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2024年第1回INCを振り返って(予選落ち)

第1回予選お疲れ様でした。
反省の意味も込めて予選で使った構築の記事を書き残します。
文字だけなことはあしからず。

PT紹介

ウガツホムラ

陽気 H164 A108 B4 D4 S228
直近で流行し始めたポケモン。
テスト段階でホムラの選出率の高さや置物になりづらさなどを感じ、
採用に至りました。
Sブーストでハバタクカミの上を取り、ヒートスタンプで大ダメージを
狙うことができたり、ホムラが攻撃されないタイミングや威嚇に合わせて
遠吠えで味方を強化してアドバンテージを保ったりと、使ってみてわかる
強さが垣間見えました。
しかし、予選でも選出率こそ高かったものの、素の攻撃力の低さが目立つ
印象に落ち着きました。
折角Sブーストで上を取れているのに、相手を倒せないから縛れない、
イコール味方が動きづらいといった場面が多かったです。
また、ハバタクカミも意地っ張りパオジアンの不意打ち耐えぐらいまで
Bにある程度振った型が主流となっているため、攻撃面で課された役割が
担えてないことが目立ちました。
火炎の守りはパオカイを火傷させたりと使う機会は多かったので、
5枠目としてバークアウトを持てたなら強かったと思います。
余談ですが、Sは最速まで振っている人がほとんどなのか、ホムラミラーは
全てS負けとなっていました。

水オーガポン

意地っ張り H252 B84 S172(最速キラフロル抜き)
主にヘイラッシャ対策として起用。
水ウーラオスに対しても圧となり、この指止まれの存在も大きいため
味方を殴る系のコンボにも選出段階で圧を掛けられます。
一方で今回はこの指止まれではなく、アンコールを採用しました。
理由としては、直近の大会でレジスチルなどの積み技を使うポケモンが
多く見られたり、スタンにガオガエンやゴリランダーなどの猫騙し持ちが
入っていたりと何かと刺さる場面が多かったように見受けられたからです。
攻撃技は2種無いとヘイラッシャに対する役割が持てなくなる可能性もあり
ニードルガードはキラフロルのメテオビームをやり過ごしたりするために
必要な技となるため、今回の技構成となっています。
アンコールの使い勝手は予想通り良く、食べ残し持ちのヘイラッシャが
守るを使ってきた試合はEasyWinできたり、積みポケモンの動きを制限して
試合を有利に運べたりしました。
欠点としては、耐久とSの両立が必要となるため最速にできなかったことで
最速炎オーガポンや化身ランドロスに弱くなった点です。
予想より炎オーガポンと化身ランドロスの数が多く、かなり苦戦しました。

ハバタクカミ

臆病 H20 B108 C124 D4 S252
ガチグマ、ブリジュラス、ヘイラッシャといった厄介なポケモンはDが低く
そのに対して一貫した高火力の技を押し付けられるので採用。
ランクマや海外大会でもトップレベルの使用率となるため、最悪同速勝負が
できる最速で起用しました。
火力は申し分なく、耐久も意地っ張りパオジアンの不意打ち耐えまで振って
動かしやすい調整になったと思います。
滅びの歌はどうしようもないポケモン(鉄壁アーマーガアなど)やドブベトを
対策するために採用しました。
予選では1回だけ立て籠もるヌメルゴンに対して使い、勝利しました。
基本的にハバタクカミ自体に欠点らしいものはなく、守れないのが痛いなぁ
ぐらいの感想しかありませんでした。
ただメガネだからこその火力も良かったので、何が悪いとも言えません。

カイリュー

意地っ張り H204 A252 S52
予選直前で採用した枠。
クレセリアなどの浮いたポケモンで試してましたが、ホムラの選出率が高く
シナジーを持てるポケモンを採用したいと考えて行きつきました。
直近のパオカイはノーマルテラスタルでの採用ばかりだったため、
カイリュー単体でも飛行テラスタルは読まれないだろうという予想。
実際、選出した試合では大体が飛行テラバーストを読まれず勝てました。
あと、やはり神速の使い勝手が良く、悪ウーラオスの襷を潰しておいたり
何かと使用頻度は高かったです。
欠点としては、選出したらテラスタルを必ずカイリューで切らなければ
火力の無いポケモンに成り下がることと、Sを4振り85族に設定しましたが
それ以上にSを振ってるゴリランダーしかいなかったことです。

