publisher:美術出版社 □date of issue:1962年 □size:32x22.5cm □page:262 □condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み破れ 函ヤケスレ汚れ傷み ★別冊『東京ADC10年の歩み』はありません » デザイン・アート https://narda.thebase.in/categories/1326657
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年鑑広告美術 1960 ★難あり

「年鑑広告美術」の創刊第4号。1960年5月に日本で開催された「世界デザイン会議」についての記事が巻頭に掲載されており、参加者のヨゼフ・ミューラー・ブロックマン、ソール・バスらがコメントを寄稿している。 田中一光、向秀男、宇野亜喜良、和田誠、杉浦康平、早川良雄、久里洋二、早崎治、日下光子、細谷巌、亀倉雄策、山名文夫、永井一正、三井由之助、坂根進、山口瞳、開高健、柳原良平、土屋耕一ほか。 和英並記。装幀、田中一光。1960年代を迎え、宇野亜喜良、和田誠ら若手クリエイターらが台頭しつつある。若干24歳だった和田誠のポートレートが、まるで少年のように見える。 ------------------------------------ 構成的グラフィックは、タイポグラフィ、写真、絵画などの諸要素のなかに体系をもっている。グラフィック計画は制作の諸問題の洞察と創作的実現を基盤とするものである。この積極的な態度こそ、デザイナーの将来を形成する基礎となるだろう。 (「世界デザイン会議」ヨゼフ・ミューラー・ブロックマンのコメントより) ------------------------------------ ◎Contents 序文(藤本倫夫) 広告の類型化(祐乗坊宣明) 世界デザイン会議  ハーバート・バイヤー、ヨゼフ・ミューラー・ブロックマン、  ヨーマス・マルドナード、ソール・バス、ハーバート・ピンツキー、  亀倉雄策、向秀男、勝美勝、今泉武治、新井静一郎、岡秀行 A.D.C.賞審査報告・受賞者発表 受賞者紹介 金賞  田中一光 銀賞  東洋レーヨン テトロンの新聞広告   向秀男・和田誠 銅賞  季刊誌グラフィックデザイン 表紙   早川良雄  サッポロビール 雑誌広告   早崎治  丸美屋、ミツワソフトのテレビCM   久里洋二  越路吹雪リサイタルポスター ほか   宇野亜喜良 ポスター 雑誌広告 新聞広告 パッケージ ダイレクト・メール P.S. 広告 ディスプレイ 野外広告 テレビジョン・コマーシャル 広告 絶版または版元品切れ ハードカバー 函 □publisher:美術出版社 □date of issue:1960年 □size:32x22.5cm □page:299 □condition:経年なり・可 表紙ヤケスレ汚れ傷み ★ページ上端・波打ち(写真6・7枚目) ★本体背クロス裂け・函壊れ(写真9枚目) ★本体背剥がれ(写真10枚目) » デザイン・アート https://narda.thebase.in/categories/1326657
3,800円
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年鑑広告美術 1959

