見出し画像

上昇気流を捉える13


背景

前回からの続き
データをもちゃもちゃしてセンタリングのヒントらしきものを得たが、果たして実際にそうなのか?

目的

どんな時でも高く遠く飛びたいが、上手い人と同じようにはゆかず、それは具体的に何が異なるのか?上手な人同士は会話が成り立っているので言語化されていないが共通の何かがあるのではないか?普通の社会人なので経験を積むための時間はどうしても限られるので、データ分析から勘所となる情報を抽出しフライトに適用することで名人の奥義を数値化できるのではないか?という仮説を検証してみる

ガジェット作成

前回の分析から「センタリングの際の良さげな心がけは以下ではないか?」となった。

  • 旋回反映は80mを超えないように

  • 旋回速度は12m/sを超えないように

  • 旋回は概ね21秒ぐらい

これをロジックに落としてゆくとこんな感じか?

  • 10秒前と今の進行方向が概ね逆(旋回判定)

  • 瞬間の飛行速度が12m/s以下

  • 10秒前と今の位置の距離が80m以下

これが本当に効率の良い処理か?特に旋回判定はもっと良い判定方法があるのではないか?と思ったりするが、この判定が有効である目処がついたらさらに検討を進めることとする。
いずれにしてもこれを実現するために必要な部品を揃える

  • GPS

  • 気温、湿度、気圧センサー

  • スピーカー

  • 処理するボード

なるほど、つまりそういうことか

スタックちゃんバリオ

使ったものは以下の通り

  • M5Stack Basic V2.7(本体)

  • M5Stack Core2用ポート拡張モジュール

  • M5Stack用GPSユニット

  • M5Stack用温湿度気圧センサユニット Ver.3(ENV Ⅲ)

  • Power Switch for M5Stack

  • M5Stack用電池モジュール

やりたいアイディアが固まるとちょっとプログラム書くだけでガジェットができてしまう。半田付けはいらない。すごい時代になったものだ、、、
今はブザーのような音が鳴るだけだけれども将来的には色々喋れるようにしたいので絵だけでもしゃべっているふうにしておく

スタックちゃんバリオ おしゃべり中

ループのたびに口が開いたり閉じたりしている程で動くようにした。今はこれが精一杯(笑)
スタックちゃんに導かれたフライトが下図

20240615 尾神岳

スタックちゃんのブザーがなる毎に旋回半径を小さくしようと努力したことが聞いたのか今までの飛行よりも小さく回せている。一方、ここに表示されていないものの速度が13m/sに達していたので次回のフライトではもう少し意識してみよう。

まとめ

これはいけるかもしれない。この長く曲がりくねったフライト軌跡はスタックちゃんにお導きに従ってサーマルを捉え続けていたからに他ならない(笑)一連の努力からようやく明るい兆しが見えた!
サーマルも見つけて可愛くおしゃべりしてくれればパラ版のラゴパスたんができるに違いない!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?