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ぐちゃぐちゃになって光がかすかに見えて救われる。感じたことがあるこのわからない感情にちゃんと言葉をつけてくれた中村さん。 中村文則(集英社文庫)
「息をするだけ」でもお金を払わなければならない世界なら私達は動き続けるよ。後悔したくないんだもの。 三千円の使いかた(原田ひ香)
いろんな葛藤をそれぞれがそれぞれの色で持っているんだね。 だからこそ時々わかりあえるのかな。わかりあえたならそれは本当に幸せだー。 宇宙のみなしご (森 絵都)
それは響かないかもしれないけど誰かに響くかもしれない。だから流れ流され続けている間にもがんがん鐘を鳴らし続けるのは誰かの救いになる。 出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと (花田菜々子)
それが仕事なのか趣味なのか人生だとしても、熱くて苦しくてうれしい気持ちを感じぶつけられるものがあるって、もう幸福。 溢れ続ける情熱や想いをその両手で受け止めてみてほしい。 楽園のカンヴァス (原田マハ)
何気なく読んだものも、 じっとり読んだものも全て私の血となり肉となり染み渡る。 本を読む私たちはもうそれだけで幸せなのだ。 さがしもの (角田光代)
まるで息ができなくなるような辛いことって生きていればそりゃああるけど、わたくしたちは決して見捨てられはしない。 きみの友だち(重松清)
親が無償の愛を注ぐのは残念だが当たり前だとは思わない。ただ血が繋がっていてもいなくても自分よりも大事な存在があって、ただ幸せを願えるってどんな気持ちだろう。温かい先へバトンを渡せるまで私は強くいられるだろうか。 そして、バトルは渡された(瀬尾まいこ)