人気の子供向け食品から高濃度の鉛とがん関連成分が検出される

　最近のコンシューマー・レポートの調査で、特に子供たちに人気のあるスナック菓子「Lunchables」には、鉛やその他の発がん性成分が大量に含まれていることが明らかになりました。コンシューマー・レポートが調査した12種類のLunchableには、健康へのリスクももたらす人工的なフレーバーや成分が含まれていました。 分析によるとLunchableのうち5つには、カリフォルニア州の法定規制値の50％以上の鉛やその他の発がん性成分が含まれていたのです。
 
　今後、カリフォルニア州の食料品店の棚からLunchablesが撤去される可能性があります。 これらのquick-fix meal kitsは、鮮やかな色で魅力的にパッケージされており、紛れもなく美味しいですが、 しかし、前述の研究では、これらの食品は主に高度に加工された炭水化物、砂糖、肉で構成されていると述べられています。特にLunchablesの中核をなす加工肉は、がんのリスク上昇に関連しています。
 
　コンシューマー・レポートの分析では、Lunchablesに含まれる危険なレベルのナトリウムが強調されています。 Lunchablesのスナックとランチキットのナトリウム量は460 mg～740mgでした。この量は、子供の1日の推奨ナトリウム制限量の25％近くに相当します。 ミールキットのチェダーチーズとターキーのバリエーションに含まれるナトリウム量は特に衝撃的で、なんと930mgでした。

●他のミールキットにも、がんを引き起こす化学物質が含まれている
　コンシューマー・レポートは、Oscar Mayer、Greenfield Natural Meat Co、LunchMakers、Armourといったメーカーが製造した12種類のミールキットも分析しました。 その結果、それぞれの製品にカドミウム、鉛、その他の有害成分が含まれていることが明らかになったのです。さらに、ナトリウムのレベルが高いことも判明しました。 例えば、Lunchablesの学食用には、1食あたり平均約600mgのナトリウムが含まれており、4歳から8歳の子供の1日の推奨摂取量を大幅に超えていました。

●Lunchablesのカドミウムリスクを無視するのは危険
　化学元素の一種であるカドミウムは、呼吸器官や腎臓の問題、さらには骨の弱さなど、多くの健康問題に関連しています。 カドミウムは公式には発がん性物質に分類されています。17の研究により、幼少期に重金属（カドミウムや鉛など）に曝されると、成人になってから犯罪を起こす可能性が高くなることも判明しています。
 
●不健康なLunchablesに代わるヘルシーランチ
　Lunchablesの代わりに、より健康的な代用品を選びましょう。 便利かもしれませんが、ほとんどの学食のランチは、変性塩分と有毒な（過度に加工された）脂肪が含まれています。その代わりに、ビタミンや抗酸化物質が豊富なオーガニックの果物や野菜、オーガニックのパンで作ったサンドイッチ、前夜の食事の残りなど、栄養価の高いランチを用意しましょう。 ヨーグルトやダークチョコレートのような低糖質のデザートを添えるのも良いでしょう。