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DAWによる音の違い

DAWによって音が変わるという言説はインターネット上でまことしやかに囁かれ続けて久しく先日のiZotopeの配信でもこの点について言及したのですが、本当に音に差が出るか否かについてもう少し深く確認しておきます。

その前にこの記事を読んで気分を害する可能性があるという自覚のある方はこちらの記事を先にご覧ください。

おさらい: 「音が違う」とは何か

上記の記事の中でも論じていますが

  • 測定した際に数値上の違いが現れる

  • その違いを人間の聴覚で判別できる

  • 耳で聴いた時に違う音だと感じる(数値上の差異の有無は問わない)

の3つを切り分けて考えることが重要です。

数値上の違いが現れた時に「違いはある」と思って聞けば判別できないはずの違いを見出してしまいますし、人によっては「なにか違うはずだ」と思って聴いた時に数値上全く同じ2つのオーディオの間に音の差があるという主張をする方もいます。

自分の聴覚に騙されないこと、ではなく、自分の聴覚が騙されやすいと自覚しておくことで冷静な立場を保てるでしょう。

DAWによって音に差が出うる要素

もしDAWによって音に差が出るとしたらどのような理由が考えられるか仮説を立ててみます。個人的にこれが一番大きな要因だと感じているのが

  • DAWによるワークフローの違いによりやりやすい操作とそうでない操作の差が生じ、作業時の集中力や判断能力に差が生じるため

ですが、検証が難しいので検証の容易なものを検証しましょう。検証しやすいのは

  • ミキサーの仕様の違い

  • プラグインフォーマットによる挙動の違い

  • DAW付属エフェクトの音の違い

このあたりです。もう少し検証方法が思い浮かびやすいように言い換えると

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