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英語を学んだあとに中国語の発音を学ぶのはまるで「違う楽器を習う」ようなもの

発音の癖はどこからやってくる?

中国語の先生の先生たちから「生徒さんの中で、これまで聞いてきた日本人の発音の癖とはちょっと違って独特の癖があるかたがいる。なかなか直らない」と聞きました。

それ、かつてのわたしかも!?と思い、早速ポイントをお伝えしました。

私は関西出身で方言話者。さらにかなり長い間、本格的に英語を学んだあとに中国語の発音を学びました。中国語の発音を学んだり、トレーニングをする前に、英語の発音やアクセント、練習法がすでにインストールされている状態だったのです💦

日本で生まれ、日本で育ったかたは、英語が第一外国語というかたが多いと思います。私の場合、つい、他の外国語を学ぶときにも英語の知識や体験を転用してしまったんですね。
とくに、一生懸命、英語の発音を練習したり、英語の発音コンプレックスを乗り越えた方ほど、そんな傾向が強いのかもしれない、そんなふうに今は思います。

複数の言語を学ぶメリットと注意点

二つ以上の言語を学ぶ方は語学に対して積極的ですし、大変さも地道な努力が必要なことも知っています。
そんな過去の知識、経験、練習方法が生かせることもありますが、違う言語だと違う練習方法が必要な時もあり、思わぬところでつまづいたりします。

言語の言語区分

下記の世界地図をご覧ください。英語も中国語も、そして、日本語も違う区分になっています。一目瞭然です。

https://www.tradoc.fr/en/the-linguistic-family-tree/

複数の言語を学ぶときのポイント

違いを知る

言語の違いは、ざっくりいうと弦楽器と管楽器の違いのようなものだ思います。
例えばバイオリンでもトランペットでも楽譜を読まなければ、演奏できません。レッスンや合奏があるのも同じです。

でも、運指って違いますよね。楽器のお手入れも違います。違いを踏まえながらその楽器を学んでいくのがいいと思うのです。

個性に合わせたトレーニングの必要性

今は無料動画素材も豊富です。下記のnoteでご紹介されているようなサイトを見れば、一人でも十分練習できるでしょう。

ただ、こちらさ、生徒さんの個性に合わせた教材か、というとそうではないと思うのです。これまでの学習歴に合わせて、発音を教えられるのはやはり先生やコーチの出番だと思います。

先生方が無料動画などとは違う立場で、決して押されないように、頑張っていだきたいと強く願います。

これからも、先生方のお役に立てるような記事を書いていきます。

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