見出し画像

深呼吸。

ここのところ、なんだかSNSにも言葉にも食傷気味で、文字が流れていってしまっていた。
ただ手元の本はゆっくりと読むことができたと思う。

それで良いのだと思う。

誰でも発信できることがしやすくなった反面、その言葉の熱量はどのくらいなのだろう、と思うこともある。

言葉についての周期的な愛憎かもしれない。
それでもまた、書きたくなるし、言葉を信じてしまうのが私なのだった。

2023.12.26(火)
昨夜は美味しい日本酒と食べもので、ふあーっと愉快な気持ちになった。角打ちデビューである。
連れていってもらったお店は、酒屋さんがしてる美味しいところ。何食べても美味しい。

ポテサラ、だし巻き、たこのうま煮、カキフライ、ハンバーグ、もつ煮…この美味しいものたちを再現したくなる。でも、これは難しいから、季節ごとくらいには訪れたい。お店のひともお客様も、いい塩梅な感じで、良い空間が広がっていた。日本酒好きにはたまりません…

カキフライのタルタルが素朴な美味しさ

しばらく書くより、考える時期だったようで、ひとと話したり、仕事をしたり、服を買ったりした。

でも、このあいだ、不思議に気になる一冊があって、これは本に呼ばれたのかな?と思った。

きくちゆみこさんの『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』

たぶん世代が近くて、読みながら読者である私も、一緒に考えることができた。しっくりくる。しっくりくるというのが一番の感想だ。シュタイナー教育についても書かれていて、興味深かった。

強気でも弱気でもなく、この社会や人生、自分と折り合っていくなかで、遠いところで何か光ものが見えたような…そういう一冊。我にかえることでもある。

トワイライライトさんにも行ってみたい。

心身にしっくりきた本。

今日も版画に行き、試し刷りのあとの修正をした。
完成まであと少し。

試し刷り。グラデーションが上手くいくといいなあ。


彫ることは、焦り気味な性分の私に良いことで、木に触れることも落ち着く。少しずつ作品を増やしていきたい。来年もしごとの合間に彫りたい。

来年こそは、また一冊なにか出したい。
まずは2月の批評会が楽しみでもある。

書くこと、詠むこと、絵、版画、製本づくり、スープの研究、日本酒、国内旅行…色々ある。

年の瀬がしんしんとやってきている。