有毒なPFASが検出されたバンドエイドなどの人気ブランド

　私たちが傷を治すために頼りにしている包帯には、気になる（有毒な）物質が隠されているかもしれません。最近の調査（Recent investigations）では、バンドエイド（Band-Aid）をはじめとする一流ブランドが精査の対象となり、有毒なPFAS化学物質の存在が明らかになりました。パーフルオロアルキル物質およびポリフルオロアルキル物質として知られるPFASは、その防汚性、耐油性、耐油性、耐水性のために、何十年もの間、市販製品に使用されてきました。これらの合成化合物は1950年代から消費者製品に含まれており、健康への潜在的影響について重大な問題を提起しています。

●多くの包帯に含まれているPFAS
　包帯の分析は、米国環境保護庁（EPA）の認定を受けた研究所で行われました。調査結果によると、検査した40枚の包帯のうち26枚から、10ppmを超える有機フッ素が検出され、さらに、黒や褐色の肌色用に販売されている包帯のうち、63％がPFAS「永遠の化学物質」の痕跡を示し、検査した16包帯のうち10包帯が10ppmの基準値を超えていました。PFASの指標となる有機フッ素の検出範囲は、11ppmから328ppmと幅がありました。
PFASを含む包帯は、開いた傷口の上に置かれるため、血流に直接入る可能性があり、問題です。 しかし包帯メーカーは、包帯からPFASを除去する措置をとっていません。

●有機フッ素は免疫システムを脅かす
　包帯に含まれている有機フッ素は、免疫系の機能を低下させ、認知能力を損なう原因となります。 さらに、これらの化学物質は体内の内分泌系を混乱させ、不健康なホルモン反応を引き起こし、生殖能力の低下や発がんリスクの増加につながります。

　ノースカロライナ州立大学のPFAS環境・健康影響センターの研究者たちは、包帯の毒性に関与している一般的なPFASの一種として、フッ素ポリマーを取り上げています。 PFASは、デンタルフロス、ファーストフードの包装、消臭剤、コンタクトレンズ等の製品にも含まれています。 特に、付箋紙を製造している3M社は、来年末までに製品へのPFASの使用を中止する計画を発表しています。

　科学者たちは、PFASへの局所的な曝露が他の形の曝露と同じリスクレベルにあるかどうかについては、完全には明らかにしていません。 しかし、国立労働安全衛生研究所は、PFASの局所曝露は水や食品からの摂取と同じくらい危険であると判断しています。

Mamavationによると、PFASは前述のBand-AidやCVS Health社製、Equate社製などの一般的な絆創膏から検出されています。 しかし、Tru Colour社製や3M社製など、有機フッ素を含まない包帯も市販されています。 分析した18ブランドのうち、65％に有害な化学物質が含まれていました。
前述のBand-Aidの包帯以外に、以下のブランドの包帯にも有機フッ素が含まれています：
·        Equate
·        First Honey Manuka
·        CVS Health
·        Care Science
·        Curad Assorted
·        Rite Aid First
·        UP & UP
·        Solimo (Amazon)
 
以下はより安全で健康的なブランドです：
·        Dry See Thin
·        Dealmed Flexible
·        Browndages
·        Rite Aid Smart-Flex Sterile bandages
 
　これらの安全な包帯はいずれも、有機フッ素の含有量が100ppm未満であり、人体への脅威が最小限に抑えられています。 有機フッ素ゼロの最高級品には、3M Micropore、 FEBU organic bamboo,、Tru Colour、Trutone、Wellyおよび Patch Bamboo.などがあります。