「挨拶をしない」というルール

九州と東北に住んで実感した「挨拶の違い」

私は九州出身で、現在は東北に住んでいる。まだ丸2年しか東北に住んでいないが、挨拶に関して九州と違う部分があることに気がついたのでここに記す。

宅急便の方々からの挨拶

ピンポーンとドアベルから音がなった。「はーい」と応答し、ドアについている穴から外を除くと宅急便の服を着たお姉さんだったので、ドアを開けて外に出た。「荷物を届けに来ました。住所と氏名に間違いはありませんか?」と言われ中身を確認した。問題なかったので荷物を受け取り、お姉さんはそのまま去っていった。

私が未だに慣れないポイントが1つるのだが、皆さん分かりますでしょうか? 少し考えてみて下さい。

ちなみに、届いた荷物は4/25に #お買い物マラソン で購入したスタンディング机でした。ちなみに、ドアについている穴は「ドアスコープ」と呼ばれるらしいです。オシャレ〜。


ということで、私が未だに慣れないポイントは …

ピンポーンの後に、来訪者が何も名乗らないこと

でした〜!ただ、これは職場にいる地元民に聞いても「いや、ピンポン押すだけで何も言わないでしょ」となかなか同意を得られないので、もしかしたら私の方がずれているのかもしれないし地域特有の文化なのかもしれない。

これまでの経験だと「ピンポーン。〇〇急便です」や「ピンポーン。〇〇〇マ〇です」みたいに、ピンポーンと会社名がセットだったことが多かった。そのため遠くに居ても誰が来たかすぐに分かる。現状だとドアスコープで覗くまで誰がピンポンを押したか分からない。


友人が住むマンションの住民にお会いした時の挨拶

時を遡り、2019年の年末に友人Aのマンションへ同僚Bと遊びに行った記憶を思い出す。エレベータに乗るとたまたま住民の方も乗っていたので「こんばんは〜」と挨拶をした。エレベータが上昇しその人が先にエレベータを降りると、すぐさまBから、「何で声かけたんですか。私まで不審者扱いされるじゃないですか。」と言われた。よく意味が分からなかったので「キレイな人だったからですかねぇ」とふざけて返したら、「だとしても声かけたらダメでしょ!」とやや怒られた。更に意味が分からなかった。

ちゃんと話を聞くと、その人曰く「声をかけてくる人は不審者」という認識が一般的らしい。街中でのキャッチやナンパのイメージだ。確かに一理ある。彼らからあまり声をかけられたくはない。

挨拶をしない人は不審者扱いされる街育ちの私

私は近所の人はほぼ知り合いという街で育った。「もしかしたら知り合いじゃないかもしれない」という人も、結局は知り合いの知り合いである確率が高いので、なんだかんだ挨拶をしてしまう街だった。だからこそ小学校では

不審な人がいたらこちらから挨拶をして防犯に努めよう

なんて指導をされていた。

そんな思いを胸に、最後にBへ「もし自分が先にエレベータに乗ってる側として、後から乗ってきた人が無言で自分の後ろに立ってたら怖くないですか」と問うてみた。そしたら彼はすぐに首を横へ振った。

「挨拶をしない」というルール

その場は「へー そうなんですねー。地域によって違いがあるんですね。」と雑学が増えて良かったなぐらいの気持ちで終えた。翌日職場で「Aさんのマンションで住民に挨拶したらBさんに怒られたんですよ〜」と笑い話のように話を進めたら、「そりゃそうだろ。知らない人に声かけたら怖いだろ」と言われた。不審者は私だった。

1年半前のこの話を、今日届いた宅急便でふと思い出した。結局のところ「声をかけないべきだったのかどうか」の結論は出ないままだったので、思い立って「不審者には挨拶」で検索してみた。そうするとビビッとくる記事を見つけた。▶「不審者」扱いされる父親、前兆となった「あいさつしないルール」


この記事を読んで、場所によっては

マンションで挨拶をしてはいけない

というルールがあることを知った。頭の片隅にも無かった。Bさんごめんなさい🙇

ただ、個人的にはこのルールは悲しいなと思った。人のコミュニケーションは時代と共に変化することを実感しているつもりだ。ただ、狭いテリトリー内での挨拶は、時代が変化しても残り続けてほしいツールかと個人的には思っている。

もう少し書きたい内容があるが、疲れたので今日はこの辺で。続きはまた明日。終わり!


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