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ぼくの前歯が欠けた話①(プロローグ)

さて5年前のFacebookへの投稿を再編集なしでnoteで公開するよ。5年前も友達だったみんなは2度目でごめんね

24年前、そう僕が大学5年の時だ。新宿から自宅のある成城学園前に向かう小田急に乗ったのだがいつも通り混んでいる。網棚にテニスのデカいトーナメントバックを置くスペースが微妙に無い感じだった。ナイナイ シックスティーンな感じだった。

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ところが左隣りに立っていたビジネスマンが東京砂漠の人とは思えぬ位のジェントルだったのだ。そう、網棚の上の自分の鞄や、更に左のおっさんの、だらし無く中途半端なスペースを占有していた荷物を左に寄せてデカいトーナメントバッグが載るスペースを作ってくれたのだ。
「 どうぞ (^^) 」って微笑んでくれたのだ。
唐沢寿明の様な爽やかな笑顔で

つづく

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