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新プライベートスタジオ自慢

この記事はスタジオを作ろうと検討している音楽家の方向けに新しいプライベートスタジオを紹介するものと見せかけて、ただ単に浮かれながらスタジオ自慢を書き連ねるだけの記事です。

ポイント1: ギターアンプ専用棚

中段には以前ユニークノートの柴田さんに頂いたアビーロードのマグカップ

スタジオに入ってまず目に飛び込んでくるのが3段のアンプ棚です。下段だけ収納部の高さが数cm大きい作りになっているのですが、これはHELIOS 100 Headを収めるための工夫です。

これらのアンプは下段にあるde Lisleのアンプセレクターで自由に切り替えられるようになっています。代理店の無い海外の電気製品を個人輸入するのは若干抵抗がある(PSE法的な意味で)のですが、これは完全にパッシブ機材だったので難しく考えずに買ってしまいました。

ポイント2: 壁の中を通る配線

配線がごちゃごちゃ視界に入ると精神衛生上よろしくないので、アンプのスピーカーケーブルとサラウンドスピーカーのケーブルは壁や巾木の中を通してもらいました。おかげでスッキリ。

ポイント3: マルチカラー間接照明

ここ数年は特に動画を撮ったり配信を行うことが多いので、照明による雰囲気作りを重視したいと思っていたのですが、実際にマルチカラーLEDを入れてもらったところ自分のテンションも上がっていい感じでした。

前々からPhilipsのHue Light Stripを1本持っていたのでアンプの裏に設置したのですが、それも良い仕事をしています。

ポイント4: GLMで補正された5.1/2.1システム

これは前のスタジオからそうでしたが、GENELECのGLMにより遅延、音量、周波数特性が補正されたモニター環境は抜群に定位感が良く聴きやすいです。

普段のステレオのメインスピーカーはPreSonusの同軸スピーカーSceptre S6なのですが、サブウーファーのGENELEC 7350Aにローエンドを支えられてキックやベース、コントラバス、シネマティックパーカッション類もとてもクリアに見通せます。

ポイント5: 若干高くなった天井

実際に計測はしていませんが、前のスタジオと比べて20cmくらい天井が高くなったのではないかと思います。おかげでモニタリングが非常に楽になりました。また、床面積も若干広くなりました。

ポイント6: 117V供給

ノイズカットトランスを購入してクリーンな100Vと117Vを供給できるようになったので、iMacやapollo、マイクプリ、スピーカー、Quad Cortex、Kemper、OXを117Vに変更しました。

ユニバーサル電源のレギュレータの定格はどれも100~240Vなので、117Vを入れておけば多少電気にトラブルが起きて電圧が落ちたとしても定格の範囲内で動作させられるというのが狙いです。精神安定剤、保険の類です。

間違っても117Vを日本仕様のギターアンプに入れてはいけません。定格動作、大事。

ポイント7: キャスター付きギタースタンド&ラック

掃除も模様替えも測定も楽ちん

ギタースタンドは長年K&Mの17525を使っているのですが、なんとキャスターをつけられるようになっていたのでキャスターをつけてみました。僕のは年式が古かったので脚をキャスター取り付け可のものに交換する必要があったのですが、脚の交換にラチェットレンチや星型のトルクレンチが必要という罠がありダイソーとAmazonのお世話になりました。ギタースタンドにキャスターは正義だと思いました。

また、なんだかんだラック機材が増えてきたのでついに人生初の8Uスタジオラックを導入したのですが、このサイズだとキャスター付きのものが見当たらなかったので台車に載せてみました。おかげで背面の配線がとても楽です。何より、裏側をいじる時に「あ〜面倒だな」と思わなくて済むのが良いです。

謝辞

コストとクオリティのバランスを巧みにとってスタジオを設計してくださったアコースティックエンジニアリングの入交さんには本当に感謝しております。入交さんはギタリストなのでこちらのやりたいことを正確に理解して頂けて、とても安心してお願いすることができました。

また完成したスタジオのワイヤリングとスピーカーセットアップを施してくださったONZUの井上さん、本当に音が聴きやすいです。ありがとうございました。

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