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キーエンス年収1000万に対して思うこと

今日何気なくネットニュースを見ていたら、下記ニュースが目に入りました。

やっぱり高給のキーエンス、20代後半で年収900万円も 「年に4回のボーナス、額も大きい」 精密機器業界の年収ランキング https://news.careerconnection.jp/?p=60191 @キャリコネニュースさんから

キーエンスの20代後半の年収が約1000万ということですが、こういうニュースみていつも疑問に感じるのですが、より早く、より確実にお金持ちになるには、独立して、税金払わない仕組みを構築することが真っ先に大事になるのではないでしょうか?

たとえば、自営業者で年収が1000万円だった場合、国民年金と健康保険の支払いをしたとしても合法的にほぼ全部を可処分所得にすることが可能ですが、サラリーマンは年収が1000万円でも、税と社会保障を引かれて手取りは750万円ほど。
お互いの年間の支出を400万円として、年間の残金を計算すると、

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自営業者   年収1000万-支出400万-税負担実質0円= 600万円
サラリーマン 年収1000万- 支出400万-税負担250万  = 350万円
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これを全額投資に回して、利率3%で回した場合、

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350万(サラリーマン)→1億にするまで約23年
600万(自営業者)→  1億にするまで約14年
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単純計算ですが、独立したほうが10年早く経済的な独立を果たすことができます。
基本的に資産運用は、資金をたくさん持っている方に有利に働くので、早く1億円の資産を構築できた人は、この資本主義の世界においては、加速度的にお金持ちになれます。

独立して稼ぐのも大変であるのはもちろんなのですが、キーエンスとか入れるくらい優秀(私は無理)で営業成績も抜群な人だったら、キーエンス内部の熾烈な出世競争で神経をすり減らすより、自分で事業起こしたほうが、よほど楽だと思ってしまうのです。
あと、ここも一部誤解している人が多い印象なのですが、キーエンスだったり、外コンで1000万プレイヤーの人は、楽して1000万貰っているわけではなく、その殆どが、体が壊れるくらい働いて価値を出してその対価としての給料を貰っているわけで、だからそういうところに入れたからって全然上がりじゃないし、また逆に大企業で待遇よくはたらけてる人も、それに甘んじて20代で全く勉強しなかったり、どんぶり勘定で支出を増やしすぎると、守るものが増える30代後半で大変な思いをすることになるのではないでしょうか。
また、多くの就活生が憧れる大企業、そのトップである上場企業のサラリーマン社長の年収は3000万円、そのうち税金で1200万円ほど持ってかれるとして、手取り年収2000万円だとすると、熾烈な出世競争で、30代から50代を全て投げ出して働いて、会社の不祥事にはすべて責任を取らされ、社会的にまずいことをすれば、マスコミに大騒ぎで掻き立てられ、とてもストレスがかかる立場であるにもかかわらず、独立した人と年収が2倍しか変わらない(独立した方は努力次第で更に資産を増やすことも可能)、正直独立を選択して、税控除の待遇を受けながら、無理せず働きたいという人がこれから増えてくるのではないかと思います。

サラリーマンが年収に関して、かっこつけたい場合は税控除前、自分を卑下したい場合は税控除後を言うのがお決まりですが、そんなことをせずとも、自分でマイクロ法人作るとか、副業OKな会社に転職してITスキルを身につけるとか、支出を減らして、投資額を増やすなど、資産を増やすやり方はたくさんあります。

、、、と、つらつらいろいろと書いてきましたが、
そもそもなんでこんなことを書こう思ったかと言うと、"大企業の年収が高い"という中学生でも知ってるような事実だけを切り取ってネットに流し(このネット記事に限らず)、その背景について説明しないせいで、真面目な大学生たちが、大手に受かるために必死でSPIという私からしたら正直意味不明なものを勉強するのに時間を割いたり、志望してた会社に落ちて自殺する就活生が年間で150人(!)いるという事実があるからです。

ただ、先述したとおり、大企業、有名企業に就職する、だけが高収入を得る方法ではなく、サラリーマンとして生きるにしても、転職が当たり前の世界になってきているこの世の中では、はじめの一歩でどれだけ良い会社、良い上司に恵まれたとしても、転職した際の転職先とその上司、そのまた転職先...と移り変わる過程で、すべてうまくコントロールするのは不可能です。

また、1990年の世界時価総額ランキング上位30の2/3が日本企業だったことを考えると、今就職先で絶大な人気を誇るどんな企業だって10年後にどうなるかは、全く予測できないのです。

            (↑有名な表より抜粋)

結論何が言いたいかと言うと、資産形成は、

資産形成 =   (収入-支出) +   (資産×利回り)

で決まり、資産を形成する方法は1つではないこと、自分で勉強すれば、コントロールできることも多いこと、ずっと成功者でいられることはほぼないことを言いたかったです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

2018年9月29日 

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