いつもそばにコーヒーがあった。・3
街とコーヒー
1999年末、再上京した街は下北沢。
仕事の関係で師事することとなる、とある人の事務所と自宅の近くへ - と云うことで結果としてたまたま選ばれた街だった。
その仕事の繋がりで、後々仕事以外で何かとお世話になることとなるある人から、ある日、コーヒーに誘われて行ったのが「聖葡瑠」と云う喫茶店だった。
当時はまだ分煙とかでは無くて、全席喫煙可の店だったけれど、第一印象は「マナーの善い」愛煙家が多い喫茶店 - だった。更に言うと、客同士がつくる - と云うか、醸し出し