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「チング」 映画感想

チング
2001年作
ユ・オソン
チャン・ドンゴン

この映画なんですけど、日本で公開されて
その後、DVDで五回観て、10年以上経ったんですけど再観出来ないんですね…
マイベストに入る作品なんですが…
なので、記憶を頼りに感想します。

四人組のチング「親友」達の遍歴を
描いていきますが
ユ・オソンとチャン・ドンゴンが結局
バリバリに強くて脆くて、カッコええん
ですけど
根っこは純情とぼくは受け止めてます。

映画は70年代から80年代の韓国が舞台になり場所は慶尚道釜山なので、釜山弁で映画は進行していきます。

チャン・ドンゴンがユ・オソンにライバル心を剥き出しにするトイレでの会話で
「ネガ 二 シタバリカ?!」
(オレがお前の下っ端か?!)
と言いますが、下張りのことです。
パシリでもいいかな?
ここらのイントネーションは標準語と
全然ちゃいます

韓国映画やドラマはほとんどが標準語であるソウル言葉ですけど、その違いも観れるでしょうね。
日本なら大阪弁と思うと理解しやすいかと。。
荒っぽいですね、釜山の言葉は。
特に語尾が。

本編の魅力は…
主人公は互いにのし上がっていくんですが
それゆえ、ほんとは昔のようにつるんで
ワサワサ、ガヤガヤしたいですけど
それを言うに言えない男同士の意地の張り合い。。でしょうか…

チャン・ドンゴンの
「クマンヘラ マニモゴッタ」
(もうやめとけ ようけ喰ろた)

このシーンが脳裏に焼き付いているので
未だに再観できないんですけど…

男同士の友情と背信をよく描いた
映画だと思います。
最近はこんな映画撮らないですね。

すこしネタバレ的にもなりましたけども…

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