僕を駆り立てる彼らは
はじめに
出版編集A、最終課題のテーマは「私の信じる世界」
これまでの記事からもわかるように、わたしの信じる世界は「音楽」です。
その中でもわたしが一番大好きなバンド
go!go!vanillasについて書いていきます。
go!go!vanillasがどういうバンドなのか、わたしにとってどういう存在なのか。
この記事を読んでもらえたら伝わるのではないかと思います!
go!go!vanillasとは
バンドについての説明は公式サイトの文章を引用させてもらいました。
ただこのバンドについては、読むより聴くが早し!
バニラズの魅力の一つであるライブの映像を見ていただきたいと思います。
今年5月に行われた大分での凱旋公演で演奏された『チェンジユアワールド』のライブ映像です。バニラズがどういうバンドか少し伝わったでしょうか!
バンドについて少し知っていたただいところで、早速バニラズとわたしについて書いていこうと思います。
バニラズとの出会い
わたしがバニラズと出会ったのは約7年前、中学2年生の終わりのころでした。
音楽好きな友達から「このバンド絶対好きだと思うから聴いてみて!」と言われて、当時一番新しい曲だった『カウンターアクション』のMVを見たのがきっかけでした。
初めてこの曲を聴いたときの衝撃は今でも覚えてます…
MVを見終わった後、わたしこのバンドのことめちゃくちゃ好きになるなと思いました。
そのあとはもう早いもので、YouTubeにある曲は全部聴き倒し、YouTubeにない曲はCDを買い、お金がなくて買えなかったものはTSUTAYAでレンタルして、
みるみるうちにハマって行きました。
それまで音楽を聴くことは好きだったものの、ここまでのめりこんで聴くのはバニラズが初めてのことでした。
バンドについて調べていると、今ツアーをやっていて、なんと私の住んでいる高松でも1ヶ月後にライブをするとのこと。考える間も無く、ライブに行くことを決めました。
初めてのライブ
わたしが初めて行くことになったライブは
2016年4月26日『Kameleon Lights Tour 2016』高松DIMEでした。
初めてみるバニラズのライブ。もう楽しくて楽しくて、ライブってこんなに楽しいんだ!と知った一日でした。正直ライブの記憶は当時も今もあまりなくて、とにかく楽しかったということしか覚えてません(笑)
このライブが行われた 高松DIME は後々たくさん通うことになり、今でも一番大好きなライブハウスです。
今年の3月にこのライブハウスは移転しまい、思い出のライブハウスが無くなってしまってとても寂しいです。またこのライブハウスでバニラズ見たかったなあ
このライブでもう一つ転機になったのが、ライブの後Twitterでバンド好きの人と繋がる用のアカウントを作ったことです。
この日たまたま仲良くなった人が「バンド垢」なるものをやっていて、私も作ってみよう!となりました。
この時仲良くなったのが関西の大学生のお姉さんで、今回のバニラズのツアーはほとんど行っているというお方でした。私も大学生になったら、バニラズのツアー全通するぞー!と意気込んでいたのが懐かしいですね(遠い目)
当時中学生だった私も、今では全通する大学生のお姉さん側です。
あの時仲良くしてくれたお姉さん元気かな〜
バンド垢を作ったことをきっかけに、同じ音楽の趣味を持った人とたくさん繋がり、同じ地域に住む人と他のライブで会ったりとコミュニティがどんどん広がって行きました。
今でもこのアカウントを使っていて、もう出会って7年目なんて人もいるくらいです。
初めてのバニラズのライブでライブの楽しさを知り、コミュニティが広がり、色々なきっかけになった出来事でした。
ライブのその後
初めてのバニラズのライブに行った後の私はというと、すっかりバニラズに魅了され、バニラズが高松に来たら必ずライブに行くし、1人で大阪まで遠征するし、バニラズ繋がりで好きになった他の色々なバンドのライブに通い詰めるし、音楽中心の生活になりました。
高校に入って病気になってしまい、大変だった時もバニラズを始めとした沢山の音楽に救われていました。ライブに行くと現実の自分を忘れられて、あの時心は病まなかったのはバニラズがいたおかげだなと思います。
しんみりするのは嫌なので、暗い話は少なめに。
RADIO CRAZY2019
初めてのライブから約3年、ここでまた新しい転機がありました。
毎年12月に大阪で行われるRADIO CRAZY (通称レディクレ)という冬のフェスです。
このライブは私の誕生日に行われることもあり、絶対に誕生日にバニラズを見るぞ!と意気込んでいました。
新しい出会い
例に漏れず大阪まで遠征して見に行こうとしていたのですが、大阪に友達がおらず誰か一緒に行ってくれる人はいないかなと探していました。
すると、バンド垢で繋がって仲良くなった同じバニラズ好きの子がレディクレに一緒に行く人を探していました。
これはチャンス!と思った私はすぐさまリプライを送り、快諾してくれた通称Mちゃんと一緒にフェスに行くことになりました。
Mちゃんとは、Twitterで話したことはあったものの、実際に会ったことはなく、今思えば初対面で丸一日一緒にいるフェスに誘うなんて大層なことをしたなと、、
でも、あの時誘ってよかったなと今では思います。
フェス当日、Mちゃんと初めて会った私はすぐに意気投合しました。年齢は一個上だったのですが、共通点がとにかく多くて、まずバニラズが好きなこと、名前が一文字違いなこと、誕生日が1日違いなこと、別の趣味であるゲーム実況が好きなこと、そしてボーカルの牧の顔が好きなこと、、笑
人見知りで初対面ではあまり話せない私が、こんなに喋れたのは初めてだったと思います…
その後、Mちゃんとはバニラズのライブに一緒に行くようになり、東京や横浜、大分まで一緒に遠征するようになりました。
音楽以外の話も沢山して、今では大事な友達です。
Mちゃんに出会わせてくれてありがとうバニラズ!
