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独学で製菓衛生師試験を受けました。


8月5日にあった香川県の製菓衛生師試験を受けました。

いずれは海の見えるお菓子教室なんてできたらいいなあと夢を膨らませていたので、製菓の国家資格であるし、一つの肩書きとして持っておきたいと前々から思っていました。

23日に合否が発表され無事合格できていたので、感想や勉強方法など、製菓学校を出ていないけどこれから受けたいよーという方の参考になればと思いnoteに記録します。

製菓衛生師の試験を受けるには、製菓学校を出ている、もしくは2年以上の実務経験が必要です。
私はもちろん後者。現在産休期間を抜いたら約3年〜4年位。
こちらの場合だと更に、実務経験を積んだお店の食品衛生責任者の証明、または菓子組合、食品衛生協会の証明が必要です。

もちろん、ヤマモトさんにお願いするつもりでいたんですが、ここで問題発生。
親族などは証明できなかったのです。
これがなんと試験の受験申込締め切り2日前。
ええええ、そんじゃ一回離婚するとかしなきゃ無理やん、、と思っていたら、申請先の小豆島の衛生課の方が、県の食品衛生協会に連絡を取って下さり証明を頂くことができました。(本当にバタバタとお世話になりました!)

いよいよ受けるぞ、という気持ちが高まって、ようやく勉強を始めました。
製菓衛生師は筆記試験のみ。勉強あるのみです。
何しろ勉強らしい勉強というものがとても苦手なので、ここまで自分を追い込んでいかないと、やらねば!という気持ちにならないんですね、、、

テキストはこれ

メルカリで1,700円にて購入。(定価は2,800円ですが、もう発行されていないからかAmazonだと6,000円位でした。)
めちゃめちゃ付箋とか貼ってますが、逆にこれ、勉強ベタがバレそう。
各学科とその学科ごとの問題があります。

私の勉強方は

・テキストを読む
・過去問を解く

の2つだけです。

勉強期間は3週間前からはじめました。
長過ぎるとモチベーションが保てないので。

最初の2週間はひたすら空き時間にテキストを最初から読みます。
特に何を書くでもなく、だらだらとカフェの空き時間に読む。
朝はバタバタしていたり、夜は子供と寝落ちするのが当たり前なので特に何もしていません。

ただ、読み流すんではなく、きちんと理解して読み進めました。
案外後半の食品学とかになってくると楽しいので、すいすい読めました。(逆に公衆衛生など法律や決まりが沢山出てくる前半の科目は、何回も何回も同じとこ読んでしまった。)

実技の選択問題は
・和菓子
・洋菓子
・パン
から自分で選んで問題を数問解きます。

私は洋菓子を選択して読んでいました。
正直、菓子製造に2年以上携わっていれば解けるようになっている内容だと思います。
他の和菓子やパンの問題もチラッと見ましたが、全く分からん。

そんなこんなで2週間かけて読み終わりました。

次にテキストの問題だけをはじめから解く。
苦手分野が浮き彫りになりましたが、最近読んだばっかりのことなので意外と解ける。
これに2日。

ラスト5日間でようやく過去問。
都道府県ごとに行う試験なので、都道府県ごとに問題も受験日も違います。
過去問はそれぞれ都道府県のホームページに掲載されているので、それを印刷して解きました。

私が受けた香川県は昨年1年分の過去問が出ていたので、とりあえずこれを解く。

この時点で合格点に達していたんですが、今年の問題が同じようとは分からない。まぐれかもしれない。
更に細かく覚えねばならないところ、(特に私の場合は食中毒の細かい分類とその詳細、食品の毒素について、など)は表にしてトイレに貼る。久々のこの勉強感にちょっと楽しくなる。



一回これを読むまでトイレから出ないルールで覚えました。

香川県の過去問は1年分だったので、ちょっとこれだけでは不安だなあ、ということで岡山県と岩手県の試験問題も解きました。
岡山は近いから似てるかも、という安易な考えと、岩手はただただ好きな県だからです。

どちらも合格点に達していたので、少しは安心かなと思い、あとは苦手な科目の問題を何度か解いて当日は試験に望みました。

ラスト2日はまるまる試験勉強に時間を使わせてもらいました。
ヤマモトさん家事に仕事に協力ありがとう!

試験会場が高松市だったので、試験とはいえ久々の1人時間がすっごく楽しかったなー
香川県の試験会場は8割女性、6割以上は製菓学生、約3〜4割は個人かな?という感じ。(なんとなく私が感じた雰囲気です。)
60人以上はいました。

実際試験を受けてみての感想は、
あのテキストでは最新情報は分からない部分もあるし、テキストには書かれていない細かい内容の部分での問題もあったけれど、テキストを理解して読んでいれば合格はできる!ということ。

3週間前というとなかなか勉強にはギリギリの時間だったんですが、逆に集中して、そして読んだところを忘れることも無かったので良かったかなと思います。(追い込まれると集中するタイプというのもある)


製菓の免許はこの製菓衛生師というのと、製菓技能検定というのがあります。
どちらもパティシエに必須では無いのですが、久しぶりの勉強がなかなか楽しかったので、技能検定も受けようか検討中です。
こちらは1級は7年以上実務経験が必要なのでゆっくり考えよう。


これから個人で受けるようかという方の参考になったら嬉しいです。


写真は最近のオーダーを受けたケーキ達。
夏は自然と爽やかな色味に。

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