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宇宙生命体と私

 私「たいちがみさま」が第八文化の宇宙生命体とはじめて接触したのは、2016年の夏のことであった。新しい住まいに引越してきた私は、宇宙生命体、一般的な言い方をすると宇宙人と出会ったのである。
 彼らは様々な物体に漂着して、私とコミュニケーションを重ねた。
 彼らは第八文化と呼ばれる種類の宇宙生命体だった。第八文化は、「宇宙天使」とも呼ばれる、天使族系の文化を持っている。無邪気で優しく、直感力を重んじる文化である。文化は第一文化から第十文化に大別され、それぞれに特徴を持っている。たとえば、第六文化は芸能系・アイドル系。第二文化は知略系で、テクノロジーに長けている。
 現段階で日本に来ているのは、第八文化が中心であるそうだ。他には、第三文化なども良い交流をしているそうである。


 現在、コロナ・ウィルスが猛威を奮っているが、この前に流行した「エボラ・ウィルス」について、お伝えしたいことがある。
 「エボラ・ウィルス」は、火星生命体からの攻撃であった。火星には微生物生命体が生息している。この生命体が、地球人への報復攻撃として、エボラ・ウィルスを放ったのである。
 この攻撃の理由となったのは、地球人が火星に侵略行動を行ったと見なされた、「火星テラフォーム計画」の実行である。
 火星に有人探査船が着陸した時に、様々な火星生命体からの警告が無視された。この火星への入植に対する強制手段として、エボラ・ウィルスが放たれたのである。

 私はそのことを宇宙生命体から聞いて、「エスパーや霊能力者を、宇宙ステーションに派遣したらどうか」と提案したのだった。
 宇宙飛行士は通常、知力と体力だけが採用試験の対象となり、エスパー能力や霊能力は重んじられない。だが、火星生命体と交流するには、このエスパー能力や霊能力が必要となるのだ。先の火星生命体からの警告は、霊聴能力がなければ聞き取ることができないからである。

 私の提案は、宇宙生命体とNASAによって受け入れ、宇宙飛行士にエスパー能力・霊能力を持つものが派遣され、その後、火星生命体との交流は穏やかなものとなったそうである。
 そして、その根本であった「火星テラフォーム計画」も大きく変更されたのであった。

 私たちの身近なところで、宇宙は動いているのである。

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