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大丸別荘の会見は、広報的に見て何がまずかったのか。

九州は、温泉が多いイメージがあると思いますが、唯一、福岡が弱いのがこの温泉。
大分、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島。
どの県にも、全国的に知られた名湯があるなか、福岡はないわけではないけどなぁ。
というところ、メディアの行政担当時代に企画しようとしては悩んだポイントであります。
(オール九州で観光情報をまとめた特別号、みたいな広告企画を髪を振り乱しながら作っていました)

そんななかでも、いくつかある県内の温泉の一つが、二日市温泉なんですね。

─ 二日市温泉とは ─
万葉集にも歌われた悠久の歴史を持つ二日市温泉。泉質はアルカリ単純ラジウム泉で、高温にしてラドンを多く含むお湯は、硫黄の香りが心地よく、しっとりとしていて「美肌の湯」として定評があります。古来より絶えることなく、とうとうと湧き出る素晴らしいお湯にゆったりとつかって、心と体の芯まで暖まる至福のひとときをお過ごしください。

筑紫野市観光協会公式ホームページ

ですので、先週の大丸別荘のレジオネラ菌問題は正直びっくりしました。
(ちなみに百貨店の大丸とは関係ないので念のため)
きっと内部告発だよなぁと思いながらも、経営的に厳しくてやむなくしたのか、危機管理の意識がないのか、もっと最悪な実態か…。

湯交換「年2回」
驚きの記者会見、詳報をアップしました。
■水質はいいだろうという気持ち
■大した菌ではないという先入観あった
■従業員から問題指摘、無視した
■ある程度過ぎたら、退任する
■法令違反の認識もちろんあった
■検査会社には塩素を入れて出した
■自身も大浴場に毎日2、3回入る

西日本新聞me/Facebookページのサマリより

ただひたすらに、思うのは。
広報担当はなぜこんなドラフトで記者会見させたのか、と…。

存じ上げないので勝手なことは言えませんが、しかしもうこの内容、誰の意見にも耳を貸さない状態なのかもしれません。

事実をありのままに話せばいいという話ではなく、ちょっとふてくされた印象さえ受けてしまうので、会見前の準備はもう少し考えるべきだったように思いますが、実際どうだったのかな…。

こういう場合に怖いのは、会見の現場にいるメディアの人の印象というバイアスのかかった「テキストニュース」しか読まない人もいますし、そのテキストニュースをもとに、このように「所感」や「意見」が書き込まれたSNSしか見ない人もいます。
つまり、現場での印象でほぼすべての編集方針が決定づけられてしまうんですね。

もちろん、夕方のテレビニュースで社長が喋っている様子を見る人もいるとは思いますが、正直、この問題にビジネスの目線で注目している多くの人は、テレビコンテンツだけで終始しません。むしろ新聞読んでます、いまだに。
だからこそ、会見の印象が、ほんとにめちゃくちゃ大事だったんだよぉ…。

温泉だけに、
覆水盆に返らず。

ある意味、個人的には「最悪」のパターンだったという感想まで…。

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