2023/12/2 View From The Soyuz レポ
初めてView From The Soyuzのライブに行ったので、軽めにレポを書いてみます。
一応簡単にView From The Soyuzの紹介を。
2021年結成の日本のメタルコアバンドです。近年主流のモダンメタルコアではなく、メロデス+ハードコアという原義に忠実なメタルコアサウンドが特徴です。ギターメロディをしっかりと備えつつ、ブレイクダウンばかりに頼ることなくハードコアを感じさせてくれます。本当にメロデスとハードコアが5:5で混ざっている感じ。ドイツのベテランメタルコアバンドを彷彿とさせるフレーズがちょくちょく出てくるのが、個人的なツボです。
さて、ライブの会場は新宿のNINE SPICES。会場内にロッカーがないことを知らず、入場後に駅のロッカーまで荷物を預けに行ったのでO.A.のSYNDIKATEは見れませんでした…。
駅から会場に戻る途中でKRUELTYのパーカーを着た外国人に声をかけられ、一緒に会場まで行きました。自分がVFTSのTシャツを着てたので声をかけてくれたみたいです。彼はアメリカでKRUELTYのライブを見てハマり、もう一度ライブを見るために日本に来たそうです。最高かよ。
会場に戻って間もなくKRUELTYのライブがスタート。自分は音源を数曲聴いたことがある程度だったんですが、ライブのクオリティは圧倒的でした。ドロドロしたデスメタルサウンドの中に、たまに入ってくるハネるパートがたまらんですね。
KRUELTYが終わるといよいよView From The Soyuzの出番に。チケットはソールドアウトとのことで、フロアはギチギチではないけれどしっかりと埋まっていました。
"Stand Ablaze!!" のかけ声の後、北欧の大地を思わせる雄大なギターメロディが鳴り響き、新譜の一曲目、"Everlasting Confusion" からライブがスタート。そこから"Caligula"、"Sky Burial" とメロデスとハードコアのいいとこ取りの名曲を連発。フロアの熱もどんどん高まっていきました。
ゆるめのmcを挟んで、「速い曲をやる」という宣言のもと、爆走ハードコアナンバー "Comatose State"に突入。これが終わるや否や、間髪入れずに新譜の "Comatose State II" へ。この2連コンボは死ぬて。
その後、数曲やって二度目のmcではライブ情報が解禁されました。来年2/3、渋谷サイクロンにて、なんとチケットフリーでの開催。福岡の叙情ハードコアバンド、universe last a wardとのツーマンとのことで、疲れかけていたフロアが一気に熱を取り戻しました。
ライブ情報解禁の熱にのせて、独特なうねりのあるメロディが鳴り、インスト曲 "Chronostasis" へ。"Caligula" はすでにやっているのでこの次に何がくるのかと思ったら、なんと "Ättestupa" !! この曲は最後にやるものと思っていたので、完全に不意をつかれてあわててイントロリフ全ガロングしました。
三度目のmcでは、バンド結成時のエピソードなどが語られ、しっとりめの雰囲気に。その雰囲気のまま、「ライブでまだ2回くらいしかやってない、エモーショナルな曲がある」という言葉に続いて、ドラムのフィルインから大名曲 "Frozen Black" がスタート。イントロのメロいギターを聴いた瞬間に、思わず胸に手を当ててしまいました。中盤のピアノパートにギターメロディが混ざり、ソロへつながって最後にトレモロになる流れがあまりにも素晴らしい。
その後は新譜の締め曲 "Blackend Sun" へ続き、ラストは "View From The Soyuz" で本編が終了。事前の宣言通り、既存曲が全て演奏されました。
その後、メンバーは捌けることなくもう一曲やる流れになり、協議の末 "Comatose State II" を再びプレイ。アツすぎる締めとなりました。
事前にライブ映像を見ていたのである程度わかってはいたんですが、予想以上にフロアのノリがハードコアでした。自分はメタルのフロアしか体感したことがなかったので、少し心細さがありました笑。ヘドバンする人があんまりいなくて、微妙にノリ切れなかった気もします。それでもライブは素晴らしかったので必ずまた行こうと思います。
それにしてもハードコアの人たちの体力と身体能力がやばい…。途中胴回し回転蹴りみたいなの繰り出してる人いたけど、なんでできるんだ。
個人的には、メロデスオタクにもView From The Soyuzが広まってくれるといいなと思います。まだ聴いたことがないという人は、とりあえず "Frozen Black" を聴いて涙を流しましょう。
Stand Ablaze !!
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