「年鑑広告美術」の創刊第3号。皇太子のご成婚を機にテレビの普及が加速、広告媒体としての役割も飛躍的に高まり、柳原良平による寿屋のCMが銀賞に輝いている。 向秀男、細谷巌、亀倉雄策、柳原良平、仲條正義、早川義雄、坂根進、田中一光、山名文夫、中村誠、永井一正、河野鷹思、宇野亜喜良、三井由之助ほか。 和英並記。装幀、原弘。本誌刊行の5年後、東京オリンピックのポスターで世界的に高い評価を得ることになる早崎治が、カバー写真を担当している。 ------------------------------------ テレビCMも、上昇期の分野だけに期待されたが、寿屋の一人舞台に終った。商品のイメージに適合した卓抜な着想が、すぐれた柳原のイラストレーションで肉づけされ、他作品をはるかに引離している。 (「A.D.C.賞審査経過報告」より) ------------------------------------ ◎Contents 序文―グラフィック・デザインの位置(今泉武治) 経営とデザイン(勝美勝) 経済生活における写真の意義(伊奈信男) A.D.C.賞審査経過報告・受賞者発表 受賞者紹介 金賞  ブリジストン エバーソフト広告キャンペーン   向秀男 細谷巌 銀賞  山村ガラスその他のダイレクトメール   早川義雄 寿屋 テレビCM ほか  柳原良平 銅賞  ニコンの海外向けポスター   亀倉雄策  資生堂の雑誌広告   仲條正義  日本楽器のカレンダー   田中一光  資生堂の新聞広告 ほか   山名文夫 ポスター 雑誌広告 新聞広告 パッケージ ダイレクト・メール P.S. 広告 ディスプレイ 野外広告 テレビジョン・コマーシャル 広告 絶版または版元品切れ ハードカバー ダストカバー 函 □publisher:美術出版社 □date of issue:1959年 □size:32x22.5cm □page:260 □condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ破れ 函 ヤケスレ汚れ破れシミ 表見返しノド剥がれ(写真8枚目) » デザイン・アート https://narda.thebase.in/categories/1326657
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年鑑広告美術 1958 ★函なし

「年鑑広告美術」の創刊第2号。前年に刊行された第1号は、過去数年間の作品を集成したものだったが、本号より1年間の作品に限定され、名実ともに「年鑑」となった。 ニコンのキャンペーンで金賞を受賞した亀倉雄策をはじめ、山名文夫、河野鷹思、大橋正、粟津潔、坂根進、柳原良平、杉浦康平、秋山庄太郎など、日本のヴィジュアル・コミュニケーションの質的向上に情熱を燃やしたクリエイターたちの、志の高さを感じる作品集。 和英並記。装幀、亀倉雄策。カバー画、早川義雄。 ------------------------------------ それらの動きは、社会的に未だ恵まれないアート・ディレクター、デザイナー、コピーライター、フォトグラファーたちが、歩調を揃えて広告技術の上昇を目ざすとともに、共同の広場に立って、広告技術者の社会的環境を一新しようとする意欲に燃えている事を物語るものである。 (「序文」藤本倫夫 より) ------------------------------------ ◎Contents 序文(藤本倫夫) 日本の眼(勝美勝) ヴィジュアル・コミュニケーションと組織(今泉武治) 事業と広告美術(加納久朗) A.D.C.賞審査経過報告・受賞者発表 受賞者紹介 金賞 ニコンSP 一連の広告にたいして  亀倉雄策 銀賞 三共野外広告のデザイン  伊藤憲治 松坂屋スエーデン展のディスプレイ ほか  河野鷹思 銅賞  中芸・新協劇団の「国定忠治」のポスター   粟津潔、山城隆一  明治製菓の雑誌広告   大橋正  寿屋「洋酒天国」 ほか   開高健、坂根進、柳原良平  「暮しの手帖」の表紙デザイン   花森安治 ポスター 雑誌広告 新聞広告 ダイレクトメール パッケージ P.S広告 ディスプレイ テレビジョン 広告 絶版または版元品切れ ハードカバー ダストカバー □publisher:美術出版社 □date of issue:1958年 □size:32x22.5cm □page:256 □condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ破れ ★函なし » デザイン・アート https://narda.thebase.in/categories/1326657
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Graphis annual 72/73 ★カバーなし裸本

