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なぜアメリカ人は大雪を掻き分けてでもアメフトを見るのか。NFLプレーオフ
先週に引き続き、NFLプレーオフの話です。
第1週、ワイルドカード・ラウンドが終わりました。
全6試合のうち接戦は1試合だけであとは大差がつきましたし、シード順の高い方が順当に勝った試合が多く、結果だけを見ると平穏な幕開けでした。
だけど、本当は試合が行われただけで大ニュースだったのです。
NFLプレーオフの試合は、中立地で行われるスーパーボウルを除き、シード順が高いチームの本拠地で行われます。
プレーオフは真冬の時期、それなのに、なぜか強いチームは寒い地域に多いのです。だから、極寒の下で試合が行われることは風物詩のようなものでもあります。
それにしても、先週はひどかった。
カンザスシティで行われたドルフィンズ対チーフスのコンディションは体感温度が零下30度以下だったそうで、15人の観客が低温症で救急搬送されました。
カナダ国境に近いバッファローで行われたスティーラーズ対ビルズに至っては大雪に襲われ、まず土曜日に予定されていた試合は州知事命令で延期が決定。間に1日おいて月曜に試合が行われるまで、懸命な雪かき作業が行われました。時給20ドル(約3000円)でファンに協力が呼びかけられたそうです。
なんとかフィールドはプレイできるようになっても、スタンドはまだ雪に覆われていましたが、ファンはその雪を掻き分けてやってきました。
準々決勝にあたるディビジョナル・ラウンドではよりによってチーフスとビルズがバッファローで激突です。天気予報によると、先週よりはずっとましですが、それでも最高気温は零下3度以下だってことです。
他にもボルティモアで行われるテキサンズ対レイブンズも氷点下の戦いになりそうです。
いやいや、北の国のひとたちは大変だなあ、と暖かい南カリフォルニアからTシャツ姿でビールを飲みながらテレビ観戦するのが、この時期の僕の楽しみです。
くどいようですが、これだけアメリカ人が熱狂するのですから、日本人にとっても面白くないはずはありません。
アメフトってよく分からないんだよなあって人は以下の記事が分かりやすくて、親切で、とってもおすすめです(自分で言うな)
初心者向け解説:アメフトの各ポジションに求められる身体サイズと運動能力とは
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