文学フリマ東京36に出展した!(振り返り)
5/21(日)に開催された文学フリマ東京36に出展した!
もう2週間以上経ってしまっているが、それはそれとして自分用のアーカイブとして記録する。当日の状況と買った本のメモだ。あと最後には新刊の通販情報がある。
当日は今まで制作した既刊『ヨソモノ紀行』『ヨソモノ紀行 尾道』と、新刊の『クマモト・ワンジャンプ・バンジークラブ』、シールを2枚持っていった。
文フリ東京は毎回規模が大きくなっていって、会場の人の多さもすごかったしモノレール前で入場前に待機している人も増えていた。
設営も毎回開場ギリギリまで準備している。布を敷いてポップ書いて、ブックスタンド立てて、ともっと段取りよくできるだろうなと毎回思う。ほぼ制作に気をとられているから、出来上がったらもう準備に割くリソースがなくなる。
文フリではひとつの長机の半分が1ブースなので、もう半分のブースの方にあいさつする。話していて同郷ということがわかって盛り上がったり、お仕事の話をしたりして本を交換して楽しかった。こういう偶然の出会いもあるんですね。何か作って出すと同じように創作活動をしている人と仲良くなることができるのでうれしい。
開場してすぐ私のブースに来てくれる人がいてうれしかった。既刊は通販もしていたので、あまり売れないかもと思っていたが、対面で買いたいからとわざわざ来てくれて買ってくれる人もいたので持っていってよかった。
私のことをまったく知らない人でも燃える犬小屋シールに足を止めて買ってくれて、ついでに本を手にとってもらえたりしたのでこういう飛び道具的なアイテムも重要なんだと思う。知らない中年男性に「ひどいな」って言われて通り過ぎられたりしたけど。
差し入れもお菓子とか本とかアイケアグッズなどいただいて、全部ありがたく頂戴している。うれしいです。もらった「蒸気でほっとアイマスク」がメントール配合で、あったかいのにスースーして不思議な感覚でおもしろかった。
全部うれしいけど中でも印象に残っているのは、ハローキティのカードを持ってきてくれた人だ。
私がサンリオ好きだからわざわざ持ってきてくれたそう。こうやって見せてくれて、
「この中から1枚引いてください」と言ってくれた。かっこよすぎ!!!!
すごく粋(いき)ですよね。
そして1枚引いたら最高のカードが出た。
「いつもあなたのことを・・・」って天使のキティが言ってくれている。これはすごい。すごくておしゃれすぎるマジシャンの告白だった。
サンリオが好きだからとカードを全部くれるんじゃなく、1枚選ばせることによって強烈に印象付くしこんなロマンティックなことあるのだとすごかった。こういう差し入れもあるなんて、と今度真似しようと思った。
来てくれる人がどんな人なのか知りたいという気持ちと、わざわざ私のところに来てくれたのだから少しでもいい気持ちになって帰ってもらいたいという気持ちで、ブースに来てくれる人とは極力話すようにしていた。いろいろ励みになる言葉や記事の感想、前作った同人誌の感想など教えてくれたりしてうれしかった。お釣り計算などでてんやわんやだったので変なことを言っていたら申し訳ない。
ブースには初めて来てくれる方や前の文フリも来てくれた方、Twitterなどで活動を前から見知っていた方、古い友人が来てくれた。リアルで対面販売すると大変だけど刺激や驚きがあっておもしろい。
また、ブースに来てくれた人に「よかったら感想教えてね〜」と伝えたので、ツイートやnoteなどで感想を教えてくれる人がいた。うれしいですね。実際に持ち運んでくれたり。前の本も旅行先に持ち運んでくれた人がいて、やはり物を作ると形見のようでうれしい。
前の東京文フリは友人と出展したのでゆっくり会場を回ることができたけど、今回は1人だったのでほとんどブースにいた。そのためゆっくり他のブースを回る時間がなかった。15時過ぎにさっと回ったくらい。ブースにいて、来てくれた人の服に出展者シールを見つけるとどこで出しているのか聞いて買いに訪れたりした。本は購入したものや交換したもの、もらったものがある。
全部で10冊(たしか)。全ては読めていないので感想はまだ書けないが、みんなそれぞれコンセプトがあってエッセイや小説、マガジン、マンガなど各々のスタイルで本を作っていてすごい。時間ができて本を読む気分になったときにじっくり読む。
文フリ楽しかった。今度11月にある文フリ東京も出展します!
何か新刊を作るのか、過去に作ったものをいい感じにして出すのか、いろいろ検討したい。InDesignの流し込みや表紙デザインも手弁当なので、そろそろ他のイラストレーターさんなどプロの人にお願いしてかっこいいものを作ってもらいたい気持ちがある。
★通販情報★
新刊の『クマモト・ワンジャンプ・バンジークラブ』をBOOTHで通販します!!
800円+送料です。
購入は上記BOOTHリンクから。
新刊は昔から付き合いのある友達にバンジーに誘われて、その道中のクルマでの会話を中心にまとめた。10年以上同窓でよく遊んだ友達でも、しばらく会わないと会話も一問一答のようによそよそしくなるし、だけど仲がよくないわけでもない不思議な空気感がある。今までの既刊は私が淡々と旅行して記録していたが、なにか他者の介入でどうアクションが起こるのか、そこで私がどう思ったかなどを書きたかった。そして最後に60メートル超のバンジーを飛ぶ体験が2人に同じく訪れる。
タイトルはふと思いついたわりには気に入っているし、読んでくれた人が褒めてくれてよかった。表紙の写真もいい。文字で迫力を出したかった。
本を読んだ後に、表紙の私の着ているスウェットの色と裏表紙の川の色に注目してほしい。
既刊の2冊は高知と尾道の旅行記で、それぞれどこに行っただとか何を食べただとかを書いている。
既刊はこちらから。『ヨソモノ紀行 尾道』は在庫がなくなったので、気が向いて刷り上がったら追加する。また旅行して本にしたい。
シールもある。
楽しかったのでまた本を作って出したい! Web記事もいいけど、本を作って出すといろんな人が手にとってくれるのがわかるので手触りがある。
自分の本が誰かの棚にあるのがうれしいので、どこか本屋さんにも置いてもらえたらいいなとぼんやり思っている。
いろいろ考えたい。
以下は「もっとこうしたらよかったな」など、大勢に言うことではない制作の反省を書きます。
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