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子供電話相談室

私はラジオが好きであり、tbsラジオの伊集院光さんの番組で、子供電話相談室のコーナーがある。

その質問で前にどうすれば良い人生をおくることが出来ますかという子供からの質問があった。この質問はとてもよい質問だと思うし、伊集院光さん含む大人のパーソナリティーの方も一生懸命に答えていた。

このことについて答はないし、十人十色である。

私が気になった件がある。それはこの質問をした子供に対して素直に分からないと言わなかったことである。

この質問に対して100点の解答できる人間はいないと考える。多くの人間、いや全人類がそれを少しは考え、全哲学者が答は出せていないだろう。

それだけ幸せの価値観は千差万別であるからだ。

それだけ難しい質問を子供はしてきてくれたのだ。

その質問に対して最後の締めは分かったかなと聞いて終わっていた。子供が電話を終わっても難しい質問でしたねという会話は続いていたのに関わらずだ。それだけこの質問は難しいのである。何故素直に子供に対して分からないと言えないのかが疑問である。この世の中は分からないことだらけである。そのことを子供に分かってもらうことも大切だと私は考える。私がもしこの質問を子供にされたら素直に分からないことを伝えて、その上で自分の意見を述べる、最後に子供にも一緒になって考えてみようと伝える。知らないことを知らないということは恥ではないことである。

しらないことを子供に知られるのが恥ずかしいと思っているから素直に知らないことを言えないのかも知れないが知らないこと、分からないことは素直に言うことが大事であると私は考える。

話は少し変わるが昔子供が何故人を殺してはいけないのかという質問をして話題になったことがある。

このことをけしからん、ナンセンスな質問だという風潮に世間はなった。しかし、爆笑問題の太田さんは様々な哲学者がこのことを考えていて人生はこれに悩んで、考えているのだからこの質問は人として真っ当な質問でありナンセンスな質問では全くないと言っていた。この意見に私は大変興味をもった。今まで様々な哲学者がこのことに疑問を持ち、これの反対の人は何故いきるのかという問いに答も出ていないという意見である。故に子供が何故人を殺してはいけないのかという質問は人として、全く持っておかしな疑問ではなくこの質問に対して誠実に答えることが大切であると私は考える。

話は子供電話相談室に戻るがこのように世の中には答が出てないことはたくさんあるのだ。そのことを子供は知らないのである。知らないことは知りたいというのが人間の本能である。子供はなおそれが強いのだ。しかし、何度も繰り返すが大人にも答えられないことはある。そのことを素直に言った上で自分自身の意見を述べ、子供にも考えてもらうことが大切なことだと私は考える。

「温かくして寝ろよ」、「僕から以上」

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