☆2024.6.11 再掲 1944年にスイスで創刊され、世界のグラフィックデザインの先鋭的な作品を紹介しつづけた雑誌『Graphis』(2005年終刊)が刊行していた年鑑の1972/73年版。 広告、カタログ、雑誌デザイン、装幀、カレンダー、パッケージ、ポスター、レコードジャケット、テレビ広告、トレードマークなど。70年代を代表する世界のデザイナーの作品を一望できる。カラー、モノクロ図版多数収録。 ジャン=ミシェル・フォロン、エンツォ・マリ、エットレ・ソットサス、ミルトン・グレイサー、シーモア・クワスト、エドワード・ゴーリー、トミ・アンゲラー、ポール・ランド、ソール・スタインバーグ、ハーブ・ルバリン、大橋正、和田誠 ほか。 テキスト、英語・フランス語・ドイツ語。 ----------------------------------- ◎Contents Advertisements Booklets Magazine Illustrations Magazine Covers House Organs Newspaper Illustrations Annual Reports Book Jackets Paperbacks Calenders Trade Marks Letterheads Packaging Record Covers Film Adverting Television ハードカバー □publisher:The Graphis Press □date of issue:1972年 □size:30.5x24cm □page:231 □condition:経年なり・可 表紙少当たり 三方薄ヤケ ページ全体に下端波打ち・濡れシミ(写真6枚目) ★ダストカバーなし裸本 » デザイン・アート https://narda.thebase.in/categories/1326657
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Graphis Annual 74/75

☆2024.6.11 再掲 1944年にスイスで創刊され、世界のグラフィックデザインの先鋭的な作品を紹介しつづけた雑誌『Graphis』(2005年終刊)が刊行していた年鑑の1974/75年版。 広告、カタログ、雑誌デザイン、装幀、カレンダー、パッケージ、ポスター、レコードジャケット、トレードマークなど。70年代を代表する世界のデザイナーの作品を一望できる。カラー、モノクロ図版多数収録。 上野紀子、大橋正、ピーター・マックス、ジャン=ミシェル・フォロン、エンツォ・マリ、ソール・スタインバーグ、シーモア・クワスト、ミルトン・グレイザー、エドワード・ゴーリー、リチャード・ヘスほか。 テキスト、英語・フランス語・ドイツ語。 ----------------------------------- ◎Contents Advertisements Booklets Magazine Covers Magazine Illustrations Newspaper Illustrations House Organs Annual Reports Calenders Trade Marks Letterheads Packaging Record Covers 絶版または版元品切れ ハードカバー ダストカバー □publisher:Graphis Press □date of issue:1970年 □size:30.5×24.2cm □page:235 □condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み 破れ 経年シミ 三方薄ヤケ » デザイン・アート https://narda.thebase.in/categories/1326657
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Graphis Posters 79

1944年にスイスで創刊されたデザイン誌『Graphis』が、1973年に刊行を始めた国際ポスター年鑑『Graphis Posters』の1979年版。 世界39ヵ国から選ばれた約700点の名作ポスターが掲載されている。表紙を飾っているのは、フランスのグラフィックデザイナー、アラン・ル・ケルネ。 トミー・ウンゲラー、ピーター・リンドバーグ、イェジ・フリサク、ジャン・ミシェル・フォロン、ミルトン・グレイザー、シーモア・クワスト、横尾忠則、永井一正、浅葉克己ほか。 テキスト、英語・フランス語・ドイツ語。 -------------------- ◎Contents Advertising Posters  Direct Mail  Fashion  Food  Industory  Institutions  Publishers' Publicity  Stimulants  Tourism  Varia Cultural Posters  Art Galleries  Cultural Events  Exhibitions  Films  Theatre Social Posters  Education  Political Posters  Social Posters  Solidarity Posters Consumer Posters  Consumer Posters 絶版または版元品切れ ハードカバー ダストカバー □publisher:Graphis Press □date of issue:1979年 □size:30.5×24.2cm □page:211 □condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み破れ折れ目 経年シミ 三方薄ヤケ » デザイン・アート https://narda.thebase.in/categories/1326657
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Graphis Posters 77

