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雑記 16・01・2024


https://www.weforum.org/events/world-economic-forum-annual-meeting-2024/


前回の雑記でちょっとDavos2024に触れたので、そのついでにと思い少し雑感。

パタリロなんかに出てきそうな悪の黒幕として定着したシュワブおじさんはともかくとして、相変わらず育ちが良すぎて浮世離れも甚だしいウルスラ・ポン・デ・ライオン女史のまるきり現実とは逆をゆくナラティブも徐々に通用しなくなってきた感が。
それに何より、この白々しいスピーチに対しても、お前らこそがミス・ディスインフォメーションの根源だろうが、とツッコむ人も随分と増えたように思う。

https://www3.weforum.org/docs/WEF_Future_of_Growth_Report_2024.pdf

レポートに目を通すだけでも1日以上かかりそうなので、別に仕事でもないならお気に入りのエコノミストなんかのサマリー動画をチェックすれば十分だろう。

それにしても…莫大な投資をして後に引けないウクライナ関連のなり振り構わぬ嘘八百と戦争継続の需要はともかくとして、ただの権威主義・全体・集産主義カルト集団でないならば、どうして・そもそも何のためにWEFがずっと陰謀じみたアジェンダをプッシュし続けてるんだろう、と、誰しも疑問を抱いた事があるだろうけれども、まぁ経済は守備範囲外なので適当な事しか言えないが、個人的に思っているのは、割とシンプルに、成長ベースの経済が明らかに持続不可能(自分達を頂点として)となって来ているから、例えばCO2排出権のような…まるっきり詐欺まがいのでっち上げにも関わらずいつの間にか世界が受け入れざるを得なくなっている(かつEUバジェットの重要な柱でもある)巨大なマーケットなり、成長の’’クオリティ’’なる概念を導入したり、あれやこれやと必死なんだろうなと。
ただそれらを実行する為の絶対条件として、自分らがモラル・オーソリティである事が必要不可欠となる。特にEUにおいてはモラル・オーソリティであること自体が最大の輸出品目でもあるし、それに群がる理由はEU外の皆にもいくらでもある。したがって情報のコントロール・ナラティブの維持・強制が急務かつ最優先事項なのは明らか。今回のDavos2024で強調されるミス・ディスインフォメーションの規制・コントロールと’’信頼の再建’’にもそれが見て取れる。

ただこの数年、もう嘘もハッタリもたくさんだと、声なき大衆がとうとう声をあげ始めた。至る所で反発が表面化しているし、全てを極右のレイシストだとレッテル貼りして片付ける手法も、多くの人々に通用しなくなって来た。
そもそも虐げられてついにキレた農家のおっちゃんオバちゃんらのデモが、何で極右のレイシスト達なんだと誰しもが疑問を抱くようになった。いい傾向だと思う。

ますます目が離せない時勢となって来た。
わたくしの世代の日本人ならば、まさに2000年前後の日本の状況……権威主義とポストモダン言葉遊びの台頭を欧米で再現しているようで、あまりのビックリデジャヴっぷりに、かつて歩んだ道だと苦笑いするところだろうけれども、何事も極端に事が運ぶ欧米の事だから、下手をすると行くところまで行ってしまう可能性だって大いにある。
長く住む身としては、あんまり笑い事でも無かったり。
ええぃ、めんどうな。



余談ながら’’信頼の再建’’がテーマのDavos2024。
開催地ではその名に恥じず、エスコートサービス(要するに娼婦ね)が期間中フルに予約満了満員御礼。実に多岐に渡る信頼を、手取り足取り腰取り再建している模様。
ええぃ、わたくしに依頼してくれたらば、それはもう連日ちぎっては投げちぎっては投げの活躍で不動の信頼を……

…ともあれ、今日はここらでおしまいに。
さようなら


追記:::たぶん一番盛り上がったであろうハビエル氏のパート。
明らかにWEFと敵対するハビエル氏、この絶妙に張り詰めた空気感と容赦ないド正論は一見の価値ありだった。実に的を得ている。
ちょっと面白いので貼って置く。



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