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雨の日は眠い

5/10
パソコンでの作業に夢中になっていたら日が暮れていた。
立ち上がって部屋の電気をつけるのが面倒くさいと思った。
「あ〜誰か電気つけてくれないかな〜」と独り言を言った。独り言を言ったところで電気がつくわけがなかった。

5/11
大人になって良かったこと
・ビュッフェで食事をそこそこに、アイスばかり食べても怒られない
・同じアイスを何回も食べても怒られない

夫が休みなので二人でお昼ご飯を食べに行く。
食べに行ったお店は男女二人組が多かった。

夫婦は最初は他人だ。でも一緒に過ごすうちに似てくるという。
私たちは似ているのだろうか。まだ似ていないだろうか。

頭の中が混乱するとき、公園をぐるぐる歩きに行く。
ひたすら歩くうちに、今まで歩いたことのない道に入ってしまう。こんな道あったっけ?と進むと、見慣れた景色に似ているような気がする。全く知らない場所だと言われたら、そんな気もする。
公園なんて似たり寄ったりな景色なので、大した問題ではない。しかしその違和感が気になって、混乱に拍車がかかる。
もしかしたら、こうやって少しずつおかしくなっていくのかも。
怖くなったので走って帰った。
歩くよりも走った方が、違和感がついてこないと思った。
家にまで違和感を持ち込んだら大変だ。特に、布団の中は絶対だめだ。
お風呂に入り丁寧に体を洗い、洗濯したパジャマに着替えるとやっとほっとした。


5/12

弱かった頃の自分を忘れる必要はない。

5/13
雨で体が重たい。
傘をさして出かける。必ず左肩が濡れる。
てくてくと歩きながら、すれ違う人たちそれぞれに生活があって、感情があると思うと怖くなる。
今日すれ違った人たちの中に、私と背丈も体重も同じ、産まれた地域も同じ、好きなものが全く一緒な人が居たかもしれない。
決して出会うことはないだろう、と、また怖くなる。

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