タケルライコ

控え目 H100 C252 S156
後述になりましたが、今回のエースです。
トリックルームPTには毎回悩まされていますが、今回はリキキリンが
流行っていたため、そこを呼びつつ返り討ちにできる枠となっています。
とは言っても、エレキフィールドを張れるポケモンはボルトロスぐらいしか
有用ではなく、先発で出した時点でバレるとは思っていましたが…
直近の大会で守る持ちリキキリンが優勝していたため、不穏な空気でしたが
一般的には守る採用は少なく、考察した限りでも守るを切りたい気持ちは
十分わかったのでライジングボルトは通ると踏みました。
予想通りリキキリンなどに対してライジングボルトが刺さった試合も
十分ありましたが、後述する理由と、地面タイプがやたら増えたことが
向かい風であまり刺さらない場面も多かったです。
特にディンルーは今までほぼ見なかったのに何度も遭遇して苦戦しました。
その他はこれと言って欠点も無かったため、最も優秀だったポケモンです。

ボルトロス

臆病 H252 C4 S252
唯一エレキフィールドを強く使えるポケモンとして採用。
悪戯心なので怪電波も非常に強く、ハバタクカミなどの特殊アタッカーを
置物にする動きが強かったです。
しかし、問題はホムラ同様に打点が乏しいことと、前述の通り地面が増えて
雷嵐の通りが悪かった点が非常に使いにくさを覚える要因となりました。
追い風か飛行技を使えたら最強格になってたと思います。
隠密マントの可能性はかなり高いと考えていましたが、何故か猫騙しを
受けることが多く仕事ができた場面も目立ちました。
型としては問題なかったですが、環境的に刺さらなかった印象です。

対戦メモ

今回は23戦目にして10敗目を喫してしまったため、練度的にも足りておらず
体力面の疲労も見えたことから撤退の判断としました。
簡易的な勝因、敗因のメモを残しておいたので記載いたします。

1戦目:WolfePT ライジングボルトでリキキリンを破壊してそのまま勝ち
2戦目:ガチキリン ボルトロスが耐えると思って動かしたら落ちて負け
3戦目:ホムラドドゲザン ホムラのS負けが響いてそのまま負け
4戦目:寿司 ヘイラッシャの守るをアンコールして勝ち
5戦目:スタンPT パオにテラス切らせてカイリューで破壊して勝ち
6戦目:雨ブリジュラス 怪電波でテンポを取って勝ち
7戦目:イーユイツツミ S操作してカミのマジカルシャインで勝ち
8戦目:パオカイカミユイ 遠吠えワイドブレイカーで破壊して勝ち
x戦目:イエカシラ 草ポンとランドの並びに負けかけるも切断され無効
9戦目:イエブリ ドドゲザンに積まれはしたものの、勝負所で択勝ち
10戦目:ヒスイヌメルゴン ハバタクカミの滅びの歌で詰めて勝ち
11戦目:ランドトルネ 炎オーガポンと化身ランドロスで詰められて負け
12戦目:キラフロル 噛み合わず負け。ホムラのS負けが痛い
13戦目:寿司 クリアチャーム&毒テラバーストぶっぱされて負け
14戦目:ガチキリン ライジングボルトでリキキリンを破壊して勝ち
15戦目:オオニューラキラフロル 立ち回り勝ち
16戦目:ポリ2ディンルー 相性悪く立ち回りでも負け
17戦目:ボルトライコミラー 怪電波でテンポ取って勝ち
18戦目:ガチキリン(ハバカミトリル) 集中すべき相手を間違えて負け
19戦目:アローセグレイブ 初手択負けでそのまま負け
20戦目:カミイーユイ 怪電波でテンポ取って勝ち
21戦目:スタン ライコにマジカルシャインが急所入って負け
22戦目:エルフニャオニクス? ライジングボルトですべて破壊して勝ち
23戦目:キュウコンツツミ キュウコン吹雪がホムラの急所に入って負け

次回に向けて

タケルライコが単体で十分役割を持てるポケモンと確信を得られました。
また、それぞれの強みを活かせてない構築だったと考えます。
ライコのライジングボルトは確かに強いですが、後ろ2匹とのシナジーが
さほど無いことと、ライコ単体で選出した場合に火力不足になること、
一方で選出率の高かったホムラとシナジーが持てるポケモンが2匹だけと
それぞれ強みはあるもののまとまりは無い感じとなっていました。
次回は6匹で戦えるようなPTを目指して考察を進めようと考えています。

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