「竹田の子守唄」-赤い鳥

子守り奉公に出された子供がお盆には親の元へ帰れる。お盆が過ぎたら寒さに向かってまた、子守りが厳しくなるばかり。

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元の歌

こんな泣くぅ子よ 守りしぇと言うたか
泣かぬ子でさい(さえ) 守りゃいやにゃ
どうしたいこーりゃ きーこえたーか
この子よう泣く 守りをばいじる
守りも一日 やせるやら
どうしたいこーりゃ きーこえたーか
来いや来いやと 小間物売りに
来たら見もする 買いもする
どうしたいこーりゃ きーこえたーか
寺の坊んさん 根性が悪い
守り子いなして 門しめる
どうしたいこーりゃ きーこえたーか
久世の大根飯 吉祥(きっちょ)の菜飯
またも竹田のもん葉飯
どうしたいこーりゃ きーこえたーか
盆がきたぁかて 正月がきぃたて
なんぎな親もちゃ うれしない
どうしたいこーりゃ きーこえたーか
はよもいにたい あの在所こえて
むこうにみえるんは 親のうち
どうしたいこーりゃ きーこえたーか

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