見出し画像

SDVX紀行 目標を超えて 後編

初めまして、高橋と申します。
この記事は下記のものの続編となります。
よろしければお目通しください。

SDVX紀行 目標を超えて 前編|あくと (note.com)

前編ではSDVX VIVID WAVEまでの自分の来歴を書きました。
読み返したらめちゃくちゃ見づらい

後編ではSDVX EXCEED GEARに入ってからのことを書こうかと思います。


自己紹介

本筋の話を語る前に前回忘れていたので自分の情報を記載しておきます。
①音ゲー歴 15年 太鼓の達人⇒jubeat⇒Rb⇒SDVX
②SDVX歴 10年 Infinite Infectionより
③得意譜面 認識難つまみ(松戸譜面)、高速物量(Venomous fireflyなど)
④苦手譜面 BPM200以下の鍵盤譜面、物理難つまみ(灼熱など)
⑤その他 PUCなどの集中力を要する作業が苦手
     右利きだが左手の方が器用

EG稼働初期~

前作VIVID WAVEで20.07だった自分のVFは今作で20.251からスタートとなりました。
対象レベルの内訳としては
・18PUC 5曲
・19S 46曲 UCなし
・20S MAYHEM AAA+が2つ
ほどでした。

御覧いただいてわかるかもしれませんが、自分は19がそれなりにできて後は微妙といった内訳でした。器用貧乏寄りですね。
ただこの中でも特に苦手としていたものがあり、それが「18PUC」になります。

数だけでいえば5曲あるのですが、内4曲が偶発的に出たものでしっかり狙ったのは前記事に記載した「PANIC HOLIC GRV」だけとなります。これも出すのに50分ほどかかっているので得意とは口が裂けても言えません…

少し話が変わるのですが、SDVXがEGになりプレイに影響が出た変更点が2つありました。
1つ目は判定の幅が広がったことです。
元々このゲームの判定は33m/sでしたが、EGに入り約41m/sへ拡大されました。

2つ目はVM登場による鍵盤とつまみの打感(?)が変わったことです。
旧筐体よりもボタンが押しやすくなったり、つまみが引っかかるようなこともなくなりました。

上述した点から、以前よりも格段にPUCが出しやすい環境へと変化していきました。
実際にEGが稼働してから自分と似たような実力帯の方々が18PUCを出していくのを当時のTwitter(現:X)で目の当たりにしていました。

しかし自分はPUCが苦手という特性上、この恩恵に預かることができませんでした。
19SでもVFは伸びず、20は苦手なので伸びない。
ここから自分の心はネガティブな方面にだんだんと寄っていき

「病的にVFにこだわる」ようになりました。

これが向こう3年間、様々な場面で自分の首を絞めることにつながりました。
相談など上手くできていればもう少しやりようがあったのかな、と今思い返してみて感じます。

稼働前期~

この時はとりあえず「VFにつながることは何でもやろう」
そう考えていました。
この時に始めたことは3つあります。

①13から16をPUC埋め
友人にオススメされた練習方法です。単純にPUCに対する免疫をつけることもできましたし、今まで知らなかった曲を知ることができて個人的にはいい練習になってくれたと思います。
15だけは未だに全部終わってません。Яe:son D'être赤ほんま許さんからな

②18の平均を上げていく
前編の記事でも記載した18の995埋めをより伸ばしていく練習方法です。
偶発的なPUCが出ることもありますし、狙い目の曲が見つかることもあります。また高めのスコアが出た曲を保持しておくことで「行き詰ったらこの曲終わらせればいいか~」という精神的な余裕にもつながります。

③19のSを増やす。
これは単純にSを揃えていく達成感のためにやっていました。
特に昔できなかった曲がSに乗ると成長を感じられるため、モチベーションアップにもつながります。運よくUCが取れることもあります。(自分はなかったですが)

これを重点的1年ぐらいやっていたのが稼働初期です。
結果として
①13,14をすべてPUCできた。15,16はできなかった。
②18の平均が9951000⇒9980000になった。
③19の未Sが10ぐらいまで減った。
という形になりました。

この時の自分の実力の状況は
・VF20.251⇒20.400
・18PUC 5曲⇒18曲ぐらい
・19初UCが出た。(BAYONEX←??)

