改めて、自分が北京に滞在している理由について

皆さん、こんにちは。

佐々木です。

私は2/20~3/19の約一ヶ月弱、中国・北京に滞在しています。

私が今回の滞在でしたいことを、備忘録的に書き残しておきたいと思います。

私が北京に滞在してやりたいことは2つあります。

北京でやりたいこと①

「ヤングケアラーについて、現地学生や留学生100人にインタビューしたい!!」

「ヤングケアラーって何??」
と思った方、1つ前のnoteで書いたので、そちらをチェックしてみてください!!

このヤングケアラーの問題は、イギリスや日本等、主に先進国の問題ですが、これから高齢化が進行するアジアを始めとして広い地域での問題になると考えております。 

これだけ高齢化が進行している日本でもまだまだ調査は進んでおりません。

いわんや他の諸国では全然進んでいないのではないかと考えました。

ネットで調べてみても、日本語検索だとほとんど出てこず、英語検索でも、この問題に先駆的に取り組んでいるイギリスの例がほとんどで、アジアの例はないに等しいのです。

そのため私は現地の学生にインタビューして考察を得たいなと考えました。

「でも、それって別に日本でもできるのでは??」

確かに、日本にはたくさんの留学生がいますので、日本で調査を行うことも可能です。ただ、下記のような理由から、北京に滞在することにしました。

①私自身が、外から客観的に日本の現状を知りたかったから。
②滞在している大学付近に中国の清華大学があり、滞在中に是非行って、話を聞いてみたかったから
③日本に来られない学生にも話を聞いてみたかった。

まず1つ目です。私はこれまで日本で生活してきて、変に日本を持ち上げたり、逆に持ち下げたりしてるSNSやマスコミによって、自分の国をなかなか主観的に考えられなかったように思います。
また、これは私の完全な主観ですが、日本に滞在している留学生=もともと日本に好意的であると思います。
ただでさえ自分の国を客観的に捉えられない私が、日本に好意的な留学生とヤングケアラーの問題を議論してみても、どこか偏った結論に到達してしまうのではないかと考えました。

2つ目です。私は現在北京語言大学というところに滞在しているのですが、その大学と清華大学までの距離が徒歩圏内と、とても近いところにあります。
英語も中国語もまともに話せず、学力的にも及ばない私にとって、清華大学の留学は断念せざるを得ませんでしたが、それでも滞在中の後半で是非行って学生と交流してみたいと思い、清華大学から近い大学を選びました。

3つ目は、日本になかなか来られない層にも話を聞いてみたかったからです。日本への留学は、アフリカやその他発展途上に住む人々にとって費用の面から断念せざるを得ないことが多いようです。

一方で、中国は隣国したアジアや、ヨーロッパの広い地域やまたアフリカなどで奨学金を与えて中国語を学ばせています。
私が今いる大学にも奨学金を与えられて中国語を学んでいる学生がとても多いです。私が話した留学生の中には、アフガニスタンからの学生や、アフリカの貧しい国出身の学生もいました。

ヤングケアラーの問題は、先進国だけの問題ではもちろんなく、各国の置かれた状況によってその問題は非常に様々です。

例えば、私が話を聞いた中で、アフリカではエイズの蔓延によって両親を失い、自分で食物を育てなければならない状況に陥っていたり、アフガニスタンではタリバンの進行で両親をなくし、比較的大きな子供が、幼い他の子供の面倒を見ているケースもあるようです。

こういったことからも、ひとことヤングケアラーと言ってもその様態は非常にバリエーションがあります。日本に来られないような貧しい国の実情も知ることができるかもしれないと考えました。

北京でやりたいこと②

     「北京の発展の様子を自分で見てみたい」

滞在のもう一つの目的として、北京の発展の様子を自分で見てみたかったという単純な目的もあります。

21世紀はアジアの時代と言われます。

そんな「アジアの時代」の象徴的な国が中国だと思います。アジアの国のなかで、アメリカやヨーロッパとまともにやりあえる国の1つも中国だと思います。
滞在中は、北京の様々な場所を回ってみたいなと思います。

※今回の中国滞在の一番の目的は、語学力の向上ではありません。(目的の1つではありますが)
1ヶ月の滞在で中国語の学習に当てるのはあまり効率的ではありませんし、語学自体の習得は日本でも行うことができます。

この調査は、英語を話せる人は英語を使用してインタビューを行い、中国語についてはgoogle翻訳等を使用して行いたいと考えております。

なんとか北京語言大学で100人以上にインタビューを行い、ある程度自信がついたところで場所を清華大学に変えて更に話を聞いてみたいなと考えております。

現在20人ほどの人たちに話を聞いております。なんとか目標の人数は超えたいと思います!!

それではまた!!


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