日本愛溢れる映像世界で描かれた少年の勇姿に胸打つ【KUBO/クボ二本の弦の秘密】

2020年8月11日 20:38

車椅子の映画・海外ドラマレビュアー Norikoです。
今回は、三味線の音色で折り紙に命を吹き込む少年が主人公のストップモーションアニメ映画『KUBO/クボ二本の弦の秘密』をご紹介します。

本作は、アニメ映画『コララインとボタンの魔女 3D』『ミッシング・リンク　英国紳士と秘密の相棒』のスタジオライカが手掛け、映画『バンブルビー』のトラヴィス・ナイトが監督

本作は、アカデミー賞やゴールデングローブ賞などノミネートされた他、アニメーション映画のアカデミー賞と言われているアニー賞を受賞しました。

日本では、東京国際映画祭で上映され、心待ちにしていた筆者の私も同映画祭へ行きました。そして、劇場公開後も何度も映画館へ足を運んだ、お気に入りの作品です。

あらすじ

母と暮らしていた少年のクボは、三味線の音色で折り紙に命を吹き込み、街の人たちを楽しませていた

ある時、クボは何者かに狙われ、助けにやってきた母は力尽き、命を落としてしまう

見どころ

個性豊かでユーモラスなキャラクターに見守られながら、時に無邪気さを見せつつ成長を遂げ、母への思い秘め勇姿見せ力強い言葉を発するクボに胸打たれ、愛情深い人物にホッコリ

独創性・日本愛に溢れた美しい映像世界で描かれる、クボに関わる隠された真実に目が離せない

本物かと見間違えるような新鮮な魚や、命が吹き込まれた折り紙の色彩豊かな映像美に目を奪われる

裏話

アニメーションスーパーバイザーのブラッド・シフ、スタジオ・ライカCOOのブラッド・ヴァルド、プロダクション・コンサルトの後藤太郎が東京国際映画祭に登壇、製作裏話を語った

筆者の私は折り紙に関する質問が出来、様々な製作裏話が伺えて興味深かったです。

３Ｄプリンタで細かいパーツを作り、微妙な表情を動かし撮影を進めていった

製作するにあたり、日本に関する膨大なリサーチをし、黒澤明監督作品や、ファッションデザイナー、イッセイ・ミヤケのプリーツなどを参考にした

ボイスキャスト

アート・パーキンソン『ゲーム・オブ・スローンズ』『カリフォルニア・ダウン』

シャーリーズ・セロン『マッド・マックス　怒りのデス・ロード』『オールド・ガード』

マシュー・マコノヒー『ダラス・バイヤーズクラブ』『トゥルー・ディテクティブ』

ジョージ・タケイ『HEROES／ヒーローズ』『ザ・テラー』

ルーニー・マーラ『キャロル』『ドント・ウォーリー』

ケイリー＝ヒロユキ・タガワ『ロスト・イン・スペース』『高い城の男』

レイフ・ファインズ『イングリッシュ・ペイシェント』『キングスマン: ファースト・エージェント』

ミナエ・ノジ『SAYURI』『ゴースト・オブ・ツシマ』

ケン・タケモト『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』『モアナと伝説の海』

アルファ・タカハシ『パッセンジャー』『ゴースト・オブ・ツシマ』

関連記事

私の執筆一覧記事

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？

日本愛溢れる映像世界で描かれた少年の勇姿に胸打つ【KUBO/クボ 二本の弦の秘密】