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雑記20190504上司と仕事サボりながら話した東方シリーズにまつわる視点について

東方文化を知ったことで得た歴史観測の必要性

東方に関しては完全に門外漢だ。
そもそもの事の起こりも、盛り上がりも、現在も知らない。

これを完全に盛り上がりの中にいた人間に聞くことができた。
その人間から見た歴史だからバイアスがかかるっているのは前提だが、それでも大まかな概要を知り得たのは財産だ。
その人間が内部にいて、自分の立ち位置から俯瞰する視点を持っていて、自分なりに総括が出来ているからこその知識だった。

そこから見えたのは複数の視点が必要だということ。
何から入ったのか、どんな人間が入っていたのか、なぜ盛り上がったのか。
当時の時代背景、外部からどう見られていたのか。
オタク界隈に近い企業からの視点。
その後と更にその後。

これらを語るには統合的な一つの視点からでは死角があり、複数の視点からの物語が必要だ。
それも語り手のバックボーンによる情報解像度の違い、思い入れ、立場によるそもそもの観測視点の違い、これらを統合するのは一つの視点からでは到底不可能なのだ。

三国志はそもそも個々人の伝記を統合して生まれた物語だ。
東方という、同人ゲームにまつわる一連のムーブメントも同じように個々人の視点からの統合からではないと見えない部分が多すぎた。
それを知り得ただけでも、あの時間は大変貴重だった。
充実した時間だった。

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