レディクレでのライブ
肝心のバニラズのレディクレでのライブですが、この日のライブは本当にすごく良くて、感動したのを覚えています。
この衝撃を忘れないようにしたい!と思って、その日の夜にiPhoneのメモに感想を残していたので、スクリーンショットを貼っておきます。正直読み返すとめちゃくちゃ恥ずかしい。
最後に
「でっかいホールでやってるバニラズが思い浮かんだ。実現したら嬉しいな。」
とありますが、この1年後、2年後に実現します。すごい。
日本武道館
私がバニラズを好きになってから一つ目標にしていたことがあります。
それは、武道館でバニラズを見ること。
The Beatlesをロールモデルにしているバニラズにとって「日本武道館」それは夢の場所でした。それを知った時から、初めての武道館はバニラズに捧げると心に決めていました。
そんな夢が叶う日がようやく来たのが、2020年11月のことでした。
同じ年の5月、コロナ禍の真っ只中に発表されたバニラズの武道館公演は、私にとって、同じバニラズファンにとって希望でした。
武道館の発表の後すぐにMちゃんと電話して泣きながら喜びあったのも良い思い出です。
開催が危ぶまれたり、コロナ禍の中東京に行くことに少なからず不安はありましたが、バニラズの夢の舞台を目撃するために、Mちゃんともう一人のバニラズ友達と初めての東京遠征に行きました。
『オリエント』という曲
初めての武道館。私はこの場所で絶対に聴きたい曲がありました。
それは、わたしがバニラズの中で一番好きな曲『オリエント』です。
https://music.apple.com/jp/album/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88/931348576?i=931348585
この曲の好きなところを語ると止まらなくなってしまうのですが、歌詞・メロディ・構成、全て完璧で、私の人生の中でも一番好きな曲です。これ以上の曲に多分出会えないと思います…。
これは曲の冒頭の歌詞です。
子供の頃のことを「君がお化粧を覚える少し前の話」と表現するのが良い…
そんな日々を思い出して泣いちゃうような今にはしないでね。わたしはそんな今にできてるのかな〜、まだできてないかもしれないです。
2番終わりには曲の展開が変わって疾走感のあるCメロ、そして静かなサビ、ドラムの一打でまた雰囲気が変わって激しいラスサビ。
ここの部分の走り抜けるような曲の展開がとてもとても好きです。
それまでのサビでは
「僕を駆り立てるここは東京 湧き出る言霊に身を任せ
これからも生きていこうと思うよ」
だったのが、ラスサビで「これからも生きていくと決めた」と決意に変わっているところが好きです。
この曲を武道館で聴きたい理由の一つに、間接的に武道館のことを歌っている曲だからということがありました。
サビの終わりに「日ノ本ここにあり」という歌詞があります。
日本武道館には天井に大きな日本国旗が…!
