見出し画像

「広告の差別化」ができないあなたへ。つまらない固定観念は捨てましょう。

ごぶさたしております。弊社のトップページ(下のバナーからどうぞ)で、

「アイドルにハマって親を泣かす」を公表したオオタハラでございます。


今日も、マーケティングの本に書いてある横文字を

偉そうに話すだけのコンサルには言えない、

「現場で実際に経験したこと」をご紹介させていただきます。


先に申しますと、私は忖度しません。

無料で自分の経験をお話していますので、

ここでは、へりくだった言葉も使いません。

なのでお気を悪くしないでください。

でも、お金が発生したら、靴でも床でも舐めるダメ人間です(真顔)


さて以前、下記では「商品の差別化」について

ご紹介させていただきましたので…、

>>過去の記事<<


今回は私から「広告の差別化とは」についてご紹介させていただきます。

ヘラヘラ生きてきましたが、一応、通販広告を約20年作ってきましたので、

それっぽいことはお話できるかと…。

あなた様のお仕事にも役立てていただけるはずです。

ではでは、スタートします!!!♪



さて、あなたは、

「売れる通販DM」ってどんなものだと思いますか?

◎ 形状や大きさが斬新?

◎ 日本DM大賞でグランプリを取るような「仕掛け」が面白いもの?

◎ 紙質が目新しい?

◎ AIDMAとかAISASを踏まえたもの?

さぁ、どんなものでしょう?

10秒で良いです。ボンヤリ考えてみてください。


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


はい! 10秒経ちました。どんなものを想像されましたか?

ちなみに、私は…、え~っと、絶対的な自信がないので控えます(笑)


おいおい、プロだろ!頼りねぇなっ!

って突っ込まないでください。嘘です。ちゃんと話しますので。

絶対的な自信がない中でも、確実に分かることはあります…。


ここから例え話をひとつ。


あなたが新入社員で、同期のライバルが50人いたとします。

その中で出世しようと思ったら、あなたはどんな工夫をしますか?

もくもくと真面目に仕事に取り組んでいたって、

人事権を握っている上司は、

なかなかあなたの頑張りを見てくれませんよね。


あなたの周りに、仕事はできないくせに、

なぜか上司のお気に入りになって、

あなたよりお給料を貰っている奴っていますよね。


それって、目立たないとダメなんです。

だれよりも早く出社する とか、

取引先との電話には大きな声で、景気が良さそうに話す とか、

好成績を出せたら、上司に「ありがとうございます。

◯◯さんのおかげです」と媚びる とか。


周りのライバルたちがやっていないことをして、目立つこと!!


じゃないと、出世街道の「ステージに立つこと」もできません。


で…何が言いたいかと申しますと、

それって、広告も同じじゃないかと思うわけです。


テレビを見れば、ネットを見れば、街を歩けば、

いつでも周りは広告だらけ。

そんな膨大な広告の中から、「目立つこと」が

「売れること」への第一歩だと思います。


では、そこに至った多くの事例の中から、

1つをご紹介しますね。


今から5年ほど前、私は とあるクライアント様から…、


◎美容クリームのDM

◎圧着仕様

◎仕上がりA4サイズ

◎左下にフラップ

◎既存顧客向け


という案件をいただきました。

で、私はすぐにラフを作成し、提案することに…。


実物は守秘義務のため、お出しできませんので、

簡単な表紙のイメージを貼ります。

画像1


※上記のラフは「(株)ファインドスター」様の記事を参考にしています。


上の画像はあくまでイメージなのですが、

◎商品の形状

◎価格(お得感)

◎効能効果(キャッチコピーで)

◎なぜこのDMを送ったか?の理由

がひと目で分かるものを提案したはずです。

しかし、それを見たクライアント様は、

もともとご自分で「こうしたい」という

想いがあったらしく、私のラフを見ずに、

突然「1枚のイラスト」を渡してきました。


あ、はい…、…で、これをどう使えば?

と伺ったところ、

このイラストをドーンと入れて、文字情報を一切入れない

DM(表紙)を作ってくれ!


とのこと…。

それは おおよそ こんな感じでした…。


画像2


左下のフラップ部分に、「ココから」も「めくる」も

書くことを許されませんでした。


発送元の名前も 書くな とのこと…。


んんんんんん!?!?!?


