マガジンのカバー画像

美術大学で現代美術を学んだ僕が何故、小説を書いたか。

4
小説を公開する前の前書き。 最初から小説を書こうなんて思ってもいなかったけど 個展の最終日、見知らぬバックパッカーが現れ、 僕の人生を変えてしまった。 その一言に出会えなかった…
運営しているクリエイター

#現代美術

美術大学で現代美術を学んだ僕が何故、小説を書いたか③

小説を公開する前の前書き③ それからの僕は、個展の最終日に見知らぬバックパッカーに言われた一言が頭から離れない毎日を過ごしていた。 「絵はともかく、文章がいいね」 文章か…。 僕にとって文章は自分と向き合う為の手段であって、誰かに向けて書くためのものではない。 絵を描く時の下書きや構想を書き留めるためのエスキースだって、本来誰かに見せるために描くわけじゃない、 はず。 僕はその時、大竹伸朗をふと思い出していた。 僕が多大に影響を受けた唯一の画家だ。 大竹さんのコラ