人に話しかけるよりも話しかけられる方が楽

友人との楽しい学生時代

私は大学院を卒業後、これまで縁もゆかりも無かった東北にあるエンタメ・レジャーの会社に入社した。当然一人暮らしで、九州出身の私には周囲に知り合いもいない。東北の大学に進学していた友人は就職で東京へ行くことになり、ちょうど入れ違いになった。

私はこれまでちゃんとした一人暮らしをしたことが無かった。親しい人がすぐ近くにいる環境で生活していた。

大学時代は親類と3人暮らし in 東京・高田馬場
海外留学中は寮暮らし in インドネシア・バンドン
大学院時代は寮暮らし in 東京・国分寺
海外研究中は居候 in アメリカ・ラスベガス + カナダ・キッチナー

きっかけが無くても毎日顔を合わせて話をし、お腹が減ったらご飯行こうとLINEをし、ドライブしたくなったら徒歩5分のTimesカーシェアを利用して駆け回っていた。

私は大学・大学院を同じ環境で過ごしたので、仲の良い同期とは6年間文字通りほぼ一毎日緒にいた。特に大学院で同じ研究室に所属する友人とは、下手したら週7でお昼ごはんと夜ご飯を共にしていた。ただ、各自その他に所属するコミュニティがあったので、皆の時間を上手く調整しながら集まっていた。めちゃめちゃ楽しい日々だった。

友人と疎遠になって寂しい社会人生活

この生活が社会人では一変した。「お腹減ったからご飯食べに行こう」とLINEして、東京から仙台に日帰りで来る人はなかなかいない、そ … と、書くのに飽きたので中略して結論へ。


結論: 内容は気にせずとりあえず話のネタを撒こう

「元気? 〇〇と最近疎遠になってると思ったから、久しぶりにLINEしたわ。今度東北に遊びに行くから、タイミング良ければ会おう!」なんて言ってくれる心優しい友達が何人いますか ってことですよ。ほとんどいないはず。私には3人いました。皆ありがとう。

ただ、これは聖人君子レベルの人格を持つ友人だけが出来る神業である。私を含めた一般人はそこまで友人に気を使って連絡をしない。何をやってるか分からない昔の友人に連絡する勇気はなかなか湧いてこない。それならやるべきことは唯一つ。友人から話しかけられやすい土壌を作ること。そのためのSNSだ。

何も浮かばないなら、まずは今自分がやっていることから発信してみよう。ラーメン食べたとか散歩に行ってきたとか仕事の話でも昔の話でも何でも良い。最終手段としてTik Tokに#踊ってみた をアップロードしてもいい。「Tik Tok見たよ〜 ダンスキレキレで面白かった〜」とワンちゃん連絡が来るかもしれない。そのダンスは別にキレキレじゃなくても良いし、30秒の短い動画でも良い。なんならダンスせずに無言で立ってるだけでも良い。送られてくるメッセージは「ダンスキレキレだったね」でも「あなた何で無言で立ってるの?」でもどっちでも良くて、結局は

友人が話かけやすくなるようなネタを撒き続けよう

ということ。そうすることで友人から連絡が来るチャンスが1%から3%ぐらいに上昇するかと思う。そう信じるしかない。友人と疎遠になりがちな私からの頼りないメッセージです。

ただしかし逆はノーチャス。逆とは「私が昨日Tik Tokにアップロードしたキレキレダンス見た? 実はただ何もせず立ってるだけなんだよね。」ということ。自分から友人に連絡するようになったらお終い。お死枚ですね。


おわりに

こんな話は昨年の第一次緊急事態宣言中に擦られまくった内容だと思う。ただ私は緊急事態宣言中も仕事でバタバタしており、友人との疎遠な状況に気づかず生活をしていた。仕事が落ち着いた4月初頭にふと思いよぎった内容だった。1年遅れ。

人と会うことへのハードルはますます高くなると思う。VRで知り合って、顔を見たこと無いままアバター同士で結婚生活をする人も今後将来間違いなく現れるだろう。それぐらいSNSや最新技術は大きく発展している。

幸いにもNoteを書いたことで、友人だけでなく初対面の人からも連絡が来るようになった。願ったり叶ったりな状況だ。私が撒いたネタに色々な人から興味を持ってもらえるように、今後もNoteを続けていきたいと思う。終わり!




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