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◆褒めること◆

部下を褒めて伸ばすのか
叱って伸ばすのか

悩まれている上席の方々が
多いと思います。

難しいとこだと思います

この前
友人から相談をうけました。

会社の風土的に
上司から詰められることが
多いとのことなんですが

・とにかく叱られる、詰められる
・言葉に愛がなく感じる
・降格ばかり示唆される
・あまり褒められたことがない

ってな感じだそうです。

詰められるのは仕方ないと
認識しているようなんですが

こういう上司で、こんな風土だと
自分もそうなっているのではないか?
同じことを部下にしているのではないか?

自分はどうあるべきなのか?
悩んでいるようです。

まず
僕が伝えてあげたのは

褒めるべきか
叱るべきかについては

数々の科学的研究によって
はっきりとした答えが出ています。

人の能力を伸ばすためには
間違いなく褒めるのが効果的です。


褒められることによって

人はやる気を出し
挑戦的になり
粘り強さを発揮します。

昔、海外で3つのクラスに対して

下記のような
異なる対応をした実験がありました。

(1)点数に関係なく、できたところを褒める「称賛クラス」
(2)点数に関係なく、できなかったところを叱る「叱責クラス」
(3)称賛も叱責もせず何も言わない「放任クラス」

称賛クラスは
5日連続で成績アップ

叱責クラスは
3日目まで成績が上がりその後悪化

放任クラスは
大きな変化がなかった

という結果が出たのです。

この実験により
「人は褒められた方が成長できる」
という定説が広まったようです。

あくまでも定説ですけど。

今のご時世ですと
褒める方がより生きる気がします。

ちなみに

人の「やる気」は
上記の表のように
2つのモチベーションに左右されると思っています。

外的モチベーションは
短期的な効果があり

内的モチベーションは
持続的な効果があります。


その内的モチベーションを育むには
褒めることが有効です

人は褒められると
「自分の行動が結果につながった」
という認識を持ちます。


この認識が
内的モチベーションの向上を促し
夢中になった状態につながっていくのです。

社内でも
「褒めること」を活用して

従業員が仕事に
夢中になれる状態を
つくれれば良いと思います。


また、褒めてくれた相手に
何かお返しをしたいと思う

「好意の返報性」という心理作用が
仕事メンバーとの関係をポジティブなものにしてくれます。

職場においては
叱るよりも褒めるほうが有効だと思います。


もちろん
褒めるではダメですよね。

褒め方もルールがありますし
適度な叱りも必要です。

こんど時間ある時に
アウトプットしてみたいと思います。



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