日ノ本でオリエントを歌うバニラズを見れたら、そんな幸せなことはないだろうなとずっと思っていました。
待ちに待った日
武道館のライブ当日。ワクワクよりも、緊張が凄すぎてリアルに吐きそうでした。
この日嬉しかったのが、何年もつながっていたバニラズ友達と初めて対面できたこと。みんな武道館に集まっていて、同窓会みたいになっていたのがおもしろかったです。集合写真なんかも撮っちゃったり。
そんなこんなで初めての武道館に足を踏み入れたわけですが。とにかくすごい。
目の前に日の丸があって、真ん中にステージがあって、ここにいる人全員バニラズが好きなんだなと思ったらすごくドキドキしました。
ただ一つ悔しかったのが、コロナ禍の影響でソーシャルディスタンスを保つために席が満席ではなかったこと。いつか絶対満席の武道館を見せてあげたいと思いました。
開演時間が近づくにつれ、緊張が止まりませんでした。
後にも先にもこんなに緊張するライブはこれだけだと思います。
会場が一気に暗くなって、SEの「We are go!」が流れて、会場全体がミラーボールと共に一気に明るくなって、その時思わず「うわあ…」と声が漏れてしまいました。その時、会場全体から感嘆の声が漏れていました。
ライブでは声出しが禁止されていたけれど、それを忘れてしまうくらいすごい景色だったのを覚えています。
SEが終わって一曲目、ギターのコードが鳴らされ、ドラムのスネアの音が静かに響き始めました。
私が一番聴きたかった曲、オリエントのイントロです。
初め何が起こったかわからず混乱していたわたしですが、大好きな曲を大好きなバンドが武道館で演奏しているという事実に気づき、泣いてました。
その後はというと、もう一瞬で、ただただ幸せな時間でした。
これまでのバニラズを振り返るようなセトリで、一つ一つの曲に私の思い出が詰まっていて、色々なことを思い出しました。
ある曲では泣いたり、ある曲ではジャンプしたり踊ったり、牧さんのMCでまた泣いたり、かと思えば大爆笑したり。
『マジック』という曲に「とめどもなく涙が溢れ出すのに笑いが絶えぬそんな場所を探してるあるでしょうかこの辺りに」という歌詞がありますが、間違いなくここ日本武道館にありました。
当時の気持ちを綴った投稿たちを少し貼っておきます
夢のあと
夢だった武道館が終わり、虚無感を覚えていたわたしでしたが、バニラズは止まりませんでした。
アルバムの発表、全国ツアー、そして初の横浜アリーナ公演などなど。
もちろん全部行きました!初めてツアー全通しちゃったり…
我ながらバニラズに関しての行動力はすごいなと思います。
そしてアリーナツアーの最終日、新たなツアーが発表されました。
わたしの地元、高松もそのツアーの中にありました。高松で一番大きなライブハウスでのライブ。
そして、ツアーの最終日は、2022年5月5日彼らの地元大分での凱旋ライブでした。
大分凱旋ライブ
大阪、高松と参加したツアーの最終日、大分公演に参加するために私はGW真っ只中、九州にやってきました。
ライブに参加するだけでなく、福岡旅行や大分のバニラズ聖地巡りも兼ねた、二泊三日の旅行を計画していました。
自分が好きなバンドの起源になった場所をめぐるのはとても楽しかったです。
このライブのレポートを途中まで書き進めて放置してしまっているので近日中には完成させます。必ずや…!
このライブのアンコールで、とてもとても嬉しい発表がありました。
それは、今年の9月に二度目の武道館公演と初めての大阪城ホールでのライブが開催されることです。
発表があった時は、思わず一緒に見ていたMちゃんと抱き合いました。
またあの舞台でバニラズを見ることができるなんて幸せすぎます、、
そして、バニラズにとって一番大きなキャパの舞台になる大阪城ホール。
本当に本当に楽しみです。
これはライブ後のわたしたち。泣きながら笑顔で撮りました(?)
大分でのライブの後、友達と3人でひたすらバニラズについて語り合いました。
バニラズの歌詞カードをツマミにお酒を飲んでいたの、今思い出すと訳わからなくて最高です。
最後に
すごく長くなりましたが、ここまで私とバニラズの七年間を振り返ってきました。
好きな曲とか歌詞とかライブとかメンバーのこととか、書きたいことがいっぱいあったのですが、キリがなさそうなのでこれだけにとどめておきます。むしろこれでも多いくらいですかね…
バニラズがいたからこそ出会えた人・もの・街、そして何よりもバニラズの音楽こそがわたしの宝物であり、信じる世界です。
そして、ここまで大好きなものに出会えたわたしはとても幸せだなと思います。
再来月には、二度目の武道館と大阪城ホールでのライブがあります。
最初の武道館から2年が経った彼らが、二度目の武道館でどんな景色を見せてくれるのか。ワクワクが止まりません。
僕を駆り立てる彼らは、go!go!vanillas。
彼らの音楽と共に、これからも生きていくと決めた。