1944年にスイスで創刊されたデザイン誌『Graphis』が、1973年に刊行を始めた国際ポスター年鑑『Graphis Posters』の1977年版。 世界37ヵ国から選ばれた700点を超える名作ポスターが掲載されている。表紙を飾っているのは、フランスのレイモン・サヴィニャック。本誌にも、同氏によるエールフランスのポスターが収録されている。 中村誠、石岡瑛子、横尾忠則、ジャン=ミシェル・フォロン、アラン・ゴティエ、トミー・ウンゲラー、ミルトン・グレイザー、シーモア・クワスト、ポール・ランドほか。 テキスト、英語・フランス語・ドイツ語。 -------------------- ◎Contents Advertising Posters  Cars  Department Stores  Direct Mail  Fashion  Food  Industory  Institutions  Pharmaceuticals  Publishers' Publicity  Stimulants  Tourism  Varia Cultural Posters  Art Galleries  Cultural Events  Exhibitions  Films  Theatre Social Posters  Education  Environment & Ecology  Habitat  Social Posters  Solidarity Posters Consumer Posters  Consumer Posters 絶版または版元品切れ ハードカバー ダストカバー □publisher:Graphis Press □date of issue:1977年 □size:30.5×24.2cm □page:211 □condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み破れ 経年シミ 三方薄ヤケ » デザイン・アート https://narda.thebase.in/categories/1326657
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百鬼園日記帖(内田百閒 著)- 旺文社文庫 全作品集

百閒の遺志に従い「旧仮名遣い」を用いて、昭和54年から59年まで刊行された旺文社文庫〈特別企画〉全作品集より。 大正6年7月、前年に師と仰ぐ漱石を失った28歳の百閒は「取りとめのない死の不安」にとりつかれ、「心の表を通り過ぎる印象、心の底から消えて行く記憶」を文字に残し、「創作の心覚」とすべく日記をつけ始める。 百閒は、初の著作『冥途』が世に出る大正11年まで日記を書き続け、20年後に『百鬼園日記帖』『続百鬼園日記帖』として刊行。本書は、その二冊の単行本を、附録「箏曲私見」を除いて一冊としたもの。 『冥途』の制作過程などが記された貴重な記録であるとともに、日記体の「随筆」として読み応えのある内容となっている。差し障りのある箇所は「むにやむにや」という、独特の伏せ字が使用されており、それが出てくるたびに真面目な内容であっても笑いを禁じ得ない。 ------------------------------------------ 午後は雑誌を読む。むにやむにやの「むにやむにやのむにや」をよんで不愉快になつた。彼はむにやむにや特有の守銭奴である。心の非常にいやしい男らしい。 晩、夕食、風呂の後散歩がてら大塚町の大江氏のうちへ行つたらるすであつた。昨日からむにやむにやへ帰つて居るとさがみが云つたので何となく安心した。歩くと腹がいたくて困つた。帰つてから校正、十一時過就床。 (「大正8年8月6日」より) ------------------------------------------ ◎Contents ▶︎百鬼園日記帖  大正六年  大正七年  大正八年 ▶︎続百鬼園日記帖  大正八年[続]  大正九年  大正十年[抄]  大正十一年[抄] 「百鬼園日記帖」雑記(平山三郎) カバー:田村義也 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:旺文社文庫 □date of issue:1984年 初版 □size:15x11cm □page:346 □condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み 経年シミ » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
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船の夢(内田百閒 著)- 旺文社文庫 全作品集