私はすぐに

◎誰から送られてきたか分からない。

◎顧客が開封するメリットがないから、そもそも手にとってもらえない。

◎謎すぎて、正直気持ちが悪い。

◎斬新=レスポンス率ではない。

と意見しました。


しかし、クライアント様は意見を曲げませんでした。そこで私は、


わかりました。では、表紙だけ差し替えて小規模の

A・Bテストをしましょう。

その反応を見て、レスが良かったものを本採用しませんか?

と提案…。


そんな調子で30分ほどお話をして、

ようやくクライアント様の了承をいただきました。


私は心の中で まぁ、結果を見ればわかりますよ♪

みたいな、生意気な言葉をリフレインしまくっておりました。



さぁそれから1カ月後…、いよいよ楽しみにしていた結果発表の日です♪


私が提案した「通販広告のトーン&マナー」を守ったDMは、

1,000部中、約40件のレスポンス。


一方、「イラストだけ案」は、1,000部中、約70件のレスポンス!!!!!


もうね、平謝りですよ!


クライアント様からは

だから言ったろ!?

俺がディレクションしたほうが良いんじゃないw

と、言われたい放題。


情けなくって顔を上げられなかったことを鮮明に覚えています。



数日後…、私は同じ頃に投函されていた他社のDMや折り込みチラシを

集められるだけ集めました。

するとどうでしょう…、

どの広告物も、私が提案したような「通販広告っぽい広告」

ばかりだったのです。


そのとき、ようやく理解しました。

私はそれまでヘタに膨大な数の広告を作ってきたあまり、

広告を「型」にハメていました。「型」が邪魔をして、

そこを逸脱する勇気がありませんでした。

だから考えれば考えるほど、「つまらない THE通販広告」を

作っていたのです。


他社の有象無象広告と見た目に違いがない(差別化できていない)ものを

生意気な態度で提案していたんです。


有象無象広告(広告のトンマナを守った広告)を、

「売れる(正しい)」と大勘違いしていました。

情けないです。大反省しました。



私が師匠と仰いでいるディレクターさんに、

こんなことを言われたことがあります。


お前は出来上がったものを最後に俯瞰で眺めて、

感性で「読みたい広告」か「読みたくない広告」かを

チェックする能力が足りていない


お師匠様の言葉が、傷口に染みました…。


そんな経験を踏まえて、「売れる広告の作り方」を、

まだまだ未熟な私が、「目立つこと」以上の言葉で言語化します…、


▼ステップ1(理屈)

まずは商品に込めた想いや、顧客のメリットを整理して、

どんな言葉を使えばそれが効果的に伝わるのか?

(もちろん顧客の声やアクセス情報なども参考に〜)

デザインも含めて必死に考えて制作する。


▼ステップ2(感性)

脳みそから出血しそうなくらいに考え抜いて作った広告を、

同時期に閲覧されるであろう広告物(LPなども)の中に紛れさせ、

客観的に、あなた広告が「ワクワクするか?」をチェックしてください。

成分名をドーンと入れたり、

誰もが一度は見たことがあるフリー画像をドーンと入れたり、

「愛用者の声って必要!」みたいな固定観念に縛られたり、

グラフや肌図や数字みたいな、「事実」だけを並べた 広告に、

あなたの感性はワクワクしないはずです。


▼ステップ3(疑う)

感性は「不確定なもの」。あなたのワクワクセンサーは、

消費者のそれと一致していない可能性が…、バカでかいです。

部下や、協力会社が考えて作ったものを、

「これはないな…」と却下できるほど、

あなたの感性は「正しい」と自信を持って言えますか?


だからあなたの感性を「正しい」にするための工程が必要なんです。

理屈⇒感性で仕上げた広告は、かならず1パターンではなく、

ケチらずにA・B・C・Dテストくらいまでやってください。


そうやって、テストを重ねながら、

あなたの感性ズレを修正していってください。

そうやって磨かれたあなたの感性は、他社の広告と差別化できて、

さらに「売れる広告」をつくるための最大の武器になります。



広告の差別化とは、

固定観念にとらわれず、客観的にわくわくするものを目指し、

でもそれは、悪目立ちすることではなく、目立って売れること! 

                 ではないかと思っております。



と、生意気言いましたが、私も20年の間に何度も失敗を重ねてきています。

そしてまだまだ、感性のズレを調整しきれていません。毎日必死です。


それでも、あなたの…、御社のお力になれるとしたら、

あなた一人でB・C・D案を作れない場合に、

私が…、イッテントッパの面々が思う「正しい」を

何案でもご提案しますので、ぜひ御社のテストにお役立てくださいませ。

無料相談を承っております。お困りの際はぜひご連絡を!!

>>ご相談はこちら<<


ロゴ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?