ご近所の電柱

画像1 電柱は、好きですか。足をとめて、しみじみと眺めてみたことがありますか。このページでは、「あぁ、いいなぁ」と感じ入った電柱を紹介します。といっても、まぁ、どこでもある、ご近所の電柱ですけど。
画像2 【 001. 電柱は、いつもそこにある、誰も見ていなくても。】 道ばたのミラーの中にある、丸く切り取られたご近所を眺めていると、どこか遠くにある、別の世界を覗きこんでいるような、ボーッとした気持ちになることがあります。そして、そんなつまらないことを考えている人間がいようがいまいが、電柱は、やっぱり、いつもそこにあるのです。
画像3 【 002. 味も、そっけも、身もふたもない、電柱は美しい。】 トランスとか、ガイシとかが、ほどよく配置されている、典型的な普通の電柱。こういうのが、いちばん好きなのです。こんなものを見上げて写真などを撮っていると、道行く人が、不審そうに見とがめていたりして、ちょっと恥ずかしい。
画像4 【 003. ああ、風流なるかな木目調電柱。いいなぁ、これ。】 基本的にコンクリート製の無骨な電柱が好きなのですが、こういう典雅な電柱の味わいも、捨てがたいものがあります。いずれ命運がつきて、コンクリート製の電柱に取り替えられる日が来るのでしょうが、がんばって長生きしてほしいと思います。
画像5 【 004. 登れるものなら、登ってみろよと、武装する電柱。】 電柱に巻かれた有刺鉄線。実に美しい、コーディネート。電柱は、素人が登るものではありません。ということを、身をもってお知らせしてくれている電柱です。
画像6 【 005. 何が何やら、大混線。本当に大丈夫なのかしらん。】 電線一本一本に、意味とか、役割とかあるはずなんですけど。これ本当に、すべて役にたっているのでしょうか。あまりにもごちゃごちゃしているので、なんだかうれしくなって、しばらく見上げてニヤニヤしてしまいました。あぶない、あぶない。
画像7 【 006. 押し合い、へし合い、電線生活。で、へしって何。】 へし合いの、「へし」って、何なんでしょう。ちょっと、その、おバカな響きが好きなんですけど。もしかしたら、由緒ある古語なのかな。どなたかご存じの方、メールくれませんか。(と、呼びかけたものの、メールが来なかったので、自分で辞書をひいて、圧し(へし)の意であることを確認しました)
画像8 【 007. ふとん干し干し昼下がり。となりは何をする電柱。】 マイホームに、マイ電柱。建物につながれるいる電柱は、なんか、こう、「飼われている」という感じがしますね。お宅にはどんな電柱がつながれていますか。
画像9 【 008. 足もとに霊感あり。もっと上に貼ったらどうなの。】 電柱には、いろんなものが貼ってありますが、これは、あまり、お近づきになりたくない筋の物件。何もわざわざこんな低位置に貼らなくてもいいのに、と思うのですが。犬にマーキングされてしまいますよ。
画像10 【 009. 止まれ。急ぐな。ゆるりと、見ていけ、この電柱。】 「標識」というのは、だいたいが命令口調。はっきりいって、相当いばってますね。しかし、「止まれ」の標識の前で、のんきに電柱などを眺めているのも、あぶない話。車にひかれないように、気をつけましょう。
画像11 【 010. 月に雁。梅に鴬。電柱に飛行機。うん、粋だねぇ。】 飛行機が、スーッと空をすべってきて、電線と電線の間を抜けていく。一幅の絵のような、そのたたずまいが、とても好きで。掛け軸にしたら、さぞ、いい感じでしょう。

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