百閒の遺志に従い「旧仮名遣い」を用いて、昭和54年から59年まで刊行された旺文社文庫〈特別企画〉全作品集より。 昭和14年から20年まで日本郵船の嘱託をつとめた百閒は、フロックコートに山高帽という出立ちで出社。原稿料頼みの不安定な生活から逃れて、郵船所有の船に乗って船旅を楽しみ、台湾まで足をのばす。 台湾旅行の思い出や船談義を中心とした「船の御馳走」「時化」「バナナの菓子」など35編の随筆と、百閒が初めて発表した本格的な中篇小説「柳檢校の小閑」を収録。 太平洋戦争直前の、まだ「船の夢」に心遊ばせる余地の残っていた時代に書かれた、第14冊目の百鬼園随筆文集。昭和16年刊行。 ------------------------------------------ 初めにアイスクリームを飲み又は食ひ、次にソツプを食ひ又は啜り、ソツプの時から乾菓を出させる。其後一種或は二種の御馳走をたべて、それから珈琲を飲む。それでお仕舞かと思ふと又食卓ボイを呼んでライスカレーを持つて来させる。 船の中の晩餐の時に、私はさう云ふ食べ方をすると、この頃になつて大学の辰野隆博士が頻りに云ふので困る。辰野博士とは去年の夏一緒に往復一週間許りの船旅をしたので、其時の事を持ち出すのである。 (「船の御馳走」より) ------------------------------------------ ◎Contents 流民 岸壁の浪枕 新造 出船の記 人の顔 竹橋内 尾長 玄冬観桜の宴 葉蘭 麻姑の手 一病息災 荒手の空 大和丸 東支那海 屏東の蕃屋 小列車 砂糖黍 時化 基隆の結滞 簾炉 机 道楽のすすめ 新田丸座談会覚書 船の御馳走 門司の八幡丸 婦人接待係 砂糖袋 蟻と砂糖 バナナの菓子 カステラ 紅茶 海苔 山火事 不心得 門松の風 柳檢校の小閑 「船の夢」雑記(平山三郎) カバー:田村義也 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:旺文社文庫 □date of issue:1982年 初版 □size:15x11cm □page:198 □condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み 三方薄ヤケ 経年シミ » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
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凸凹道(内田百閒 著)- 旺文社文庫 全作品集

百閒の遺志に従い「旧仮名遣い」を用いて、昭和54年から59年まで刊行された旺文社文庫〈特別企画〉全作品集より。 表題作「凸凹道」は、死別した旧友の思い出を綴った随筆で、哀切な余韻とともに「冥途」に通じる幻想味がただよう。わずか3ページ足らずの小品だが、百閒の愛着を感じさせる作品となっている。 その他、漱石も愛した名噺家に思いをはせる「小さんの葬式」、世間を大いに騒がせたハレー彗星の観望記「箒星」、阿呆の鳥飼ぶりを諧謔味たっぷりに記した「銘鶯会」など、48編の随筆を収録。 昭和10年に刊行された、第5冊目の百鬼園随筆文集。 ------------------------------------------ 午後七時二十二分岡山驛を発車する第六列車が、当時は下ノ関から新橋に直行するただ一本の上り急行であつた。林はそれに乗つて水戸にたつ事になつてゐたので、私は自転車に乗つて岡山驛に見送りに出かけたところが、夕闇にともした提燈が、驛の近くに来た時、道の凸凹に車輪がをどつた拍子にふつと消えてしまつた。(略) 林とは子供の時からの随分長い友達だつたから、その時の袂別を妨げた凸凹道のいきさつを、今でも思ひ出す。 (「凸凹道」より) ------------------------------------------ ◎Contents 忙中謝客 離愁 柳暗花明 小さんの葬式 官命出張旅行 門衛 初泥 水心 箒星 志道山人夜話 寄贈本 署名本 正直の徳に就いて 狸気濛濛 明暗交遊録 窓前 苗売り 豫科時代 敬礼 大瑠璃鳥 御時世 凸凹道 鵯 非常汽笛 他生の縁 拝接 猪の昼寝 暗闇 裸安居 阿房声 八段調 五段砧 芥川教官の思ひ出 雷魚 百鬼園日暦 簾外 銘鶯会 続銘鶯会 可可貧の記 櫛風沐雨 雑爼  ソノ心事ノ陋劣ナル歟  鶴の二声  春琴抄の放送  谷崎潤一郎氏の送假名法に就いて  恐しいか恐ろしいか  雨の念佛  純粋言語の説  学生航空の発向 解説:桶谷秀昭 「凸凹道」雑記(平山三郎) カバー:田村義也 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:旺文社文庫 □date of issue:1981年 初版 □size:15x11cm □page:238 □condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み 三方薄ヤケ 経年シミ » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
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百鬼園随筆(内田百閒 著)- 旺文社文庫 全作品集