となったため、劇的ではないですが改善が見られた形となります。

あとこの時に絶対にやらない方がよかったと思う事があります。
それは「他の人と比べる」という事です。
これにより、少しずつ伸びているという事実に目が向けられず
”自分ができていることなど他の人でもできる”という卑下の思考回路が巡り、モチベーションや自己肯定感を削る形となってしまいます。
正直、SNSを離れる ということも重要な選択肢の1つであると思います。

稼働中期~

この頃から先述の練習の甲斐あってか、18PUCがすぐに出るようになりました。
全体的な伸びも良く、満遍なく地力が上がっていました。

正直するすると行ったので覚えていないことが多いのですが、
・VF20.400⇒20.815
・18平均が9988000あたりまで伸びる
・18PUCが40曲ぐらい
・20Sが3つぐらい増える(計5曲)
などありました。

ただVF値41.5が下限となったため、19と20でしか伸ばせなくなりました。
ここからが本当の地獄だ…

この時対策としてやっていたことが2つ加わりました。

①17のPUCを増やす。
これもPUCに免疫をつけるための対策です。
あと単純に17PUCが40曲ぐらいしかなかったので増やしたかったのもあります。

②16のPUCを全曲埋める。
①と同じです。この時には残り20も切っていたので取り掛かることにしました。

結果としては
①17PUC 40曲⇒200曲
②16PUC 全てPUC!
といった結果になりました。
特に後者はPUC苦手な自分でもやれる、ということが証明できて嬉しかったですね。斑鳩は18、松戸ジェネシスは19 です。

またこのあたりからインペリアルⅡ、つまりVF21.000を強く意識するようになります。
ずっと手の届かないものだと思ってたものが届きそうになると俄然モチベーションが上がります。

そしてもう一つ重大なことがこの時起きていました。
鍵盤を打つときに左手の小指が台に当たって、押し損ねることがこの頃から多発するようになっていました。
前編で書いた良くない兆候というのは、これのことを指します。
特にA⇒BやB⇒Aなど基本の動きにかなり支障が出ていました。
なのでLegenD. EXHの最初の方にあるBT同時押しラッシュなどはかなり安定感がなくなってました。

これは何なのか?
結論から言えば、”局所性ジストニア”だと病院の先生が仰っていました。
このジストニアのせいで動きが悪くなり、うまくプレイできないことが今も継続して続いています。(何なら悪化している可能性もある。)

実はこの違和感を感じてから、病院に行くまでに自分は5年放置していた形となります。
「多少やりづらいけど大丈夫だろう」という気持ちがあったのだと思います。
はっきり言って何かあってからでは取り返しはつきません。
違和感を感じた時点で病院に行く、休む など自主的にしないと音ゲー自体できなくなる可能性もあります。
ジストニアでTwitter検索などしてみると症例が書いてあったりすると思うので一度調べてみてください。

自分も早いところ病院へ行き、投薬などで緩和させればもっと早くインペリアルⅡに行けていたかもしれません。

稼働後期~

このあたりはスコア狙いの副産物である19UCと20SでVFを伸ばしていました。
また上述の練習も継続していて
①18平均が9990000
②18PUCが70曲
③17PUCが500曲
④20Sが計8曲
⑤VF20.815⇒VF20.857
など伸びていました。

ただやはり順調にはいかないものでこのあたりを境にまた伸びなくなります。

この時にやっていたことは2つあります。

①譜面の確認
俗に言う座学というものです。
上位帯の譜面は1つが崩れるとまとめて崩れるパターンが多いです。
したがってその取っ掛かりとなる部分について譜面を確認します。
また実際に譜面画像を手元に置いてプレイし、ミスしたところを確認しながら詰めていくことも意識しました。
物理的に難しい配置でなければこういった確認作業は確実にいい方に響くと思います。

②体のメンテナンス
19や20は疲れます。日常生活では到底使わないような指の動かし方をするためです。
そのような高負荷の作業をした後ですから、ケアは少しでもした方がいいと感じました。
自分が行っていたのは銭湯や風呂で湯舟にゆっくり浸かる、サロンパスなど服用する、ノンレム睡眠になりやすいように6時間~7時間半は睡眠するようにする。などしていました。(生活リズムを崩さないことを心掛ける。眠りが深い状態になるよう場合によってはランニングなどの運動もしました。)
あとマッサージや整体に行くのも効果があると思います。
自分の体の癖は自分ではわからない部分も多いので、プロにて見てもらうと良い発見につながります。

