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オモコロブロスでハーモニーランドに行った記事が出た!

オモコロブロスで大分県のハーモニーランドに行った記事が出た!

ハーモニーランドは、サンリオの屋外型テーマパークだ。
東京のサンリオピューロランドは屋内だが、ハーモニーランドは屋外でめちゃくちゃ広い。屋外で広くて、観覧車やメリーゴーラウンドもありかなりテーマパーク然としている。佇まいもレトロで趣がある。

タイトル通り、ハーモニーランドはちょっと遠いけどホントにいい。大分県の日出町という聞いたことないところにある。東京からは大分空港からバスに乗って最寄り駅まで行き、そこからバスでタクシーで行かなければならない。車の免許を持ってない人には行きにくい場所だ。

だけどサンリオ好きならハーモニーランドに行ったほうがいい。ピューロランドに行ったことがある人はまったく違うサンリオの楽しさが味わえるし、昔のサンリオの意匠は今見られないものが多くて宝探しのようでわくわくする。90年代から2000年代にかけてのキャラクターが多くデザインされている。壁のペイントや園内のオブジェクト、それらを散歩しながら見つけるのが楽しい。もちろん、サンリオ好きじゃなくてもアトラクションに乗ったりレトロ写真を撮ったりして楽しめる。ものすごく広いので一日中遊べるし。

ピューロランドはパレードやショー主体で来場者を楽しませるが、ハーモニーランドはアトラクション主体で来場者を楽しませる点で対照的だと思う。

ピューロランドはものすごいパレードやショーを見て、すごいものを見た、と心がポワポワするような胸の内から込み上げる体験、反面ハーモニーランドはアトラクションに乗って、次は何乗ろうと場所から場所へと移動をするから肉体的な体験が刻み込まれるというか……。もちろんハーモニーランドにもパレードはあるので私の勝手な感覚だが。

また、施設の作りも体験に影響を与えていると思う。ピューロランドは地下がメインステージのため、到着ゲートを通ってエスカレーターで地下に降りていく。潜行、没入、魔法の箱庭にたどり着く。『魔法の国のアリス』でアリスが穴に落ちて別世界に迷い込むところを彷彿とさせる。

ハーモニーランドは屋外型で、23.5haの広大な敷地(ピューロは4.6haなので約5倍)を持ち、来場者はアトラクションからアトラクションへと移動して楽しむ。青空が頭上に広がり、遠くには山の稜線がかすんで見える。開放的な空間でキャラクターを求めてずんずんと歩く。園内には緑があふれ、木々や花に隠れたサンリオキャラクターを見つけ出す楽しみがある。まるでキャラクターがそこに息づいているような感覚がある。

前者は夢や空想、そういったイマジネーションを自分に引き寄せる体験で、後者は日差しの柔らかさや風のにおいを感じながら、汗ばみながら歩いてキャラクターに近づいていく肉体的な体験だと思う。この区別はなんとなくだし、どちらもそれぞれの施設にある体験だが……。もっと洞察ができればいいが私には知識がない。建築の本とか読もうかな。

私は小学校のときに家族でハーモニーランドを訪れ、今もそれを記憶している。記事にも書いたがコーヒーカップに乗ったとき急に昔の記憶が懐かしく呼び起こされた。ハンドルを回して具合が悪くなった思い出。刻み込まれている。小さい頃にハーモニーランドに行っていてよかった。サンリオを今好きでいるのは昔訪れていたからだと思う。

記事の反応を見ていると、昔よく行って懐かしいと回想する人のほかに、ハーモニーランドの存在を知らなかったと驚く人がけっこういた。
そうなんだ! ピューロランドとペアで記憶されるものではないのか。ディズニーランドとディズニーシーみたいに。でも大分県とちょっと遠いところにあるから記憶からなくなっていくのかも。ピューロほど垢抜けていないし。

友人に記事を見せたら、「ピューロランドは知ってたけどハーモニーランドは知らなかった、サンリオ好きの人が地方に勝手に作ったそういう施設かと思った」と言っていた。その気持ちはわかる。

だから今回ハーモニーランドの記事を書いてよかったと思う。これほどまですばらしい施設が知られないのはもったいない。知られずに煤けて寂れていくのは悲しい。このご時世だが暇を見つけてぜひ行ってみてほしい。noteを読んでくれてありがとうございました。

ハーモニーランドってちょっと遠いけどホントにいいですよ。


あとは記事で載せきれなかった写真を貼ります。

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