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夢ときらめきの話

・もうradikoタイムフリーで聞けなくなってしまった(Spotifyで聞けるみたいです)のですが、佐久間宣行のオールナイトニッポン0に、ゲストで品川庄司が来ていました。
・みなさんは品川庄司好きですか?わたしはどっちでもなかったのですが、このラジオを聞いて心を動かされました。radikoの期間が終わっちゃったのと、どうせネットニュースで書いている人がいると思うので簡単に内容を書いてしまおうと思います。

・品川庄司の二人がオードリーの番組に出演した時に、「これからの野望は?」という質問をされて、品川さんが「俺たちはもうゴールデンで冠番組とかやれる感じじゃないですからね……」というようなことを言ったときに、庄司さんがものすごく悲しそうな顔をしていたというのです。
・なんでも、お笑い芸人を始めるとき、品川さんは「映画監督になる」、庄司さんは「アイドルと結婚する」、そして品川庄司としては「冠番組を持つ」という夢があったんだそうです。
・ご存じの通り、品川さんも庄司さんも個人としての夢をかなえました。これはすごいことだと思うのですが、まだ”品川庄司としての夢”はかなっていない、というのです。

・この話を聞いたときに、すごくグッと来てしまいました。話を聞いていると、品川さんも庄司さんもそれぞれめちゃめちゃに器用で、そしてめちゃめちゃに不器用だと思いました。個人としての夢をかなえるだけの能力を持ち合わせておりながら、コンビとしての夢がかなえられない、ということに対して、いとおしさというか、心の奥を掴まれるような感覚を覚えました。これから品川庄司の二人がどうなっていくのかはわからないのですが、コンビとしての夢をかなえて、それが弾けた時には、また別の大きな感動があるんだろうな、と思いました。どうやってそこにたどり着いたのか、そのサクセスストーリーがきいてみたいものですね。

・Spotifyに登録しないといけないですが、全編は以下で聞けるみたいなのでぜひ。

・あと、「夢かぁ……」と思いました。わたしの周囲には「これが夢なんです」って言っている人がたくさんいて、まぶしいな、と思っています。わたしにも夢があるにはあるのですが、「これ!」というものがあるわけではなく、小さな「目標」と言えるものがごろごろ転がっているだけ、という感じがします。それでもいいんだとは思うんですけど、あんまり輝きがないな、という感じは否めないです。たぶんマルチ商法の人が私に話しかけても、あんまり張り合いがない感じになっちゃうでしょうね。(そういう人用のマニュアルもあるんだと思いますが)

・特に仕事が忙しくなってくると、目の前のことで手いっぱいになって、自分が何を求めて今の会社に入ったのかとか、分からなくなってきます。「配属」というものがあって、仕事を割り当てられて、この世界の現実をたくさん目にして、時には怒られ、感謝され、、、そんなことを繰り返すうちに、「人生ってこんなもんなんだな」と思っちゃっている感じは正直あります。つまらねえ、つまらねえ、お前の人生はつまらねえ……

・私のことを評価してくださっている方からすれば、お前何を言ってるんだ、って思うかもしれません。即売会に本を出してたくさんの人から感想をいただいているときのわたしは間違いなく輝いていたと思います。そしてこれからも、そういうことができる日が来るんだろうな、って思っているのです。来るというか、来させるというか。

・お笑いの人やアイドルの人たちがまぶしいのは、そういう一瞬のきらめきに向けて全力で取り組んでいるからなんだろうと思います。

・ただ、そういう一瞬のきらめきがあった後にも、人生って続くと思うのです。「この一瞬のためにわたしの人生があったのだ」って、思える瞬間は、これから来るのかもしれないし、死に際に振り返ったときに、「あれだったな」と思えるのかもしれません。どうであれ、そう思える人生であればいいですよね。あればいい、というか、そうするためにがんばらなきゃですね。

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