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傷つける方法

やっぱり。。。やっぱり私達、合わないね。

本当のあなたを見ようとしなかったのは、私

心のどこかで、あなたを避けていた
何とかなると、タカを括ってた
でも、もうダメみたい。。
だって、あなたを傷つける事に、もう私耐えられない
どうして 潔く傷ついてくれないの?
切れ目を入れても、ちっとも皮が離れない 
一口大の大きさになんて、夢のまた夢
あんなに大きな愛情で私を包んでくれてたくせに、実際の愛情なんて、  ほんのこれっぽっち。

これじゃ足りない、圧倒的に足りないの
量が足りない 美味しさも足りない
だから嫌だって言ったの 油で揚げるなんてことは
1センチばかりフライパンにひいてみたけど、
かれこれ、もう7,8分近く、揚げ焼きとやらを試してみているけど、
何故、色が悪いの?
何故、ジメジメしているの?
もっと、さっぱり、カラッと揚がるはずじゃないの?
半日あなたを常温で放置していたから?ねぇ、もしかして腐っちゃったの?
そもそも、フライパンの中にある、これは、水なの油なの水なの油なの?

だから言ったのに。。無理しちゃいけないって
仕事から疲れて帰って、この惨状


どうして、最低限の役割をこなしてくれないの?
油を吸収するって言ったじゃない!
キッチンペーパー、あなた、そういう役回りのはずでしょ?
だから、わざわざ、ティッシュでなくあなたを選んだのに
何故、肉にくっつくの?
せっかくのから揚げが、べちょべちょじゃない!
味もボヤっとしてるし、かれこれ1時間、キッチンで格闘しているのよ
これを、どうやって家族に食べさせろと言うの。。

わかったわ
私には胡椒がある 粉チーズがある
それをふりかけて、ごまかすしかないわ
下にキャベツの千切りをしけば、肉の臭みもわからないわ

もう、こりごり。。
あなたには手を焼かされたわ
傷つけても、傷つけても、一口大になってくれなかった
私は二度と、あなたとは手を結ばない

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