FOMC解説:実質金利は上昇し、米10年債利回りは今後も4%越えで推移する
9月のFOMC会合は事前予想通り政策金利を据え置いたものの、6月以来に公表されたドットプロットに示された来年以降の利下げ幅の小ささがサプライズとなった。
この結果を受けて、短期的な株安とドル高は勿論のこと、私としては今後1~3年程度の米国株に対する懸念が強まった形となった。
理由としては、米短期金利は今後2,3年の利下げによって下がるだろうが、長期金利は下がる要素がリセッション以外に見当たらないからだ。
リセッションに陥らなければ長期金利は4%を越えた水準で推移し、リセ