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『自分を鍛える!―「知的トレーニング」生活の方法』読んだ

【写真:カナダ・トロント】車で行く。


こんばんは。

今日はこちらの本を読んだ。思ったことを記録しておこう。

少なくてもちゃんとした知識を

どこかであいまいに手に入れた一知半解の知識がたくさんあるよりも、量は少なくても、きちんとした知識―自分が確実に身につけている知識―があるほうがはるかにましである。

機知を利かそうとすると…

優秀な人間、機知に富んだ人間であろうとしてふるまうことが悪だと述べられていた。それはなぜか。

機知を利かそうとすれば、どうしても風変わりな片寄った連想をするようになる。(中略)結果として、頭脳は知識を得たり交換したりする、まともな釣り合いのとれた機能を果たさなくなってしまう。そして、(中略)変わった連想をする以外、何の取り得もない人間になってしまうだろう。

これには私はビビった。私も機知に富んだ人間であろうとして、優秀な人間アピールをしようとして、片寄った連想ばかりをしていないだろうか。大丈夫だろうか。

そして、これからもそうならないように。

「はやく」より「緻密に」

これは意外だった。つまり、「はやく完成させることより、きちんとしたものを完成させよ」とのことだった。はやさよりも質が大切だと。

私はどちらかというと、質を追い求めて期限切れギリギリになるタイプなので、「ある程度はやさも大切にせねば!」と思って最近やってきているのだが、必ずしもそうでもないのだろうか…?まあ結局はバランスが大切、という話になりそうだが。

読書の仕方

本書では読書の仕方に関して沢山述べられていたが、まず大前提として、これが書かれていた。

読んだ本の内容はしっかり自分のものにすること。

そうだよな。それこそ有意義な読書だよな。

その上で、自分のものにする読書とするために、大切なことが2点述べられていた。1点目に、文章にしるしをつけながら読むことだ。例えば疑問に思った点は「?」をつける、など。つまり紙とペンを片手に読書すべし、とのことだった。ただしこれは、図書館から借りた本ではできず、自分で買った本でのみ可能なことである。

2点目に、思いついたことを書き留めながら読むことだ。読んでいて思ったことがあれば、すぐに書き出す。そのためにも、紙とペンを用意しておくべきだ。そうでなければ、思い浮かんだ考えは、すぐに忘れられてしまう、とのことだった。その通りだと思った。

そして最後に、読書をする本の選び方だ。

自分の文体を損なうような本は、読まないようにすることである。

本の文体は、読んだ者の文体をつくるそうだ。だから場合によっては、自分の文体にとって有害な本もあり得るとのこと。この世の全ての本を読むことはできないのだから、選んで読め…確かに。

読む本を選ぶ際には、本をパラパラめくり、最初の1章分を読んでみるとよい、と書かれていた。

睡眠について:早起きは三文の徳/寝なさ過ぎも寝過ぎも悪

本書では睡眠についても、当たり前だが大切なことが書かれていた。そしてその通りだなと思った。

朝の遅い人間で志を叶えた者は一人もいない!

素晴らしいことを成し遂げた人は、大体早起きしているイメージがあったが、まさにそうなのだな。

過度の睡眠は、時間の浪費になるだけではない。体全体の機能も余分な睡眠で低下する。

別の箇所では「睡眠不足もダメ」と書かれており、つまり本書で伝えられていたことは、適正な睡眠時間をとるべきだとのことだ。

友人の選び方

お互いがお互いの習慣、性質、考え方、ものの言い方などを吸収し合うことになるのだから、単に美点をそなえているだけでなく、できるだけ欠点の少ない友人を選ぶように心掛けることだ。

エネルギーの使い道

先日読んだ『エッセンシャル思考』と同じようなことが書いてある箇所があった。これは真理なのかもしれない。

当初の目標と直接関係があることにエネルギーを絞り込む

本書では、「目標と関係ないことを学んでどうすんの?」という見地から書かれていた。しかし、それと同時に、色々な分野のことを学び取ることは大切だとも書かれていた。能動的に何かを勉強し始めるときは、目標に関連したことから始めよ、人と話している受動的な時間には、何であっても学び取ってみせよ、とのことなのだろうな。

全体を通して

最後に、全体を通して思ったことだが、これまでにお話してくださった社会人や、昨日読んだ『エッセンシャル思考』をはじめとした本等とは、違うことを書いている部分もまあまああったので、時に困惑しながら読んでいた(人によって言っていることが違うというのは当然のことだとわかっていても、だ)。執筆された方が、以前の時代の方だからなのかもしれないし、この本が「勉強するためには」という点にフォーカスしているからなのかもしれない。

とはいえ、逆に他の本や人々と同じように書いてあるお話もあったので、そこはかなりの確率で真理として受け取り、少しずつ実践していければと思う。

それにしても、今回は感想というより、書かれていたことを陳列するような文になってしまった。

ではまた。

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