百閒の遺志に従い「旧仮名遣い」を用いて、昭和54年から59年まで刊行された旺文社文庫〈特別企画〉全作品集より。 小鳥たちへの偏愛ぶりを諧謔味あふれる筆致で綴る「阿呆の鳥飼」、のちの「阿房列車」シリーズを彷彿とさせる旅行記「一等車」、やることなすことピントのはずれた知人・瀬川さんの間抜けぶりを記した「間抜けの実在に関する文献」など、34編の随筆を収録。 室生犀星をして〝天下無敵〟と賛嘆せしめ、内田百閒の文名を一躍高めた記念すべき第1冊目の百鬼園随筆文集。昭和8年刊行。 ------------------------------------------ 私は小さい時分から小鳥が好きで、色色な鳥を飼つたり、殺したりしました。色色飼つてゐる内には、段段あたり前の鳴禽ではつまらなくなつて来て、仕舞には五位鷺や木菟など迄も飼つて見た事があります。 けれども本来厭き性ですから、次第次第に世話をするのが面倒臭くなつて来て、籠の中を飛んでゐる小鳥を見ても、面白くも可愛くも何ともなくなり、第一鳴いてゐるんだか、居ないんだか忘れてしまふ様になると、ある朝起きて見たら、宿木の下に両足を上に向けて、死んでゐたり、又は餌をやる時一寸した隙をねらつて、手の下から逃げて行つてしまふ様な事になります。 (「阿呆の鳥飼」より) ------------------------------------------ ◎Contents ▶︎短章二十二章 琥珀 見送り 虎列刺 一等車 晩餐会 風の神 髭 浸水式 羽化登仙 遠洋漁業 居睡 風呂敷包 清潭先生の飛行 老狐会 飛行場漫筆 飛行場漫録 嚔 手套 百鬼園先生幻想録 梟林漫筆 阿呆の鳥飼 明石の漱石先生 ▶︎貧乏五色揚 大人片傳 無恒債者無恒心 百鬼園新装 地獄の門 債鬼 ▶︎七草雑炊 フロックコート 素琴先生 蜻蛉玉 間抜けの実在に関する文献 百鬼園先生言行録 百鬼園先生言行餘録 梟林記 解説:戸板康二 「百鬼園随筆」雑記(平山三郎) カバー:田村義也 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:旺文社文庫 □date of issue:1980年 重版(1980年 初版) □size:15x11cm □page:288 □condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み 三方薄ヤケ 経年シミ ★扉ページに蔵書印あり » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
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抱擁(日野啓三 著、落田洋子 カバー画)

☆2024.6.1再掲 作家の心象を外界に投影する「私小説」の枠組みから完全に離陸し、日野啓三のターニングポイントとなった野心作。 1982年に第10回泉鏡花文学賞を受賞した単行本の文庫化。落田洋子のカバー絵が、物語の世界と静かに響き合う。 「いかなる意味でも作者は、その影さえも、この物語の中にはいない。彼はいわば神として、登場人物の運命を駆動する力として、物語の外にいる」(「解説」池澤夏樹 より) ------------------------------------------------------------------ 大都会のまんなかに静かに佇む洋館に心引かれ導かれた私は、その一室で幻想的な少女、霧子と出会う。身を固く包んで口さえ開こうとしない霧子に、私の興味はふくらむ。そしていくどかの奇妙な触れ合いの末に、霧子の心は徐々に開かれてゆく……。泉鏡花賞に輝くロマネスク長篇小説。 (「カバー裏紹介文」より) ------------------------------------------------------------------ ◎Contents 第一章 洋館 第二章 少女 第三章 白夜 第四章 洪水 解説:池澤夏樹 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:集英社文庫 □date of issue:1987年 2刷(1987年 初版) □size:15.4x10.8cm □page:280 □condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ傷み 背ヤケ褪色 » 小説 https://narda.thebase.in/categories/1326662
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