長生きしたいと思わない

自分でも認めたくないけど、こう思っている自分がいることを、認める必要があると思ったので、今書いている。私は長生きしたいと思わない。

具体的に何歳まで…とは考えていないが、楽しく生きて、そのうちポックリと死ぬことができたらいいんじゃないかな、と思っている。

なぜ長生きしたいと思わないのか。いや、思えないのか？それは楽しく生きる見込みがないと考えているからだ。

今は生きていて楽しい。色んなものにも好奇心はあるし、やりたいこと、行きたい場所、沢山ある。時々体調を崩すのを除けば、体力も結構ある。これから頑張って一人暮らしをしていくし、頑張ってお金を稼ぐから、やらねばならないことも沢山ある。数は少ないけど、友人もいる。

私は自分がこれから一人で生きていくと思っている。これには2つ意味があり、1つ目は、自分は生涯結婚したり、パートナーを持ったりすることはないと思っているということだ。2つ目は、友人について、将来には果たしているのだろうか、いない可能性もあるなあと思っているということだ。だから自分が一人で生きていくことを、覚悟している。

1つ目の「結婚しない」という意味での「一人で生きていく」は、私としてはウェルカムである。結婚する人生も、しない人生も、それぞれ良さがあると思っていて、私は現時点では、後者の良さをより大きいと感じている。一人暮らしで、自由で、自分のお金を全部自分に使えるという点で、自分の人生を全て自分でコントロール可能、フットワークが軽いという点で、私は結婚しない人生が良いなあと、今は思っている。だから、「結婚しない」という意味での「一人で生きていく」は全然アリだ。

しかし、2つ目の「友人がいない」という意味での「一人で生きていく」が、私は怖い。少し語弊がある気もするので補足すると、ここでの「友人」とは、「時々連絡をとって会っているような人」という意味である。または、「仕事でもプライベートでも仲の良い人」でもいい。とにかく私は、時々でも一緒に話して笑い合うような人が、一緒にカフェやレストランに行くような人が、愚痴を言い合うような人が、一人でもいなければ、きっとしんどくなってしまうだろう。

私にはそういう人が、将来いるだろうか。きっと段々、そういう人に出会うのは難しくなっていく気がする。正直、歳をとったら相手してくれる人なんていなくなるのでは？と思っている。自分の内面的な魅力がどうとか、優秀だとか、そういうのをもってしても、外見は歳をとったおばあさんだ。現実として、他者は相手したいと思わないのではないかと、そう思っている。

書き忘れていたが、大前提として、私はいつも悲観的に考えており、自分に自信もないので、今回も「私には将来友人がいないのではないか」と考えている。

それで、私はこの点での「一人で生きていく」に、楽しいビジョンが見いだせないため、長生きしたいと思わない、思えないのだ。

自分がそう思っていることを、認めたくはない。それに、ネガティブなことを書くと、その方向に引っ張られてしまい、それが現実となってしまうのではないかと思い、これまではあまり書いてこなかった。しかし、認めなければいつまでも自分をチクチクと針で刺しているような状態が続きそうな気がしたので、今日は書いてみようと思った次第である。