石破氏、捨て身の告発か？

自民党を支持する者では無いことを先ず明らかにしておく。

石破氏の自民総裁選出は、自民の改革にほんのり灯りが見えたかと思ってしまったところがあった。
決して石破氏の政治姿勢を全面肯定することはできないが。
宗主国に物申す気概が見れた事、自身の言葉で国民に呼びかけたことに石破氏らしさを感じた。

その後、総理大臣としての発言では大きく後退した印象を国民に与えてしまったようだ。野党はここぞとばかりその変節を追求している。当然のことだが。

石破氏は元々自民党の党内野党と云われ、総裁選出は奇跡と言われる現象であった。
それでも選挙を経て当選した党首は指揮権を発動し、新しい自民党の展望を示すものと思った。繰り返すが石破氏の政治姿勢を全面肯定することはできないが。
結果、自分の主張を引っ込めなければ、党を動かす方針を出せなかった。足を引っ張られたなんってものでなく、後ろから頭を大きい金属のタライのようなもので叩かれたようなもの。生命に別状はないが、これはまるで昭和のドリフターズのお笑いネタと同じで、政界のお笑い劇だ。政治生命は終わった。

今の現象を見るに、これで決まり自民党の壊滅への道筋が見えたと思えた。
野党への期待からの政権交代とは云えないことは、言うまでも無いが明らかに結果は見えてきた。希望的観測が強すぎる感は否めないが。

大の男が前言を翻すのを見て、あまりにも有り得ない現象は石破氏の最後っ屁と感じた。（大の男・・たまたま石破氏が男であったことでの表現です。私が古い男なのですみません）
石破氏が総裁選で逆転した経緯を見て、あれ、なんかおかしいぞと感じた方は他にもいらっしませんか。
案の定、派閥無き総裁選は派閥隠しの総裁選であった事が明らかにになった。裏金議員の残存は自民党の金権体質が変わらない事を示した。その他諸々綻びは多い。踊らされた新総裁だったのか。

失態を敢えて公開した姿勢は、明らかに石破氏が、もうやってられ無いて、啖呵を切ったに等しく、脱党したらスッキリするのになーて、同情すら覚える。
いや、これだけ党内からコケにされたら、石破氏は怒って当然だ。

そんなこんなで、この度の自民党内紛を石破氏の捨て身の告発と見た。「自民党は本当にダメな政党だ」てね。

今後は政界復帰を考えず、仏門に入り座禅でも組んでみたら如何ですか。