見出し画像

AIRA day13

晴れていた。
家を出ようと玄関に立つと、外は明るかった。
慌てて野村さんに連絡する。
「ヴィクタの屋上で動画撮っていいですか?」
やりましょうという事で機材を持って家を出る。
まずは腹ごしらえからだ。

バスに乗り向かったのはまちなかぶんか小屋。
ぶんか小屋の冬支度、と題したイベントの最中である。


旭川の名店(迷店?)『館』シーフードカレーがお目当てである。
もう何度口にしたか分からないあの言葉が漏れる。
「美味い………」
シーフードと銘打ちつつ肉も入っており魚介と肉の旨みの染み出したルーとご飯を絡めて口に運ぶ。
あぁ、美味い。


食欲を満たしヴィクタへ向かう。
北海道の夕暮れ時は早い。
14:30には日が傾き始める。
いい時間だ。
15時頃到着しセッティングを始める。
街に橙の幕が降りていく良い時間。
楽しみだ。


撮影を終え機材を片付ける。
バスに乗り竹山家へ向かう。
ここで1つ失態を犯す。
バスにカメラ類の入ったポーチを忘れた。
慌ててバス会社に電話をかける。
見つかったら連絡をくれるとの事。
ただ待つしかない。

三脚等々を置いて再び家を出る。
旭川空港に向かうためだ。
三連休を使って旭川に来る彼女を迎えに行くためだ。
無事バスにのり空港に着く。
すると携帯が鳴った。
バス会社からだ。
ポーチが見つかったとの事。
ため息のようなな一息をもらし胸を撫で下ろす。
よかった。
そんなこんなをしているうちに彼女と合流し旭川駅へ向かう。
バスは満員で補助席を出すほどだった。

旭川に着く。
向かうはボーフラだ。
ボーフラで酒を飲み飯を食い楽器を弾き歌を歌った。
突然始まった即興セッションはめちゃくちゃ楽しかった。
セッション漬けだった日々を懐かしく思いつつ久方ぶりの興奮に歓喜した。
きょんが翌日早番という事で日付が変わる前に帰宅した。

しかしである。
帰宅後も晩酌が始まる。
動画を見せ合いつつお酒を飲みすすめる。

結果2:30だか3:00だかまで喋っていた。
この家はなんていい空間なんだろうと思いつつ布団に潜り込んだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?