自分も睡眠時によくない癖があることが指摘により判明し、寝方を変えた途端に調子が良くなったということがここ半年以内にありました。

あとプレイ前には必ず下記のストレッチを取り入れていました。

【ゲーマー必読!】指・手・手首用エクササイズ&ストレッチ | ビデオゲーム | レッドブル 準備運動 リモート (redbull.com)

これに加えて、ラムネやガムなど集中力が高まる食べ物やエナジードリンクを服用していました。ただプレイ前に満腹状態にならないように注意

自分は年齢が若くないのでここまでしてやっと本調子になるかどうか、という状態でした。

またこの時に持っていた方がよかったなと思ったマインドセットがあります。
調子が悪いと確実に言える日はすぐに撤退する。」ということです。
直球に言ってしまうと、調子が悪い日にプレイして得られるものはストレスと多少の成果/癖だけです。こういう日は早く帰って休み、次の日の自分に託す方がメンタルの維持にもつながると思いました。
休みがもったいない、と思ったら自分は全くできませんでした。

これを繰り返し日々取り組んでいくことでようやく少しずつ伸びるといった状態が続いていました。正直ジリ貧のようにも思えるのでこの時はだいぶ焦っていて余裕がなかったように思います。

初めての19PUC

少しずつ伸び、VFは20.898まで伸びましたが
ほとんとが19UCであったため、イマイチといった日が続いていました。
そんな中、アリーナ解禁で懐かしい「End to End」と「Empire of flame」に追加譜面が出るという告知がありました。
正直、元の譜面があればなので嫌な予感がしましたが
実際にプレイしてみると自分の得意傾向だったため、伸ばしてみるかと意気込み数十分プレイしたところ

いただきました。

出ました。
めちゃくちゃ喜びました。
この時ほどPUC埋めをしていてよかったと思う瞬間はなかったです。
口から心臓が出てきそうでした。

ただここからもしばらく停滞期が続くため、やはり簡単にはいきません。

現在/打開の一手

先ほどのEmpireのリザルトが2023年7月ですがここから1年経ち
VFは20.945までしか伸びていませんでした。
実は19PUCもしくは20Sが2つ出れば理論上、インペリアルⅡに行けると確定していたのでこの時は「早く終わってほしい」の感情が強かったです。

そのような状況でようやく2つ目のPUCが出ます。

ありがとうKAC2015コンテスト

決まりました。
この一手のおかげで19UCを何十曲かつけるだけでインペリアルⅡになることがわかりました。

この日はゆっくりと休んで別の日に備えることにしました。

目標達成!

このあと19UCを10曲ほどつけ、20.992まで来ました。
ただここで1つの考えが思い浮かびました。
「決めたい曲でちゃんと決めた方が後悔しないのでは?」
ここに来て妥協をしたくないという思考が走り、急遽別の方法で到達を目指すことにしました。
候補としては
①voltississiomo を9977325↑UC取る
②QQをUCする
③HE4VEN ~天国へようこそ~をS
の3つでした。この3つは自分がこのゲームの19以上でとりわけ好きな楽曲です。
本当はvoltississimo PUCを取りたかったのですが、そんな実力は毛ほどもありません。
この中で現実的かつチャンレンジしたいと思ったのが③のHE4VEN Sです。
FIN4LEよりもスコアが低く、985しかなかったですがやりたいと思ったのでやりました。
40分ほど譜面とにらめっこしながら今まで一番集中したかと思います。

勇なき己は、陸の彼方に置いてきた!←これ好き

やりました。
3年間、いろいろと悩みながら試行錯誤して
色々な人に迷惑をかけながらも走り切りました。

SDVXありがとう。

以上が自分のボルテ歴を振り返ってのnoteになります。

最後に

自分がこのnoteを書こうと思ったきっかけは
同じように悩んでいる方に何か参考になればなと思いからです。

クリムゾンを目指しているが18のSが出ない
インペリアルを目指しているが19のSが出ない
など色々個々の状況があると思います。

でも必ずこれをしたい!っていう明確な目標があれば
絶対に伸びます。

始めたての時にGott EXHを922でクリア落ちしてた自分が”上手くなりたい”という一心でここまで来ました。

長くなりましたがご覧いただきありがとうございます。
聞きたいことなどあれば、Twitter(現;X)でリプライなどいただければと思います。

それでは!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?