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note感想🌟 気になる後輩〜忘れられないkiss|短篇小説
気になる後輩。
気があるのか、ないのか、わからない。
いつもほのめかし。
あなたへ近づこうとして、ためらう何かがあるのかもしれない。
あなたの気持ちを試している?
OKかどうか様子を見ている?
遊ばれてるような…男なら、はっきり言って欲しい。
既婚者を含めた35歳くらいまでのグループだ。夜の街を歩いていても、スーツの着こなしがやっぱり普通のサラリーマンと違い、ひと目でファッション関係者と分かる。この街には、そんな人が多い。見た目はスマートだけれど、仕事を離れると部活のようだ。
華をまとったグループ。
夜の街に溶け込むように輝いている。
仕事のことは忘れて楽しい会食。
愚痴を持ち込むのは野暮ですね。
いつも近くにくる後輩。
この人は〜やっぱり、あなたに気がある!??
(―――何故?
彼女が、いるんでしょう?)
好きなら好きと、言いなさいよ〜〜
睨むように上目遣いで後輩を見ると、ちょっとからかいの混じった笑顔を見せながら、知南と同じ呑み口でグラスをあけた・・・
(間接キス・・・・)
ぼんやり霞んだ頭で、そんな言葉が浮かんだ・・・
あなたは、降参はしていない…
手は出してこない後輩。
あくまでも紳士的で…
気があるように見えるけど、本当はどうなのだろう。
飲んでいた街から後輩の家が、知南の家より離れ過ぎていることも、黙殺しようと思った―――。
うん、親切なだけなんだ。
そう、思うことに、しよう。
また、後輩と知南は、揺るぎ無く見つめ合っていた。
「うん・・・わかった」
知南はそれ以上は何も言えず、何かを諦めたように、そっと俯向いた。
チェックメイト寸前。
この一瞬を、忘れないようにしよう
と思ったのは・・・
もしかしたら、どこかでずっと、
後輩に惹かれていたのかもしれなかった・・・
ハッピーエンドになるのかは、読者の想像にお任せ💞
BRILLIANT_Sさん、ご協力ありがとうございました♫
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