music junkey 1995 9 Aerosmith Get a grip

15時だ、今日の。
FMからEat the Richが流れ出した。
聴きたいが仕事だ、その場を離れなければいけない。
軽く後ろ髪を引かれる思いで離れ仕事を進め、戻ったら曲終わってた

すげー聴きたいのな。

思わず帰り道で聞いてたら懐かしくて笑えてきた。
Eat the Rich歌えるのが余計笑える。
それほど熱心に聞いていたんだ。リリースから2年半後に、真・女神転生if遊びながらさ。

1995年の夏、ワゴンセールで買ったスーパーファミコンの真・女神転生ifを攻略本片手に遊んでた。BGMはGet a gripを延々リピートだ。
今聞いてみれば、このアルバムはその当時のスタジアムロックだ。ものすごく直球のはずだ。
しかし当時の自分からすればあまりにもトリッキーで風変わりで、それなのに骨太なアメリカン・ロックだ。初めて聞いた時流の上にあるスタジアムロックだ。

このアルバムの楽曲群と真・女神転生ifの世界観、ゲームバランスが自分の中で完全にマッチングした。

熱くなる、勢いのある時も、ただひたすら長く歩き続ける時も、悲観する時も嬉しい時も、全部このアルバムの楽曲が見せてくれる風景と真・女神転生ifが見せる風景と重なった。

15歳の見える風景、景色は限りもある。
毎日がただ終わるだけじゃなくなって、悩んだり苦しんだり、思い通りに行かなくなってきてることだって多いと。
だからLivin' On The Edgeの訳詞を見て考えて、またダンジョンもぐったりしてたんだろうな。

今だって崖っぷちなんだろうけどさ、世界はなんだかおかしいんだろうけどさ。
いやそれでも、崖っぷちであることを楽しむさ。