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フィリピンで【出生証明】を入手する方法_2023年

こんにちは。フィリピン・セブ島に教育移住した、ごえもんです。

フィリピンで外国人が学校に入学する際、学校へ提出する書類の中に「出生証明」があります。筆者ごえもんも、子どもがセブのプライベートスクール幼稚園への入学が決まり、提出書類を準備しています。

もちろん、英語の出生証明です。

本記事では、フィリピン・セブ島で出生証明を取得する手続きについて詳しく解説します。実際に手続きをして感じたことも書いていますので、参考にしてください!

実際に入手した出生証明※個人情報は塗り潰しています

※注意: 公式に認められる英訳された出生証明を入手するには、もうひとつ方法があります。戸籍謄本の英翻訳を作成し、それに対して日本外務省の認証(アポスティーユ)を得る方法です。学校によっては大使館発行の出生証明ではNGの場合があるかもしれません。ご注意ください。

はじめに〜出生証明の入手方法【概要】

はじめに、ポイントをお伝えします。

  • 在セブ日本国総領事館を訪問して、発行を依頼します。場所は、セブ・シティのビジネスパーク(アヤラ・センター・セブ近く)にあります。

  • 戸籍謄本は、予め日本で入手しておきましょう。

  • 2日間を要します。領事館で申請手続きをしたら、翌営業日には入手できます。入手時には再度訪問する必要があります。

出生証明の申請準備

  1. 戸籍謄本(原本)

  2. パスポート(該当者と申請者)

  3. 申請用紙

  4. 料金(受け取り時に支払い)

1. 戸籍謄本

日本で予め入手しておきましょう。
“出生証明”自体は戸籍抄本でも大丈夫のようですが、子どもの出生証明を申請の場合は、親との関係を明らかにする意味で戸籍謄本(=家族の情報が載っている)であることが必要だと思います。

なお、提出したものは返却されません。

2. パスポート

該当者が子どもであれば、子どものものを持っていきます。
また、申請者が親であれば「親の身分証明」を求められます。パスポートが身分証明として使用できますので、親(=自分)のパスポートも持っていきましょう。

受け取り時は、子どものパスポートのみ提示でOKでした。

3. 申請用紙

これは事前に準備する必要はなく、領事館で申請用紙をもらえます。表面・裏面がありますので、その場で必要事項全てに記入しましょう。

ちなみに、「在フィリピン日本国大使館」のwebサイトで確認&PDFでダウンロードできるので、時間を少しでも短縮したい方は予めプリントアウトして記入しておくとすぐに提出できます。

上記webサイトに記載のある、【必要書類】(1)の(イ)出生証明発給申請 と 証明書発給申請書 が必要です。

もちろんその場で記入しても全く問題ありません。筆者ごえもんは平日の15時頃に行きましたが、誰もいませんでしたので待ち時間はありませんでした。

なお、領事館の部屋にはデスクと椅子がありますので落ち着いて書けます。(椅子はなんとオフィスにあるような座り心地がいい椅子!デスクは木目がボコボコして書きづらかったです……)

余談になりますが、慌てて書くと簡単なものでも意外に間違えたりします。書類は親切に日本語で書いてあるので、ローマ字ではなく日本語で記入しそうになりました……。

4. 料金

500ペソになります。現金での支払いとなります。※クレジットカードやGCash不可。

出生証明の申請場所

在セブ日本国総領事館 で申請します。

8th Floor, 2Quad Building, Cardinal Rosales Avenue, Cebu Business Park, Cebu City, Philippines

「2Quad Building」というビルの8階です。
セブシティの「ビジネスパーク」にあります。「アヤラ・センター・セブ」のすぐ近く(徒歩3〜5分)です。

開館時間(領事窓口)
午前 8:40~12:30 / 午後 14:00~16:30
※月曜日〜金曜日(土日とフィリピンの祝日は休み、日本の祝日も一部休み。詳細は領事館webサイトに記載あり)

バームクーヘンみたいな曲線の建物です。
エレベーター8階で降りると案内があります。

最後の「留意点・注意点」で書きますが、場所をGoogle Mapで調べる際には注意しましょう!

出生証明の申請から受取りまでの流れ

・申請

  1. 警備員の方が窓口を案内してくれます。出生証明の申請の旨を伝えると、申請用紙をもらえます。(準備してきた場合は省略)

  2. 申請用紙に記入をします。(準備してきた場合は省略)

  3. 警備員の方に準備ができたことを伝え、窓口を案内してもらいます。
    [提出するもの]
    ①申請用紙
    ②戸籍謄本
    ③該当者(=子ども)のパスポート
    ④申請者(=自分)のパスポート

  4. 受付完了票を受け取って、申請は終了です。

<ひとこと>
入り口で手荷物チェックがあります。入室台帳に申請理由を記載する必要があります。「Claim birth certificate」(申請/出生証明 の意味)と書きましょう。

窓口は相手と完全に仕切られていて受話器で会話します。ガラス窓で顔は見えますが……コロナのときからなのか?セキュリティ対策?

なお、窓口の方は日本人でした。

・受取り

以下準備ができたら、警備員さんに声をかけましょう。窓口に案内していただけます。

  1. 「証明書関係引換券」…申請時にもらった引換券

  2. パスポート(対象者=子どものものだけでOK)

  3. 申請費用500ペソ(現金のみ。※1000ペソ札で支払ってお釣りをいただけました)

最初に上記1と2を提出すると、出生証明を窓口まで持って来てくださいます。
500ペソを支払って、領収書とあわせて出生証明を受け取り、完了です。
※準備の項目でも書きましたが、戸籍謄本は返却されません。

留意点/注意すること

筆者ごえもんが申請前に気になっていたことや、申請過程で失敗したことをお伝えします。皆さんもチェックして、二度手間にならないようにしましょう…!

  • 戸籍謄本の発行日に制約はありません

  • 領事館の場所を間違えないこと

  • 営業時間は平日のみ、昼休みの時間あり

  • 申請日の翌営業日に受け取りが可能ですが、午後申請の場合は翌日の午後時間以降になります。

・戸籍謄本の発行日は期限なし

出生証明の場合は、発行日に制約はありません。実際、ごえもんは1年半前に入手したものを持っていきましたが、問題ありませんでした。

・領事館の場所に注意

Google Mapで「在セブ日本国総領事館」「セブ 領事館」と調べると、「Conseular Office of Japan」の場所として“Keppel Center”が一番上にでてきます。しかし、実際は「Consulate-General of Japan in Cebu」の場所として表示される“2Quad Building”が正しいです。このビルの8階にあります。

・営業時間に注意

時間内に訪問できるようにしてください。営業時間は平日のみ、昼休みの時間ありです。基本はフィリピンの祝日もお休みで、日本の祝日もお休みの場合があります。

午前 8:40~12:30 / 午後 14:00~16:30
※月曜日〜金曜日(祝日休み)

・受け取り日の時間帯に注意

申請日の翌日に受け取りが可能です。
ただし、申請日の時間帯が午後の場合は、翌日の午後時間以降(つまり14時以降)となります。注意しましょう。

さいごに〜補足

ITパーク付近からはジプニーやミニバスで行くこともできます。
「62B」「62C」などの“AYALA”方面に行くバスに乗ってください。

以上、フィリピン・セブ島で出生証明を取得する手続きについてでした!

入学前には色々な準備があって大変ですよね…スケジュールを早くたてて、準備していきましょう!

参考:在フィリピン日本国大使館webサイト「3.身分事項証明」

※本記事は2023年6月下旬に実施した内容を元に書いています。

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