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しめ飾りからの正月準備を愉しむ。

正月飾り・しめ飾り(しめ縄・注連縄などとも)には、歳神様を祀る神聖な場所を示す意味があります。しめ飾り(しめ縄)が神の領域と現世を隔てる結界となり、その中に邪や不浄なものが立ち入らないようにする役目があるそうです。その由来は、天照大神が天の岩戸の話にまで遡るとされ、「しめ」には神様の占める場所という意味があるといわれています。

また、しめ飾り(注連飾り)というのは、しめ縄に縁起物などの飾りをつけたものをいいます。福岡のそれで代表的なものに清廉潔白を表す「裏白」、家系を譲って絶やさず子孫繁栄を願う「譲り葉」、代々栄えるよう願う「橙」などです。よく、横長の棒〆に

もともとは、神社がしめ縄を張りめぐらせるのと同じ理由で、自分の家が年神様をお迎えするのにふさわしい神聖な場所であることを示すために始まったといわれています。しめ縄やしめ飾りを結界として施すことで、その内側が清らかな場所となり、魔除けにもなるため、年神様が安心してきてくださるわけです。
こうして正月の年神様をお迎えし、松の内(1月1日~7日。地域によっては15日まで)を過ぎたら外します。松の内が7日までの場合、一般的には7日(7日の七草粥を食べた後など)に外しますが、日付が8日に変わってから外すところもあります。

また、ここ数年は特に若い世代(30〜40代前半)の世帯でも飾られ方がうちのエリアでは増えてきました。

子どもさんが生まれたからそういった文化風習的なものをしたくなった!という方や、転勤族が多く他県からこちらに越してきた方は正月不在にするので、不在感を無くす意味でも飾るみたいです。文字通り『厄除け』ですね。

この様に、様々なきっかけと理由でしめ飾りも見直されて来ています。

もちろん!今に合ったデザイン性のあるインテリアになり得るしめ飾りを欲しがる方、昔ながらのものを欲しがる方様々ですが、この文化風習を今に合ったカタチで伝えていきたいものですね❣️

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